この映画の日本語版の制作にあたり、日本でも13人のおばあちゃんのイベントを開催した龍村ゆかりさんのトーク付きの上映会で、ゆかりさんは私とはNVCの仲間でもある。
行ってみたら、知り合いがたくさん来ていてびっくりしたんだけど、スタッフの男性をのぞいて、お客で私以外に男がひとりもいなかったので驚いた。
まあ、平日の日中ではあったけれど、それにしても、ねー。
この上映会がおこなわれるようになったきっかけは、じつは私が関わっている。
10月21日に茅ヶ崎で「THE草料理合宿@リベンデル」というイベントをご一緒するかわしまよう子さんが、しばらく前に国立春野亭に滞在していたとき、たまたま町田あした農場に日本みつばちの世話に行く機会があった。
よう子さんをお誘いしたら、興味しんしんで「行く」と即答。
車に乗って国立を出発、途中、谷保駅まで電車で来ていた滑川直子さんをピックアップ。
直子さんはみつばち部員でもあり、この日たまたま、あした農場のみつばち内検に参加することになっていた。
直子さんとよう子さんは初対面。
しかし、道中、車のなかで映画の話でなにやら盛り上がっているようすだった。
私は詳しく聞いていなかったのだが、そのときにどうやら、よう子さんが「13人のおばあちゃん」がおもしろいよという話を直子さんにして、その日本語版の制作者が龍村ゆかりさんであったことから、直子さんがその場で見樹院での上映会を決意した、ということだと思う(あとから聞いた話を総合して)。
見樹院では直子さんはゆかりさんの夫で映画監督の龍村仁さんが作っている映画「ガイアシンフォニー 地球交響曲」の連続上映会を開いていて、私はたまたまうまい具合にスケジュールが合って、その第一回から第七回まですべての上映会に参加できていた。
最終回となる第八回の上映会がこの9月8日に決まっていて、しかし、この回だけ私は参加できそうになかった。
というのは、9月8日に私と、歌手の鈴木重子さん、朗読家の野々宮卯妙の3人で、「平和のトークとセッション」のイベントをやることが決まっていたからだ。
しかし、会場はまだ決まっていなかった。
そんなとき、直子さんが、第八回の上映会の合間にコンサートをやっては? という提案をくれたのだ。
昼の部の上映会が13時から、夜の部の上映会が19時からとなっていて、そのあいだの15時すぎから19時前までの時間がすっぽりあいているのだ。
そして直子さんは、自分もイベントを見たい、聴きたいという願いがあって、「ここでぜひ」ということになった。
もちろん私たちもありがたい話で、会場の音響なども大丈夫そうなので、9月8日にガイアシンフォニーといっしょに平和のイベントをやらせてもらうことが決まった。
ゆかりさんの上映会も、平和のイベントも、じつはNVCジャパンが主催する国際集中トレーニング合宿(IIT)を支援する目的があった。
セルフファンディングという計画が動いていて、合宿に参加する費用をさまざまな形で捻出したり補助したりして、みんなの財布にいれていこうというNVC的な計画だ。
経済的にめぐまれていない人も、めぐまれている人も、みんなひとつの財布につながって、お互いに大事にしあえるつながりを、金銭面でも作りたいというねらいがある。
私たち3人のイベントも、収益を全額、IITセルフファンディングの財布に寄付することになっていた。
ゆかりさんの上映会の収益も。
いろいろな偶然がおもしろいチャンスを作り、クリエイティブでさらにつながりを生む場が実現したというわけだ。
そんなわけで、9月8日(金)午後には、「鈴木重子×野々宮卯妙×水城ゆう〜平和のトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション」と「ガイアシンフォニー第八番」の上映会にぜひお越しください。
まだお席には若干余裕があります。
子連れ参加歓迎です。
◎平和のトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション企画@小石川・見樹院(9.8)
歌手の鈴木重子と朗読家の野々宮卯妙、即興ピアニストの水城ゆうのトリオによるトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション企画です。平和を願い伝える内容で、子どもたちに楽しんでもらえるものにしたいと思っています。小石川の浄土宗のお寺・見樹院の本堂でおこないます。