2015年10月17日土曜日

終了:10月の親密な関係の勉強会

昨夜は「親密な関係における共感的コミュニケーション」の勉強会を東京世田谷の〈羽根木の家〉でおこなった。
直前まで2、3名の参加申し込みだったので、少人数での開催になると思っていたのだが、当日になって急に何人かの申し込みがはいってきて、キャンセルが出たりもしたのだが、結局全員で8名の勉強会となった。
それでも定員までには余裕があったので、じっくりとやれたのではないかと思う。

共感的コミュニケーションやNVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)の講座は、いまとても注目されている。
海外から招聘したトレーナーのワークショップなどは、定員50名くらいでもすぐに満席になってしまう。
トレーナーでなくても、知名度のある人の会は20人、30人という規模で開催されることが多い。

いっぽう、私の会は数人から、多くても10人までというものが多い(人気がないというわけではない、と思いたい)。
じっくり個別の問題にも向きあうことができて、私自身はこのくらいの規模の会が気にいっている。
そのために定員もすくなめに設定している。
明日おこなう東松原の〈小春食堂〉の共感カフェも、参加定員を6名に限定している。

昨日の会はひさしぶりのリピーターがひとり、最近リピートして来てくれている人がふたりのほかは、全員私とは初対面の方ばかりだった。
ほかでNVCをまなびはじめた方がいて、熱心に質問してくれた。
その方が感じる疑問は、私にも身の覚えのある当然のもので、できるだけ丁寧に答えさせてもらった。
参加者ひとりひとりへの対応や配慮ができるのも、少人数開催のいいところだ。

ほかに、ご夫婦で来られた方もいらして、うれしかった。
はじめて共感的コミュニケーションに触れる方もいて、前半は共感的コミュニケーションの原理や考え方、事例などをレクチャー。
後半は親密な関係のワークをグループに分かれておこなった。

いつもそうなのだが、親密な関係というのはやはり特別な関係性で、そこでお互いに満たそうとしている、あるいは満たされているニーズはじつに多様で、豊かであり、それゆえにささいなことで齟齬が起こりがちだということに気づかされる。
永続的な関係が安心かもしれないが、実際には関係性は変化しつづけ、そのなかでケアしつづけることが大切だ。
齟齬が起こったときこそ、つながりの質を向上させ、あらたなステージに進むよい機会なのだ。

勉強会の最後は、いったんしめたあとに、先週のジム&ジョリの合宿で学んだミディエーション(調停)のプロセスについて、すこし紹介させてもらった。
みなさん、興味を持って、最後まで残ってくれた。

次回の「親密な関係における共感的コミュニケーション」の勉強会は、11月13日(金)の夜を予定している。
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