私が参加したのは養生功クラス。
「健身功」という稽古があるように、武術である韓氏意拳のなかでもより健康法に近い体系と思われている。
実際そのような面もある。
武術で要求される緊迫感や密度より、のびやかさが重視される。
とはいえ、運動が自然であり、自分の運動状態に注目しながらおこなうのは、武術の稽古と変わりない。
養生功といえど、運動状態の密度や注目度を変えることで、武術の稽古にかぎりなく近づけることは自分でもできるし、またときに指導者から要求されることもある(長く稽古している経験者にはとくに)。
養生功と技撃は別の体系になっているが、内容は共通のものが多い。
どちらかを稽古することでもう一方の理解が深まることもあり、相互作用がある。
私は基礎体力を維持するために、ここ1年ばかりランニングをやるようにしていたが、今日おこなった健身功のなかに「喜鵲登枝」という型があり、これは運動状態を密にしてやるとランニングに似た運動であるように思われた。
ランニングをするのもいいが、健身功のいくつかの運動は単純運動にまさるさまざまな効果がありそうなので、これからはもっと積極的に生活のなかに取りいれてみようと思っている。
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毎週土曜日は昭島K-Studioにて駒井雅和中級教練による講習会が開催されています。11:45から養生功、14時から初級ショートクラス、16時から初級レギュラークラスを、それぞれおこなっています。
次回は8月3日の開催、あと7日です。
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