2015年8月31日月曜日

【YouTube】福井県立病院ピアノコンサートから抜粋(2015.8)

2015年8月28日。
福井県立病院のエントランスホールでおこなわれた水城ゆうのソロピアノ演奏によるボランティアコンサートの模様を、抜粋でお送りします。
当日の演目は「浜辺の歌」「旅愁」「故郷の空」「ヒガンバナ」「ふるさと」「赤とんぼ」などでした。

映像はこちら(画像をクリックしてください)。

早起きにもどった日

昨日、このように宣言したとおり、今日は早起きしてみた。

昨日は三軒茶屋〈四軒茶屋〉でのげろきょオープンマイクイベントだったのだが、16時にはじまって19時には終わっていたので、帰宅も20時半くらいだったかな。
就寝も余裕で10時前だった。

めざましを4時半にかけておいて、一発起床。
外はまだ暗い。
夜中に雨降りの音で何度か目がさめた記憶があるが、起きたときには雨はあがっているもよう。

顔を洗って、お茶をいれて、すぐにコンピューターの前にすわる。
10日あまり中断していたメルマガ連載小説『親密な関係』のつづきを書きはじめる。
しばらく離れていたので、書きはじめはゴリゴリと力仕事をするような感じ。
が、これはいつものことだ、しばらく書くことから離れていてそのつづきをやろうとすると、いつもゴリゴリと力で押す感じになる。
しかし、がんばって自分の内側をかきまわしていると、やがて身体のどこか深いところから自分でも予期しないことばがするっと浮上してくる感じがやってくる。

1時間くらいかけてゆっくりと、原稿用紙にして3、4枚くらい書いた。
あいまに休憩をかねて、コーヒーを豆からいれる。
空がしだいに白んでくる。
曇っているので、太陽の顔は見られない。
カラスが鳴く。
井の頭線が走りはじめる音が聞こえはじめる。

6時前にはすっかり明るくなっている。
なんて濃くて、しかし軽々とした時間なんだろう。
やはり私はこの時間帯がいちばん好きだ。
明日も早起きできるだろうか。

さて、明日からは草加、下北沢、横浜とつづく、共感カフェ週間だ。
横浜の共感カフェは、私はみつばち部のイベントがあるので、今回NVC仲間の吉房泰子さんにファシリテートをお願いした。
私とはまたちがった切り口で興味深い勉強会になるのではないかと思う。

2015年8月30日日曜日

早起きする方法(私家版・未試行)

私はくっきりはっきりと朝型人間なので、早起きして早朝に仕事したほうが質も効率もいいことは経験でよくわかっている。
が、このところ、ずるずると早起きできずにいる(実家帰省時は別)。

どのくらいの早起きが理想かというと、日の出の1時間くらい前には起床して、徐々に明るくなっていき日がのぼってくる時間帯にひと仕事してしまいたい、というくらいだ。
ちなみに、これはアーネスト・ヘミングウェイもおなじだったらしい(別に私がそれをまねているわけではない)。

夏の暑さのせいにすることもできるかもしれない。
また、夜の講座や勉強会があったりすると、どうしても終わるのが10時前後になってしまう。
話がはずんだりすると、解散は11時近くになることもある。
それから後片付けをしたり、翌日の準備をしたり、あるいは寝酒を一杯やりながら読書したり動画を見たりしていると、日付が変わってしまうことが多い。
いまの時期は日の出が午前5時すぎなので、できれば4時すぎくらいには起床したいのだが、なかなかそうはできない。

早く寝るのはむずかしので、睡眠時間が短くてもとにかく早く起きてしまえばいい。
当然、昼間に眠くなるので、みじかい昼寝の時間を確保する。
私は50歳以降は昼寝の名人になったので、いつでもどこでもきゅっと15分くらい集中して昼寝すると、かなりすっきりできる。
とても眠い日は、短時間の昼寝を2回取ればいい。
とにかく、朝は起きてしまうことが肝心だ。

