2012年5月14日月曜日

呼吸法はダイエットにはならないけれど(ぽっこり腹解消法)

photo credit: Helga Weber via photo pin

 呼吸法を紹介している本やサイトで、よく、
「呼吸でダイエット」
 というようなことをうたっている人がいるが、私はこれをかなり懐疑的に見ている。呼吸法は直接ダイエットにはならない。
 音読療法では呼吸法を使うが、ダイエットになるとは決していわない。裏付けがないからだし、音読療法で用いる呼吸法はむしろ心身の鎮静をもたらし、代謝を落とす方向に動くからだ。つまり、眠っているときや休息しているときのような落ち着いた状態になる。当然、ダイエットにはならない。
 が、呼吸法をしっかりやると、呼吸筋や姿勢筋が強化される。とくに深層筋が強化されれば、基礎代謝が増大し、結果的にダイエットにもなる、ということはあるかもしれない。

 というような話とは別に、以下は私が実際に自分の身体で経験的に実証したものなので、少なくとも私にとっては効果があったことについて紹介したい。
 私はなにもせずにほうっておけば、体重がどんどん増えてしまう。とくにお腹の周りに脂肪がつきやすく、うっかりするとぽっこり腹になってしまう。これは年齢のせいもあるだろうが、父親が見事なビール腹の持ち主だったので遺伝もあるかもしれない。
 数ヶ月前、一番太ってしまった時期、自分でもいやになるくらい腹がぽっこりとなってしまったことがある。そこで体重を落とそうと努力したわけだが、体重が落ちてもぽっこり腹はなかなか解消しない。そこで、自分で工夫した呼吸法を始めてみた。

 やり方は次のとおり。
 お腹をぐっとへこませる。肋骨の一番下から、ヘソを中心に、お腹をできるだけくぼませる。
 その状態をキープしながら「息を吸う」のだ。
 いっぱいに吸いきったら、ふうーっと自然に吐く。そのときお腹はへこませている必要はない。
 やってみるとわかるが、お腹をへこませているとき息を吸うと、横隔膜がさがりにくい。横隔膜は息を吸うとき、肺に空気を入れようと下にさがるように動く。それがお腹をへこませているものだから、抵抗に合う。つまり、お腹をへこませる筋肉(腹筋群)と横隔膜とがおしくらまんじゅうをすることになる。これが筋トレ効果を生む。
 吸ったり吐いたりを5回くらい、一日に3セットくらいやっていると、1週間くらいでその効果があらわれはじめる。
 もちろんきちんとぽっこり腹を解消させるには食事を制限したり運動したりしてお腹まわりの脂肪を燃焼してしまう必要があるわけだが、同時にこの呼吸法を用いればさらに効果的であることは、私が経験的に実証した。