監督はジョー・ジョンストン。
スター・ウォーズなどの視覚効果アーティストとしてキャリアを積んだ人で、その後映画監督に。
ま、どうでもいいです。
私は先に「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のほうを見ちゃったんですが、こちらのほうがマーベル・コミックのアメリカン・ヒーローであるキャプテン・アメリカの実写版映画としての第1作となります。
マーベル映画というのはコミックを原作とした実写シリーズで、これの前に「アイアンマン」「インクレディブル・ハルク」などがあって、このあとの「アベンジャーズ」に総出演してます。
「アベンジャーズ」のレビューは後日あらためて(すでに観てます。ほんとにバカ映画だけど)。
先に観た「ウィンター・ソルジャー」では、現代というかちょい未来の世界で活躍するキャプテン・アメリカが主人公なんですが、なんで第二次世界大戦以前から活躍していたキャプテン・アメリカが現代にいるのかということの伏線になっているのが、この映画です(ややこしい)。
なので、この映画はおもに第二次世界大戦中のアメリカ、ヨーロッパが舞台です。
ようするに、ナチスドイツとの戦いですね。
キャプテン・アメリカになる前の主人公スティーブ・ロジャースはひ弱な青年で、志願しても戦線に行くことができません。
しかし、その心意気を知り、かつ「弱い人間しかパワーを持ったときの謙虚さを持てない」みたいなコンセプトで、彼が選ばれてキャプテン・アメリカに(血清操作で?)なるわけです。
見所は、キャプテン・アメリカになったあとの、上背もあって筋骨隆々とした彼ではなく、その前のひ弱なスティーブをどのように加工して映像にしたのか、というところですね。
身長も低く、筋肉もないスティーブを、たぶんCG加工で表現したんでしょうね。
親友バッキーの死とか、いろいろ次作「ウィンター・ソルジャー」につながるエピソードもあるんですが、基本的にバカ映画特有のめっちゃ金かけてるぜ的なアクションと破壊シーンを楽しんでいただきましょう。
いや、キャプテン・アメリカが戦争キャンペーンに狩りだされて、美女たちとショーを展開するシーンも、けっこう楽しめます。
このあたり、反戦メッセージと取れないこともないですが、たぶんそれはかんがえてないですね、監督も。
ラストシーンは、冒頭のシーンにつながるんですが、第二次大戦のこの戦いで墜落死したはずのキャプテンが、カナダの氷土の下から発見されて、次作につづく、みたいな。
うまくオーディエンスから金を巻きあげるシステムが完成されていて、ずるいよね。
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