しかし、これがなかなかできない。
目をさますことはさますのだが、なかなかパッと起きあがれない。
それなら、起きてすぐにやれる自分の一番好きなことを用意しておけばいいのではないか、と思いついた。

一番好きなことはなんだろう。
私がいちばん熱意をもってやれることはなんだ、とかんがえると、やはりそれはなにかを書くこと、とくに小説を書くことかもしれない。

20歳すぎのころ、バンドマンをやっていたとき、昼間の時間の暇つぶしにはじめた小説書きだが、その後そのまま職業小説家になってからのことも含めて、これまでほとんどただの一日もなにも書かなかった日はない。
小説でなくても、なにかしら書いていたように思う。
日記だったり、ブログだったり。
しかしやはり私は小説家であり、小説を書きたいのだ。
執筆依頼や注文がなくても書く。
なぜなら、私は売文家ではなく、小説書きという表現者として生きる者だからだ。
お金になろうがなるまいが、表現することが生きることの真ん中にある、それが表現者の定義だ。

ところで、ちょっといろいろあって、8月1日にスタートしたメルマガ長編小説『親密な関係』の連載を、いま一時中断している。
私はよく、人からはとても飽きっぽいたちで、いろいろなことに手を出している器用貧乏な人間と思われることが多いのだが、実は見かけより「ひとつのことをしぶとく長くつづける」ことが得意で、そのおかげで同時並行しているタスクがどんどん増えていってしまうという難点がある(自業自得だが)。
最近、にっちもさっちもいかなくなって、大整理をすることにした。
『親密な関係』の連載も一時的に中断した。
ほかにも中断したことがいくつかあって、たとえばYouTubeで毎日配信していた「音楽瞑想」もそのひとつだ。

すこし余裕ができて、ひと息つけるようになったのだが、いまはなにとなにを残し、あるいはなにをスタートさせて、どのように力を集めるかについてかんがえている。
時間という限定的で不安定なリソースのことも考慮にいれる必要がある。

夜明け前に起きて、なにをおいてもまず小説に向かい、その日の配信分(原稿用紙にして3、4枚分くらい)を書きあげる。
それまではネットもつながないし、食事もおあずけ。
コーヒーくらいは合間にたてて、ゆっくり飲もうか。
しだいに明るくなって、鳥たちもさえずりはじめる時間帯に、自分という孤独の島のなかで好きな仕事をすることをかんがえると、ちょっと楽しくて、早起きもできそうな気がする。
さっそく明日からやってみよう。

◎書き下ろし長編小説『親密な関係』の配信、もうすぐ再開
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2015年8月29日土曜日

11月27日:水城ゆうピアノコンサート@福井県立病院

ご好評をいただいている福井県立病院でのソロピアノ・ミニコンサートのお知らせです。
どなたもよくご存知の日本の晩秋から初冬にかけての唱歌や童謡など、懐かしいメロディーを中心に、水城のオリジナル曲もまじえ、自由なアレンジでお送りする予定です。
どなたも自由にお聴きいただけます。

◎日時 2015年11月27日(金)13:30〜14:30
◎場所 福井県立病院受付ロビー(エントランスホール)
    福井市四ツ井2-8-1
◎料金 無料

福井は私のふるさとですが、活動拠点を東京に移して以来、福井で演奏する機会はあまりありません。
今回も貴重な機会を大切にしつつ、みなさんとのトークを交えた気軽で楽しいコンサートにしたいと思っています。

ちなみに水城ゆう最新CDはこちらから聴けます。
ダウンロードしなくても全曲試聴できます。

たぶん12回め・福井県立病院でのピアノコンサート終了

2015年8月28日。
福井県立病院のエントランスホールで、3か月に1回のペースでつづけているボランティア・ピアノコンサートをおこなった。

数えていなかったのだが、調べてみたら、2012年の秋からはじまったコンサートなので、たぶん昨日が12回め。
2012年に母が入院でお世話になり、そのとき私の同級生の辰巳くんが医師として勤務していたこともあって、コンサートをやらせてもらうことになったのだ。
毎回、季節の童謡や唱歌を中心に、即興アレンジで演奏をお送りしている。

