昨日の夜は「親密な関係における共感的コミュニケーション」の勉強会を開催し、無事におわった。
初めての試みだったが、思いがけずたくさんの方においでいただき、羽根木の家の座敷がいっぱいになった。
共感的コミュニケーションのベースとなっているNVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)を私は2007年ごろから学んでいて、海外から招聘した公認トレーナーによるさまざまなワークを受けてきたが、SEXにかんするワークはなかった。
しかし、性的な関係をふくむ親密な間柄の者同士のコミュニケーションの問題がないわけではないと思っていた。
むしろ、けっこうあると思っていたし、そういう関係において暴力をふるったり、物理的な暴力でなくても暴力的な上下の関係性が生まれたり、依存されたり、したり、といったことを聞くことがある。
そのような場合、NVCではどのようにあつかうのだろうか、ということに興味を持っていた。
昨年12月に日本で開催されたNVCの集中合宿IIT(国際集中トレーニング)で、公認トレーナーのひとりロバート・クルズィスニクが親密な関係をあつかうワークをやるというので、私も参加してみた。
そのとき、ちょっとした驚きと喜びがあり、これは共感的コミュニケーションの勉強会でもみなさんに紹介してみたい、と思った。
それから半年。
私なりに親密な関係をあつかうワークについて消化し、また私なりの工夫も加えて、いよいよやってみようということになった。
それが昨日の勉強会だ。
ワークの内容は、大きくふたつに分かれる。
ひとつめは「もっとも大切で親密な関係の人と親密さがもっとも満たされてるいる状態」をあつかうワーク。
もうひとつは「親密な関係をことわった相手、あるいは不適切な関係を持ってしまった相手」をあつかうワーク。
いずれも感情とニーズにつながる自己共感のワークで、昨日は相手側のことは扱わなかった。
しかし、驚くほど多様な感情とニーズが発見できて、みなさんもびっくりしたようだった。
いつも思うことだが、自分のニーズに深くつながることで、行動の質が変わる。
親密な関係においても、相手にたいする思いやりや尊重がうまれる。
今回の勉強会が好評だったのと、今回来れなくてまたやってほしいという要望があるので、7月10日にまた開催することにした。
興味のある方はこちらをどうぞ。リピートも歓迎です。