2013年5月6日月曜日

劇団クセックの公演と名古屋現代朗読ワークショップ

一昨日の5月4日、東京から名古屋に移動。
午後に楽日を迎える劇団クセックの連休公演「オルメドの騎士」を観に、愛知芸術劇場に行った。
毎年の恒例となっていて、例年だとげろきょの仲間何人かといっしょに丸さんの車で日帰り(強行)ツアーをやるのだが、今年はメンバーがうまくそろわなくて単身での名古屋行きとなった。

いつもの芸術劇場小ホールでおこなわれた公演は、やはりクセックそのものであり、とくに今回はコロスに濃縮された「絵画」の連続だった。
クセックはよく「動く絵画」と評されることがあるけれど、今回も眼を楽しませてもらえるものだった。
ひとこまひとこまが「絵」であり、本質な意味で演劇そのものであった。
まるでギリシャ古典劇を思わせるところもあった。

夜は劇団員や関係者たちの打ち上げに参加させてもらった。


昨日は午前中から栄のナディアパーク・ビジネスタワーの19階の、クセックが稽古場にしていた事務所の空きスペースを借りて、現代朗読のワークショップをおこなった。
クセックの創立者のひとりの宮川さんの会社が借りていたスペースで、移転したのをきっかけにクセックの稽古場としてしばらく提供していたのだが、ちょうどそこがまだあいていたので借りることができたのだ。
名古屋のどまんなかの高層ビルの19階は、眺めもすばらしく、広々としていて、ワークショップ会場としては充分すぎるほどだ。

当日になって参加予定のおふたりが体調不良でキャンセルされたが、位里ちゃんが臨時に参加してくれたり、ナオスケさんやコギソさんが手伝ってくれたりと、10人近いメンバーになった。
午前中は現代朗読についてのレクチャーから始まって、基本的な呼吸・姿勢などの朗読身体の考え方、トレーニング法などを伝え、現代朗読のエチュードへと徐々にはいっていった。

昼は近くの松坂屋の地下に行って弁当を買ってきて、会場でみんなといっしょに食べる。

午後はエチュードをやりこんでいって、みなさんの言語・身体処理能力と感受性をどんどん高めていってもらった。

午後3時半、終了。
そのままほぼ全員で近くの居酒屋に行って飲み会。
名古屋のワークショップを継続してほしいと参加者からいわれたのはうれしかったが、経費的に継続は現時点で難しいと判断せざるをえないのが残念だ。

昨日はそのまま名古屋泊。
今日は昼ごろに名古屋を出て、午後東京にもどる予定。