2020年6月27日土曜日

essay 20200627 奇跡

絶望的につながりを絶たれた人と、再びつながりを取り戻すための奇跡のような対話を、日々経験している。
「奇跡」というような言葉は軽々しく使いたくないが、私にとってはそうとしかいいようのないまばゆい体験だった。

私はただ最初、相手から責められ、攻撃され、ののしられ、生きた心地もないような思いをしていた。
そんな私に手を差し伸べ、寄り添ってくれる人がいた。
ただただ無言で私に共感し、私もその共感をただ橋渡しするだけかのように相手に向けていた。
すると不思議なことに外に向けられていた相手の怒りや攻撃も、やがて自分自身への共感に変わり、一見私が何もしていないように見える中で不思議なことに対話の質が変わり、攻撃は思いやりへと変わった。

私は泣いていた。
私への深いつながりと、そこで起こった奇跡のようなできごとに驚いて。
私の困難な関係に関わってくれている全ての人に、心から感謝したい。
私は今、限りある未来への希望を抱いている。



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