昨日は、私は知らなかったのだが、地元のNHKがテレビでコンサートの告知を朝から流していたらしく、思いがけない人が何人か駆けつけてくれた。
京都でバンドマンをやっていた私が、地元の福井にもどり、楽器屋で大人向けのピアノ教室をやりはじめたとき、地元のドラマー(Bちゃん、いまどうしてる?)と組んで商店街で即興パフォーマンスをおこなうイベントの告知かなにかで、できたばかりのFM福井に出演したことがある。
そのときの情報番組のパーソナリティをしていたのが、当時FM福井のアナウンサーだった黒原真理さんで、彼女が聴きに来てくれた。
その番組に出たのをきっかけに、私はラジオ番組の制作に関わるようになり、その後自分でもラジオ番組を企画したり、多くのコミュニティFMに番組を提供するようになった。
そのとき関わった声優やナレーターの卵たちとはじめた「朗読研究会」が、いまの現代朗読協会の前身となったわけだから、黒原真理さんと昨日ひさしぶりに再会したのは、なかなか感慨深いものがあった。

NHKで告知されたおかげか、昨日はいつもより聴衆が多く、用意された椅子はほぼいっぱい。
とはいえ、演奏はいつものようにマイペースで、楽しくやらせてもらった。
小さいお子さんがおばあちゃんと思われる女性と最前列でずっと聴いてくれていたのがうれしかった。
病院ではめずらしく、ジャズナンバーも何曲か演奏した。

終わってから、私の親戚だという女性がやってきて、ご丁寧にもおみやげをいただいた。
私の父と親しかったそうだ。
父は12年前に他界したが、高校の教師だったので知り合いが多く、また社交的な人でもあった。

昨日、一番おどろいたのは、終わってから「アンコール」をみなさんからいただいたことだった。
12回やっていて、アンコールは昨日がはじめてだった。
だいたい、病院のボランティアコンサートというのは、アンコールをするような雰囲気ではないのだが、昨日はめずらしく、そしてうれしかったな。
アンコールは想定していなかったのだが、急遽、「赤とんぼ」を演奏した。

次回の福井県立病院でのピアノコンサートは11月27日(金)午後と決まった。


季節の曲、というけれど、秋なのか冬なのか、微妙な時期だな、なにを弾こうかな。

2015年8月25日火曜日

【YouTube】なにができるのか、なにをめざすのか(NVCをベースにした共感的コミュニケーション)

NVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)をベースにした共感的コミュニケーションでは、人と人がお互いに尊重しあい、自分のこともないがしろにせず、すべての人がいきいきと自分らしく生きる関係性をめざします。
ごくシンプルなコミュニケーション・スキルによって自分自身と身のまわりの関係が大きく変わることを、日々の練習過程で実感できます。

カフェ・オハナ(隔月で定期開催)でおこなった勉強会の模様からの抜粋です。

映像はこちら(画像をクリックしてください)。
共感・声カフェ@羽根木の家
8月の羽根木の家での共感・声カフェは、8月26日(水)19〜21時です。

2015年8月23日日曜日

水色文庫新作「薪を割る女、蜜蜂」

水色文庫の新作「薪を割る女、蜜蜂」を登録しました。

このテキストは2015年8月、明大前〈キッド・アイラック・アート・ホール〉のギャラリースペースで毎月おこなっている「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演のために書きおろした作品です。

2015年8月22日土曜日

新作音楽アルバム「Music Meditation Vol​​.​​7 clear and bright」リリース

音楽の新作アルバム「Music Meditation Vol​​.​​7 clear and bright」が完成し、配信スタートしました。
全曲試聴できるほか、ダウンロード購入もできます。
こちら

