古来から日本では蜜蝋がさまざまに利用されていて、たとえば家や家具などの木材の手入れに有用だった。
また、参加いただいた川橋さんが、弓をやっておられた父上が、弓矢の手入れに蜜蝋を使っていた記憶がある、とおっしゃられて、調べてみるとたしかにいまも使われているのだった。
羽根木の家は築80年の古民家なので、柱や鴨居、らんま、床など、古い木材がたくさんある。
それを蜜蝋を使って手入れしてみよう、というのだ。
蜜蝋はそのまま使うのではなく、えごま油と混ぜることで、伸びをよくする。
午前中からかなり暑かったが、取り寄せておいた藤原養蜂場のはちみつアイスクリームを終わってからみんなでいただいたりして、楽しかった。
このアイスクリームは牛乳にもこだわりがあって、岩手のしあわせ牧場という、完全放牧牛の牛乳を使っている。
余談だが、人々が普段、スーパーなどで買って飲んでいる牛乳は、それは悲惨な、むごたらしいストーリーがある。
ここには書かないが。
翌8月5日(水)は渋谷のデイライトキッチンで、後藤純子さんと、自然派茶道の目黒公久さんが主催の「夏の土用 養生茶会」があったので、参加してきた。
トークゲストに中島デコさん(料理研究家)、エバレット・ブラウンさん(温版写真家)、藤原誠太さん(にほん在来種みつばちの会会長)らが来られて、大変楽しい会だった。
日本みつばち、お茶、自然農法、畜産、農薬、進化論と人の傲慢さ・愚かさ、ブラウンズ・フィールドの話など、大変盛りだくさんなトークで、刺激的だった。
また、出されたランチやデザート、お茶、蜂蜜の試食などもおいしくて楽しく、最後はブラウンズ・フィールドのみつばちが集めた蜂蜜をおみやげにいただいて帰った。
羽根木みつばち部も負けじとイベントを計画していて、まずは8月17日(月)夜に三茶のカフェ・オハナで「BEE’s CAFE」を開催。
映像を交えながら、羽根木Beesのこれまでの経過やいま起こっていること、みつばちたちの話でみなさんと交流したいと思っている。
また、9月5日(土)には羽根木の家で一日中、みつばちに関係するトークや料理や音楽や朗読のイベントを計画していて、ゲストも多数。
楽しい一日になることまちがいないので、みつばちに興味がある人もない人もご参集ください。