2012年1月18日水曜日

下北沢・音倉「ぴあののことば」でのチャレンジ

今日は下北沢〈Com.Cafe 音倉〉で月に一回やっているランチタイムコンサート「ぴあののことば」だった。
このタイトルになってからは今日が初回。ピアノという楽器と「ことば」との関係。ことばは朗読であったり、私のなかにあることばであったり。それとピアノという非言語楽器とがどのように関係し、どのような音響を作るのか、という実験。

今日はさらに、ピアノに仕掛けをほどこしてみた。一種の電子的プリペアドピアノだ。
ピアノにマイクを突っ込み、それで拾った音をiPhoneに入れてイフェクターアプリを通す。それをスピーカーから出して、生音とミックスしてステージから流そうという試み。iRig mic という機材を使ってみた。
やってみると、意外に違和感なくピアノの音を変えられることがわかった。お客さんには違和感なく、しかししっかりと効果を出すことができた。

演奏とともにプロジェクターでステージ壁面に投影するべくあらかじめ準備しておいた映像が、なぜかUSBメモリーにコピーしそびれていて、映像はなしでスタート。せっかく作ったのにね。来月にあらためて使うことにする。
最初はこの季節の古い唱歌「冬景色」をピアノ演奏で。
そのあとに野々宮に出てもらって、私のオリジナルテキスト「特殊相対性の女」からの抜粋を30分一本勝負で通して朗読と演奏。いろいろと困難があったが、勉強になった。野々宮は安定していたが、今日はむしろ私のほうが少しおたおたしてしまった。まだまだだなあ。このところ、ピアノを弾いている時間があまり取れないのがつらい。
とはいいながらも、NVCをいっしょに勉強している仲間のくろりこさんが遊びにいらしてくれて、とても心強かった。
ほかに、大学生で朗読のレポートを書くために聴きに来たという女の子がいて、参考になったらよかったのだが。本人は「書けそうです」といってくれてたが。

終わってからくろりこさんと羽根木の家にもどり、まだたくさんなっている柚子の実をいくつか棹で叩き落として、持って帰ってもらった。
次回の「ぴあのの言葉」は2月15日(水)の予定。