2015年1月1日からYouTubeでほぼ毎日配信している「音楽瞑想(music meditation)」を、日本の24節季ごとに切り出したアルバムするプロジェクト、その第7弾です。
Bandcampのアルバム用に音源はリマスタリングしてあります。
Vol.7は「清明(clear and bright)」です。

収録曲をリストしておきます。

 1. down (1:53)
 2. trust (2:57)
 3. snake (2:05)
 4. bounce (1:52)
 5. beside (2:28)
 6. seabed (2:12)
 7. moray (1:56)
 8. ring (1:54)
 9. shield (2:10)
10. velvet (1:45)
11. gentian (1:53)
12. flare (2:21)
13. grizzly (1:45)
14. rabbit (1:28)
15. curtain (1:35)

2015年8月18日火曜日

カフェ・オハナでの BEE’s CAFE は楽しい盛り上がり

昨夜は三軒茶屋〈カフェ・オハナ〉で羽根木みつばち部による BEE’s CAFE を開催。
オハナの藤田さんもみつばち部員なのである。

みつばち部員でない方も参加歓迎だったので、初めてお会いする方が3人。
そのうちふたりは親子(父娘)での参加で、目黒でぶどう園をされている根岸さんという方。
お嬢さんがとてもみつばちに関心があって、日本みつばちを飼いたいそうだ。

ほかに子どもたちと自然環境の問題についてとても真剣に取りくんでいる方が、「藁にもすがる思い」で参加されたとのことで、私たちの取りくみともリンクする部分がたくさんあって、今後のおつきあいが楽しみになってきた。

【YouTube】朗読の飯干大嵩くんとのセッション@小春食堂オープンマイク

2015年8月16日。
東京世田谷・東松原の〈小春食堂〉でおこなわれたオープンマイクイベントで、朗読の飯干大嵩くんとセッションしました。
テキストは小川未明の「野ばら」。

映像はこちら(画像をクリックしてください)。

【YouTube】相手の話を深く聴く方法(NVCをベースにした共感的コミュニケーション)

NVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)をベースにした共感的コミュニケーションでは、相手の話を深く聴くためにはどのようにすればいいか、ということを学び、練習します。
その方法についての解説を、羽根木の家で毎月おこなっている共感カフェでおこないました。
その抜粋です。

映像はこちら(画像をクリックしてください)。
共感・声カフェ@羽根木の家
8月の羽根木の家での共感・声カフェは、8月26日(水)19〜21時です。

【YouTube】7月の「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演、抜粋

2015年7月27日。
東京世田谷・明大前の〈キッド・アイラック・アート・ホール〉ギャラリースペースでおこなわれた「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演の映像記録から、抜粋してお送りします。
朗読は野々宮卯妙、ピアノ演奏は水城ゆう。テキストは水城ゆう作「今朝の蜜蜂は羽音低く飛ぶ」です。

映像はこちら(画像をクリックしてください)。

2015年8月13日木曜日

「あやまってよ」という人のニーズ

日本には「謝罪」という文化がある。
子どものころから、悪いことをしたり、相手を傷つけたりしたら、それが意図的でなくとも親からは「ちゃんとあやまりなさい」と教育される。

会社にはいると、顧客や取引先のクレームに対して「誠意をもって謝罪する」ための形を叩きこまれる。
「まことに申し訳ありませんでした」
と、腰を90度に折って、深々と謝罪する光景は、記者会見などでよく見かける。
「土下座」という、最高峰の謝罪形態もある。

客から文句をいわれると、
「とにかくあやまっとけ」
という指導を受けて、そのとおりにただひたすら、
「申し訳ありません。おっしゃるとおりでございます。まことに申し訳ありません。ごめんなさい」
と、機械的にあやまりつづける対応をする人もよく見かける。

「謝罪の文化」について、ちょっと揶揄するような視点で書いてしまったが、まじめに謝罪をしようとしている人たちもいる。
まだ具体的には明らかにできないが、「私たちは謝りたい」というサイトを真摯に立ちあげようとしているグループがある。
私も微力ながら協力している。

