2013年6月13日木曜日

テキスト表現ゼミの開催方式が変わった

現代朗読協会では朗読だけでなく、テキスト表現についても研究・実践する部会がある。
テキスト表現ゼミという名前で月に3回開催していて、ゼミ生だけでなく一般の人も参加できるようになっている。
一般向けには「次世代作家養成塾」という、いささかたいそうな名称になっているが、内容はおなじだ。
毎回、テーマが出題され、それにそって一定量のテキストを書いて提出する。

分量はすくない。
少量のテキスト量でとぎすまされた世界観と自分の存在を表現できるようになれば、いくらでも長いものは書ける、という事実にもとづいてこれは設定されている。
その逆はない。
長編を書ける者がすぐれた短編を書けるとはかぎらない。
長編を書けても短編を書くことはできない。
逆にすぐれた短編を書ける者はすぐれた長編を書くこともできる。

テキスト表現ゼミでは短いテキストを手を抜くことなく全力でどんどん書いていくことによって、書く力をつけると同時に表現のクオリティをあげていくことをめざしている。
どのような表現でも、まずは質、それから量、という順でトレーニングすることが望ましい。
その逆ではない。
集中力を欠いたものをいくら大量に書いたからといって、質が向上することはめったにない。

月に3回、羽根木の家で開催していたテキスト表現ゼミだが、今月から月に1回になった。
そのかわり、バーチャルゼミというか、ネットミーティングを利用したオンラインゼミを、ほかに2~3回、開催する。
もともとリアルゼミでもオンライン参加は可能だったのだが、さらにネットミーティングを積極的に活用しようという方向だ。
これなら全国、いや全世界どこからでも参加できる。
Google+のHangoutというネットミーティング機能を利用するので、無料で10名まで同時に参加できる。
興味がある方はまずは見学からどうぞ。
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