2013年6月4日火曜日

スコット邸でのサロンコンサート

京都修学院にて、熟睡してすっきりと目がさめた。
今日も梅雨はどこへやら、すっかり晴れわたって、日中は30度以上になるという予報が出ている。
昨日はスコット邸でサロンコンサートだった。
いやいや、楽しかった。

あるじの雅子さんがちょちょいと手料理を作って、ほんの数時間でパーティー料理の品々が出てきたのには驚いた。
本人いわく、こんなのはまだまだ序の口で、全然本格的ではないとか。
写真には写っていないが、これの倍ほどの数々と、メインのカレーも最後に出てきた。

夕方6時くらいに平田くんが来た。
平田くんは実家がこのすぐ近くにあるのだ。
歩いて来れる距離らしい。
さっそく近所のコンビニまでお使いを頼む。

NVCを学んでいる、やはり近所のゆつきさんも来る。
楽しい方で、人にたいしてまったく壁がない。
どんどん話がはずんでしまう。
このあと、どんどん人が集まってきたのだが、ゆつきさんに任せておけば座がしらけないので安心。

雅子さんの友人、知り合い、間接的な知り合いのみなさんが続々とやってきた。
始まる前は数人くらいのこじんまりした集まりだろうといっていたのに、20人以上おいでいただいて、さすがのスコット邸のサロンもぎっしり。
そしてまずは軽食と飲み会。
すでにそこで盛り上がること、盛り上がること。

かつて宇宙物理学者で、最近までコンピューターネットワークの仕事にたずさわっていたというイングランドの方とか、お医者さんとか、クラシックギタリストとか、ワインを作っている若者とか、エステティシャンとか、ボサノバ歌手とか、それはもう多彩な顔ぶれで、話がつきない。
無理やり仕切って、ライブタイムへと移行する。

まず私がピアノで一曲弾き、そのあと野々宮卯妙が梶井基次郎の『檸檬』を朗読。
つづいて野々宮と平田くんがフリーのかけあい朗読で『方丈記』の冒頭をやる。
そのあとはみなさん自由に出入りしてのジャムセッションのような流れに。
クラシックギタリストの溝渕さんの演奏も、雅子さんのイタリア歌曲の歌唱も、心打たれるものだった。

終電がある人は11時すぎには帰っていったが、ほとんどの人は近所か、車で来ていたということもあって、お開きになったのは午前1時すぎだった。
みなさん、本当に明るく、人とのへだたりのない楽しい方ばかりだった。
これをきっかけに、京都でも朗読や音楽をはじめとする表現や、共感的コミュニケーションの勉強の場が、ある程度継続的に開催していけるといいなあと思う。