さて、この「あやまる」という行為について、共感的コミュニケーションの世界から見ると、どのようなニーズが見えてくるだろうか、ということをかんがえてみたい。

なにか自分が不当な行為を受ける。
その相手にたいして「あやまってよ」という。
相手があやまれば気がすむだろうと思ってそのような要求を突きつけるのだが、実際に相手が、
「ごめんなさい」
とあやまったとしても、なんとなく釈然としなかったり、すっきりしなかったりする。

共感的コミュニケーションでは、相手にあやまってもらうことによって、自分がなんのニーズを満たそうとしているのかを見る。
つまり、相手にあやまってもらうのは、自分のニーズを満たすための手段、ということになる。
ニーズが見えてくれば、「あやまってもらう」こととは別の手段のほうが、ニーズを満たすためには有効であることが見えてくるかもしれない。

たいていは相手にあやまってもらうことによって、「こちらを尊重していることを示してほしい」という気持ちがある。
つまり、こちらのニーズを相手に理解してもらいたい、という気持ちがある。
「あやまってよ」
というのは、相手がこちらのニーズを尊重する気があるかどうか確認したい気持ちから出ていることばだ。
しかし残念ながら、そのことばはえてして「お願い」よりも「強要」「命令」にちかいメッセージとして相手に伝わってしまう。

相手からの尊重が必要なのに、こちらの態度によって相手とのつながりを失い、尊重されないばかりか、形ばかりの「ごめんなさい」を受け取ってしぶしぶ満足しなければならなくなる。
相手に尊重してもらいたかったら、「あやまってよ」以外の方法でまず相手とつながる必要がある。

共感カフェ@東松原〈小春食堂〉
あらたに東松原〈小春食堂〉での共感カフェの開催が決まりました。8月16日(日)午後、ランチとセルフヘッド&フェイシャルマッサージ、そしてティーブレイク付きで3,000円という大変お得なプログラムです。

2015年8月12日水曜日

相手をコントロールしようとする気持ちが少しでもあると共感は失敗する

共感的コミュニケーション(NVC)の文法とプロセスを身につければ、だれでも相手に共感したり、深く話を聞けるようになる。
もちろん練習は必要だが。

相手に共感できると、そこにはある種のつながりのクオリティが生まれ、しんみりしたりほっこりしたりする。
しかし、こちら側に相手をコントロールしようとする気持ちが少しでもあると、うまく共感が生まれない。

「コントロール」というと強いことばだが、じつはだれでも日常的にやっている。
一緒に生活しているパートナーが、自分にとっては都合の悪い習慣を持っているとする。
たとえば、服を脱ぎっちらかしにするとか。
こちらはその習慣をあらためさせたいと思っている。
なんとか相手にその習慣をあらためてもらいたいと思い、その意図をもって話をしようとしても、たとえ共感的な態度であってもうまくつながれない。
相手はこちらの「コントロールしよう」という意図を無意識に感じとっている。

人はコミュニケーションにおいてことばだけでなく、雰囲気、構え、呼吸のようす、緊張感など、無数の情報をやりとりしている。
それは無意識に、ほとんど瞬時におこなわれているので、気づきすらしない。

人はだれもが、だれかからコントロールされることを忌避する傾向があるので、相手からコントロールの意思を少しでもかぎとれば、とたんに態度は硬化する。
逆説的ないいかたになるが、自分にとって好ましくふるまってほしい相手には、その気持ちを完全に手放して、純粋な好奇心をもって相手に共感していく必要がある。
そしてうまく共感できれば、ひょっとして相手はこちらのリクエストをのんでくれるかもしれない。

あらたに東松原〈小春食堂〉での共感カフェの開催が決まりました。8月16日(日)午後、ランチとセルフヘッド&フェイシャルマッサージ、そしてティーブレイク付きで3,000円という大変お得なプログラムです。

