2014年6月30日月曜日

Kindle、引っ越し終わり、六本木ヒルズで野中ともよさんと

先日来、つづけてリリースした電子ブックが、アマゾンのKindleストアでも配信されている。
それぞれ、こちら。

 共感的コミュニケーション〔応用編〕
 現代朗読考
 音読療法の基礎

よかったら読んでみてください。

ここ数日、引っ越しの最後の始末をやっていた。
大物は業者に頼んですませていたのだが、それ以外のこまごましたものが残っていた。
金曜日にミキティに手伝ってもらって、カーシェアリングの乗用車を2時間借りて3往復くらいした。
2時間では運びきれないものがまだ残っていたので、もう一度車を借りて、だいたい終わった。

今日、最後の運搬を自転車で、そして簡単な掃除をやって終了。
といっても、意外に残っているもので、鉢植えをふたつ運んだり、延長コードをまとめたり、台所の洗剤を片付けたり。
全部終わったと思っていたら、台所の電灯と、トイレの掃除用具、トイレットペーパーとティッシュを忘れていた。
しかし、これですべて終了。
大家さんに挨拶して、終わり。

羽根木の家に運びこんだものの整理がまだ終わっていないが、こちらはまあ、ぼちぼちやればいいし、それほど分量はないので、数日で片付くだろう。

今日は午後から六本木ヒルズまで出かけて、先日の久米島チームのはるのさん・卯妙さんといっしょに、野中ともよさんに会ってきた。
ともよさんはいま、ガイア・イニシアティブの代表をされていて、環境問題やエネルギー問題など、さまざまな問題に取りくんでおられる。
その過程で久米島とも関わりが深く、我々が先月久米島に視察に行くきっかけになったのも、彼女のおかげだ。

今日はその後の久米島との関わりの展開について、さまざまな観点から話を聞かせてもらい、可能性を探る会となった。
私はいま、東京をベースに表現活動、共感的コミュニケーション、音読療法、教育の問題など、いろいろなことに関わっているが、久米島というもうひとつの支点を置くことでとてもクリアになることが多い。
私に残されている時間はふんだんにあるというわけではないが、いま動けばなにかひとつのきっかけを作っておけるのではないかという思いは、ともよさんと完全に一致するものだ。

これがどのように展開していくかは未知だが、東京での活動にもよい影響をもたらすような気がしている。
動かないより動くほうが好きだ。
直感を信じて、「こっち」と身体が教えてくれる方角に踏みだしてみる。

マインドフルの毎日連載が半年経過した

今朝配信した「マインドフルな毎日」6月30日分で、一日も欠かさない毎日配信がちょうど半年となった。
「マインドフルの練習」も185回めである。

正直にいうと、いったんここで区切りをつけて終了させようかどうしようか、非常に迷った。
その一番の理由は「書くネタ」である。
とくにテーマもなく、毎日気ままに思いつくまま書けばいいのなら(それだって毎日欠かさずというのは大変だけど)、割合楽なのだ。
しかし、これは「マインドフル」というテーマに絞られている。
「マインドフルの練習」についていえば、練習のためのお題を毎日、違ったものをかんがえる。

マインドフルの練習のための方法を、これまで185種類かんがえて、毎日配信してきた。
自分でもびっくりなのだが、1年やろうと思ってはじめたことだ、ちょうどあと半年これをつづけるのかと思うと、ちょっと気が遠くなる。
これ以上は無理、と何度も思った。
なので、このあたりで終了させようかと、なかば決めかけていた。

結局のところ、このジタバタも、苦しい思いも、奥底には楽しさがあるからつづけてきたのだ。
どういう楽しさだろう。
読んでくれている人がいる、ごくまれにではあるけれどリアクションがある。
これを読むことが毎日のはげみだといってくれている人がいる。
つまり、だれかとつながっているということが楽しく、はげみになるのだ。
そしてわずかでもだれかの生きていくことについての貢献になっているかもしれない、ということが力になっている。

明日は後半の半年に足を踏みだすことになる。
丸1年、できるかどうかはわからないし、むしろまったくやれる気はしていないのだが、やれるだけはやってみよう。
これは自分との対話でもあるかもしれない。

※毎日配信のブログ記事「マインドフルな毎日」はこちらから。

2014年6月29日日曜日

韓氏意拳羽根木講習会6月29日

今日は現代朗読協会「羽根木の家」で内田秀樹先生による韓氏意拳初級講習会だった。
参加者は5名だったが、私をのぞけばほかは全員が女性という、なんとなく華やか、かつソフトな雰囲気。
現代朗読協会をはじめ私の知り合いを中心にご案内しているということもあってか、毎回女性の参加者が多いのだ。
とはいえ韓氏意拳は、拳法といっても実際に打撃を人に向けて放ったり、受けたりする稽古はなく、組み手もないので、痛い思いをするようなことはまったく皆無、性別を問わず、また年齢を問わず、取りくみやすい体系になっている。

