2014年9月2日火曜日

白楽〈ビッチェズ・ブリュー〉でのみぞれ誕おめライブ

2014年9月1日(月)夜。
横浜・白楽のライブハウス〈ビッチェズ・ブリュー〉で「みぞれみずきライブ」をおこなってきた。
この日、たまたま山田みぞれの誕生日だったので、誕生日おめでとうライブということになった。
といっても、お客さんはミニマム、野々宮卯妙もいれて身内が3人。
オーナーの杉田さん、店のヘルプの女性、出演者をいれても、総勢6人という、まあよくいえばアットホームなライブ。
とはいえ、もちろん手抜きはなし。
お客さんがいようがいまいが、多かろうが少なかろうが、フルに楽しませてもらう。

まずは私のピアノソロ演奏から。
誕生日にちなんで、サド・ジョーンズの「A Child Is Born」を。
つづいて、さっさと前座をやって飲みたい、という卯妙さんの要望をきいて、私の「Three Views of a Secret」を読んでもらう。
これはジャズバーを舞台にした奇跡的なできごとの話で、杉田さんに喜んでもらえてうれしかった。

みぞれちゃん、登場。
当初読む予定だったものを変更したとかで、私の「イカ墨はえらい」を読んでくれた。
これがもうはじけまくった朗読パフォーマンスで、大受け。
私も楽しかった。

恒例の杉田さんのトークショー。
1960年代末から70年初頭に仕事で渡米していたときの話をいろいろ聞かせてもらって、ちょっと信じられないようなエピソードもあって、非常に興味深かった。
ジャズの歴史の生き証人のような方(ちょっと失礼かな)なので、もっとたくさんうかがっておきたいものだ。

後半は寿実さんのお祝い朗読で「みぞれ」という合唱曲の歌詞の朗読。
最初しっとりと、しだいにエモーショナルに。
ほかにもみぞれちゃんが宮沢賢治を読んだり、卯妙さんが予定になかった私の「Even If You Are My Enemy」を読んだり、私もソロ演奏を2曲やったりした。

私はこのところ、ひと前でスタンダードナンバーを弾くことはひさしくなかったのだが、昨夜は「A Child Is Born」のほかに「My One And Only Love」と「Satin Doll」も弾かせてもらった。
最近、スタンダードナンバーを徹底的に自分なりにわがままにアレンジして弾く練習をしていて、それをすこし試すことができたのと、自分なりの手応えが感じられてよかった。

そしてまた杉田さんのトークショー。
ビル・エバンスやマイルス・デイビスについてのびっくりするようなエピソードや、カーネギーホールの真実の話など、おもしろい話をたくさん聞かせてもらった。

〈ビッチェズ・ブリュー〉での次回のライブは、10月31日(金)夜、ハロウィンということで、たぶん仮装朗読ライブパーティーになるだろう。
私もなにか仮装して演奏しよう。