2015年8月10日月曜日

【YouTube】沈黙の朗読「今朝の蜜蜂は羽音低く飛ぶ」

2015年7月27日。
世田谷・明大前の〈キッド・アイラック・アート・ホール〉ギャラリースペースで毎月開催している「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演から、前半部分の「沈黙の朗読」としておこなった「今朝の蜜蜂は羽音低く飛ぶ」の全編を、ノーカットでお送りします。

 演目:水城ゆう「今朝の蜜蜂は羽音低く飛ぶ」
 朗読:野々宮卯妙
 演奏:水城ゆう

即興セッションです。
映像はこちら(画像をクリックしてください)。
「沈黙の朗読」に「音楽瞑想」がくわわり、来場の方にある種の「体験」を提供する、まったくあたらしいハイブリッドなパフォーマンスとなります。8月21日(金)20時から。

【YouTube】野々宮朗読「夢十夜・第三夜」@小春食堂オープンマイク

2015年8月9日。
世田谷・東松原の〈小春食堂〉のランチ・オープンマイクに、現代朗読の野々宮卯妙と参加しました。

 演目:夏目漱石『夢十夜』から「第三夜」
 朗読:野々宮卯妙
 演奏:水城ゆう

即興セッションです。
映像はこちら(画像をクリックしてください)。
共感カフェ@東松原〈小春食堂〉
あらたに東松原〈小春食堂〉での共感カフェの開催が決まりました。8月16日(日)午後、ランチとセルフヘッド&フェイシャルマッサージ、そしてティーブレイク付きで3,000円という大変お得なプログラムです。

【YouTube】即興演奏「ナガサキ」@小春食堂オープンマイク

2015年8月9日。
いつもランチをいただいている世田谷・東松原の〈小春食堂〉のランチ・オープンマイクに参加してきました。
おいしいランチやスイーツをいただきながら、いろいろな参加者の演奏や歌を楽しめるイベントでした。

私・水城も一曲、即興で演奏させていただきました。
ちょうどこの日、長崎原爆から70年めという節目でした。

映像はこちら(画像をクリックしてください)。
あらたに東松原〈小春食堂〉での共感カフェの開催が決まりました。8月16日(日)午後、ランチとセルフヘッド&フェイシャルマッサージ、そしてティーブレイク付きで3,000円という大変お得なプログラムです。

2015年8月7日金曜日

猛暑のなかの羽根木韓氏意拳、なんとか終了

ちょっとさかのぼるが、この前の日曜日は毎月恒例の羽根木の家での、内田秀樹先生をお招きしての韓氏意拳初級講習会だった。

午前の部からすでに暑い。
午前は非会員でも参加できる体験講習だったのだが、私のボイスコーチングのクライアントのハルさんや、いまてがみ座で活躍している女優のみかちゃんが初参加。
ふたりとも勘がよく、のりのりだったので、暑いなかにもかかわらず、活気のある講習会となった。

このごろは、初体験の参加者を内田先生が丁寧に指導しているあいだも、私は私の練習に専念できるようになってきた。

午後は会員向けのクラスで、しかしとても丁寧に基本的なところからみっちりとやる。
とくに型を借りた自分の身体の要求に目を向けることをやって、これはかなりの集注の深度が必要で、さすがに私もへばり気味だった。
もっとも、そのおかげで、自主練習の内容と質が変わり、このところ毎日かなり集注した深い練習ができているように思う。

自主練習をやっていると実感するのだが、これほど深い「いまここ」への集注、すなわち「マインドフルネス」と、自分のリアルな身体への注目が生まれる武術はほかにはないように思う。
とにかく私はこれのおかげで、表現においても、日常生活においても、大変助けられている。

