ダーさんこと島田啓介さんから贈ってもらったものだ。
もうずいぶん長持ちしている。
目に入ったちょうどそのときも、ダーさんが書いてくれたピアノ演奏の感想を読んでいたので、不思議なシンクロを感じる。
こころの奥で起こっているたくさんの不思議なこと、世界で起こっている無数の不思議なこと。
宮沢賢治みたいに言えば、そんな不思議な世界の交流電燈の中で、また不思議な現象としてピアノの演奏が生まれ、うまくいけば皆さんのもとに届けられる。
不思議だなぁ。
フシギだなぁ。
ずっと一日、この同じ場所にいても、怒ったり、哀しんだり、喜んだり。
不思議だな。
From editor
昨日は嵐のような、そして振り返れば凄まじくも素晴らしい一日でした。
ありえないことがおこり、関係性の修復が生まれ、つながりが立ち上がり、まさに compassionを生きた一日でした。
それは一人はもちろん、二人でも困難で、実際は六人いて、その六人が誰一人欠けても生まれなかった流れでした。
その人たちに見守られながら、水城は演奏しました。
誰かのためにではなく自分が弾きたいから、といって立ち上がるまでにはそれなりの時間を要しました。
緊張に満ちた演奏前。
演奏後は、涙と、愛の表現がありました。
人の人生にこれほどまでに緊張と愛(とおそらくは赦し)が行き交った一日があるとは、ふつう想像もできないだろうというほどの一日でした。いつか語れる日がくるのでしょうか……
この演奏の前後で大きな変化があったことだけは事実として、書き残しておきます。
6/16追記:20200613〜15のタイトルでアップしていたものを、実際の演奏日にあわせて20200612〜14に変更しました。