2017年11月16日木曜日

あした農場の日本みつばちのお世話

あした農場に行って、日本みつばちの巣箱の内検と麦わら巻きをやってきた。
巣箱はみつばち部のものと、あした農場の渡辺さんちのものの2箱があって、いずれも順調に冬に向かっている。
渡辺さんちのほうはかなり勢いがあって、先月、採蜜した。
今回の内検でも、勢いは衰えておらず、このまま元気に冬越しをしてくれると思われる。
みつばち部のほうも勢いがないわけではなく、冬越しはたぶん大丈夫だろうと思われる。

みつばちはスズメバチなどとは違って、女王蜂を含む群全体で冬を越す習性があって、そのための貯蜜が必要になる。
冬のあいだも巣箱のなかは一定の温度に保たれ、冬眠しない。
天気のいい日は真冬でも蜜を集めに出かける。
ただ、冬場に花を咲かせる蜜源植物は少なく、そういう花はみつばちにとっては非常に貴重なものとなる。
蜜源が近所にない場合は、人工的に給餌してやる必要が出てくることもあるが、あした農場の2群についていえばその必要はないだろうと思われる。

巣箱のまわりにわらを巻いてやる。
保温してやらなくても乗りきってくれそうだが、少しでもみつばちの負担を軽くしてやれば、春になったときの勢いが違うだろう。

あした農場では麦も作っているので、稲わらよりも保温効果が高いらしい麦わらをいただいて、巣箱に巻いた。
このまま無事に冬越しして、春には女王蜂がたくさん卵を産んで、働き蜂がどんどん蜜と花粉を集めてきて、幼虫を育て、さなぎから成虫へとどんどん羽化していくことを期待したい。
すると雄蜂も生まれはじめ、女王蜂を育てるための王台が作られ、新女王が誕生したら旧女王は巣箱のなかの働き蜂を半分くらい引き連れて、巣分け(分封)のために出ていく。
新女王は結婚飛行を繰り返し、あたらしい群を育てていく。

みつばちの精緻な生態は本当に驚くばかりで、興味がつきない。
年内か年明けあたりに、報告会をかねてひさしぶりに BEE’s Cafe を開催したいと思っている。
興味のある方は仲間にどうぞ。