次回の羽根木の家での韓氏意拳初級講習会は、少し先になりますが、9月23日(水/秋分の日)に開催します。
詳細はこちら

2015年8月6日木曜日

みつばち関連イベントふたつ

8月4日(火)の午前中は、みつばちの蜜蝋を使ったワークショップを、後藤純子さんの指導をあおいでおこなった。
古来から日本では蜜蝋がさまざまに利用されていて、たとえば家や家具などの木材の手入れに有用だった。
また、参加いただいた川橋さんが、弓をやっておられた父上が、弓矢の手入れに蜜蝋を使っていた記憶がある、とおっしゃられて、調べてみるとたしかにいまも使われているのだった。

羽根木の家は築80年の古民家なので、柱や鴨居、らんま、床など、古い木材がたくさんある。
それを蜜蝋を使って手入れしてみよう、というのだ。
蜜蝋はそのまま使うのではなく、えごま油と混ぜることで、伸びをよくする。

午前中からかなり暑かったが、取り寄せておいた藤原養蜂場のはちみつアイスクリームを終わってからみんなでいただいたりして、楽しかった。
このアイスクリームは牛乳にもこだわりがあって、岩手のしあわせ牧場という、完全放牧牛の牛乳を使っている。
余談だが、人々が普段、スーパーなどで買って飲んでいる牛乳は、それは悲惨な、むごたらしいストーリーがある。
ここには書かないが。

翌8月5日(水)は渋谷のデイライトキッチンで、後藤純子さんと、自然派茶道の目黒公久さんが主催の「夏の土用 養生茶会」があったので、参加してきた。
トークゲストに中島デコさん(料理研究家)、エバレット・ブラウンさん(温版写真家)、藤原誠太さん(にほん在来種みつばちの会会長)らが来られて、大変楽しい会だった。
日本みつばち、お茶、自然農法、畜産、農薬、進化論と人の傲慢さ・愚かさ、ブラウンズ・フィールドの話など、大変盛りだくさんなトークで、刺激的だった。
また、出されたランチやデザート、お茶、蜂蜜の試食などもおいしくて楽しく、最後はブラウンズ・フィールドのみつばちが集めた蜂蜜をおみやげにいただいて帰った。

羽根木みつばち部も負けじとイベントを計画していて、まずは8月17日(月)夜に三茶のカフェ・オハナで「BEE’s CAFE」を開催。
映像を交えながら、羽根木Beesのこれまでの経過やいま起こっていること、みつばちたちの話でみなさんと交流したいと思っている。

また、9月5日(土)には羽根木の家で一日中、みつばちに関係するトークや料理や音楽や朗読のイベントを計画していて、ゲストも多数。
楽しい一日になることまちがいないので、みつばちに興味がある人もない人もご参集ください。

3夜連続の共感カフェはいろいろあったな

月曜日から水曜日まで、3夜連続で共感カフェをファシリテートした。

8月3日(月)は三軒茶屋の〈カフェ・オハナ〉で。
ちょっとした波乱があったが、とにかく共感を向けていって、後半は落ち着いた学びの場となった。
最後に恒例のミニライブとして、野々宮卯妙に私の新作「今朝の蜜蜂は羽音低く飛ぶ」を読んでもらう。
私は鍵盤ハーモニカを控えめに演奏した。

8月4日(火)は横浜の神奈川県民センターで。
パートナーとの関係でかなりつらい思いをしている人が参加していて、みんなで共感を向ける。
後半は自分のニーズにつながり、かなり落ち着いたみたいでよかった。
ところで、この日、みなとみらいの花火大会とかで、行きの電車からかなり混雑していたのだが、帰りはものすごい混みよう。
あとでわかったのだが、JRが事故で停まっていたとかで、かなり大変なことになっていたようだ。
私はなんとかなにごともなく帰りつくことができた。

8月5日(水)は草加のJugemで。
先月につづいて麻瑚ちゃんと晩さんが来てくれたほか、昨年の暮れだか今年のはじめだかに一度参加した男性がまた参加してくれた。
楽しかったな。

来週火曜日11日の夜は、羽根木の家で「親密な関係における共感的コミュニケーション」の勉強会を開催します。
興味がある方はどうぞご参加ください。
席にはまだまだ余裕があります。
詳細はこちら

2015年8月3日月曜日

今週(から)は共コミ週間


共感的コミュニケーションのワークショップ・勉強会がこれからつづきます。
まずは今夜、三軒茶屋の〈カフェ・オハナ〉で開催です。
4、5人の参加予約をいただいてますが、まだ席に余裕があるので、興味がある方、ご都合のつく方は気軽にご参加ください。

カフェ・オハナ(三軒茶屋)で共感的コミュニケーション(8.3)
8月3日(月)夜7時半から、恒例の三軒茶屋〈カフェ・オハナ〉での共感的コミュニケーション・ワークショップを開催。朗読と音楽のミニライブ付き。参加費1,000円+ワンオーダー。

明日は横浜、明後日は草加とつづきます。
来週になると「親密な関係」を切口にした羽根木の家での勉強会。
そして初開催となる東松原の〈小春食堂〉での共感カフェというか、マッサージ付きランチ会(おすすめ!)。
これは日曜日なので、お勤めの方にもおすすめです。

横浜共感カフェ(8.4)
8月4日(火)夜、横浜の神奈川県民センターにて、共感的コミュニケーションをまなんでいる仲間が主催する共感カフェを開催します。どなたも参加できます。

草加〈Jugem〉共感カフェ(8.5)
8月5日(水)の夜、草加の天然石ブレスレット専門店〈Jugem〉にて共感的コミュニケーションのスキルを身につけるための勉強会を開催します。リピーターはオンライン参加も可。

親密な関係における共感的コミュニケーションの勉強会(8.11)
共感的コミュニケーションでもとくにやっかいだといわれている親密な関係であるところのパートナーと、お互いに尊重しあい、関係性の質を向上させるための勉強会を8月11日(火)夜におこないます。

共感カフェ@東松原〈小春食堂〉(8.16)
あらたに東松原〈小春食堂〉での共感カフェの開催が決まりました。8月16日(日)午後、ランチとセルフヘッド&フェイシャルマッサージ、そしてティーブレイク付きで3,000円という大変お得なプログラムです。

2015年8月1日土曜日

書き下ろし長編小説『親密な関係』の配信がスタートした

今日8月1日のたったいま、小説『親密な関係』の第1回をメール配信した。
ちょっと長めの旅に出た感じ。
自分でやってみたんだけど、バックナンバーがうまく表示されない。
私だけかな。

バックナンバーをだれでも読める方法をかんがえておくかな。
note.mu を使うのがいいかも(さっそく作ってみた)。

メール登録が間に合わなかった人、これから読みたいという人は、こちらから登録してください。無料です。

ちなみに、『親密な関係』の冒頭部分はこんな感じで始まっています。

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  第一章 夏のにおい

   1

 天板《てんばん》がわずかにななめになった仕事机の表面を、ふっくらと少女らしさをのこしているように見える小ぶりの手が、かたくしぼった布巾《ふきん》とともに、すばやく行ったりきたりしている。
 さっきまで乱雑にものが置いてあった机の上はすっかりかたづけられ、わきへ寄せられている。透明水彩の固形絵の具をいれた平箱《ひらばこ》、大小の筆立《ふでたて》が二個、パレット、鉛筆がならんだトレイと鉛筆をけずる十徳《じっとく》ナイフ、大きさと減り具合のことなるいくつかの消しゴム、おおきな鳥の羽、定規《じょうぎ》、インク壺、老眼鏡《シニアグラス》。それらを彼女はひとつひとつ丁寧《ていねい》に天板の端にならべなおし、まんなかを広くあけて、布巾で拭《ふ》きあげている。
 中央部分を拭きあげると、端にならべたものをいったんまんなかにならべなおし、天板の右端と左端も完全に拭きあげる。
 天板の奥側を拭くとき、彼女の身体《からだ》は折れまがって上体が伸びる。布巾を動かすたびに、まっすぐに伸ばした肘から腋への腕の線が変化する。