今日はまず、站椿《たんとう》の挙式(手をあげる動作)からはいり、自分の行ないが「状態」に注目したものではなく、型や形状に目を向けているものになっていないかどうかをよく検証しながら、講習が進んでいった。
つづいて、形体訓練。
初参加の人がひとりいたので、なにをやっているのか、どうやっていいのか、まったくわからずにとまどっているようすがあり、それは私にも心当たりのあることなのだった。
「わからない」ということにたいして不安や危険を感じて引いてしまうか、逆にそのことに好奇心を持ったりおもしろがれるか、というところが、韓氏意拳を引きつづきより深く学んでいけるかどうかの分かれ道のひとつであるような気がする。
今日の人は、最後のほうではとても興味深く、おもしろく参加していたように見えた。

それはともかく、私自身のことでいえば、毎回軽く落ちこむ(笑)。
もう1年以上つづけていて、個人練習もそこそこやっているつもりだが、ある程度できるようになったと思っても、講習に出るとまったくできていないことにぼろぼろと気づいて、愕然《がくぜん》とする。
今日は、自分では企《たくら》まず身体の状態に深く注目し、身体の自然な要求がもたらす形状や動きにしたがっているつもりでも、じつはなにかを「効《き》かせよう」としていたり、うまくいく方法をさぐっていたり、型をなぞろうとしている思考が働いていることを先生にいとも簡単に見抜かれてしまう。
自分ではそんなことをしているつもりはないのだが、指摘されてみればたしかにそのような思考が働いていたことに気づく。
思考を手放し、身体のかすかな声に耳を傾けていくことがとても難しく、まだまだ足りないと実感させられた。

来月は羽根木の家の土日のスケジュールに余裕がなく、初めて平日の夜に開催してみることになった。
そして、私の知り合いを中心に案内していたのだが、より広くみなさんにご案内することになった。

来月7月の開催は22日(火)の夜19時からです。
お申し込みはこちらから。
お問い合わせ内容に「その他」を選び、メッセージに「韓氏意拳」と書いてください。

2014年6月28日土曜日

音読カフェ@羽根木の家が終わった

今日は羽根木の家での「音読カフェ」を開催した。
以前、銀座教室で開催したり、地域クラブの集まりの方々に呼んでいただいたことはあったが、かんがえてみれば本拠地である羽根木の家で音読カフェを開くのはこれが初めてなのだった。

羽根木の家では、毎月、ママカフェこと「お母さんのための音読カフェ」を開催している。
これもまさに音読カフェなのだが、託児ができるということで、ちいさいお子さんをお持ちのお母さんを中心に開催している。
音読カフェはそのようなくくりはなく、だれでも自由に参加できる。

今回は音読療法の教科書である『音読療法の基礎』が完成した記念に、音読カフェを開催した。
『音読療法の基礎』をご購入いただいた方は無料招待。
実際、今回参加いただいた方は全員、ご購入いただいた。
なにしろ、参加費2,000円より、書籍代1,200円のほうが安いので、買ったほうが安く参加できるという、変な仕組みなのだ(笑)。

女性の方ばかり7名が参加。
私と、音読療法士の野々宮がファシリテート。
まずはご挨拶、お互いのみじかい自己紹介のあと、音読療法についてのごく簡単な説明。
今回参加してくれたのは、音読療法にも興味を持っている現代朗読のゼミ生のほか、フェイスブックを見て興味を持ってくれた人、最近ボイスセラピスト講座を受けて資格取得したばかりの人などだった。
ご自分でもコミュニケーションの講師をされていたり、表現活動をされている方もいた。

つづいて、音読療法の呼吸法(ホールブレス、ストレッチブレス、ボトムブレス)、発声(身体の震動を確認しながらのハミング)へと進んでいった。
音読エチュードは夏目漱石の『吾輩は猫である』の冒頭部分を使って、身体を動かしながら読んだり、お経読みをしたり。

中間でカフェタイムとなり、せっかくなので、お茶受けのかりんとうを食べながら、食べる瞑想をおこなったりした。

カフェタイムのあとは共感的な聴き方のエチュード。
そして共感的コミュニケーションについてのごく簡単な解説をおこなって、時間となった。
みなさん、とても熱心に参加してくれてうれしかった。
何人かの方はきっとまたおいでいただけるだろうし、音読療法や共感的コミュニケーションに興味を持っていただけたようだった。

※音読療法の教科書である『音読療法の基礎』(著・音読療法協会/監修・水城ゆう/出版・アイ文庫)の詳細とご購入はこちらから。

2014年6月26日木曜日

羽根木で音読カフェ

よくかんがえたら、羽根木で音読カフェをやった記憶がないのだ。
羽根木では毎月、ママカフェこと「お母さんのための音読ケア」というのをやっている。
また、京都・法然院でやったり、老人ホームでやったり、一時銀座の教室でやったりしたこともある。
が、本拠地である羽根木の家でやったことはないみたいだ。

3月末に「音読療法入門とミュージック・メディテーション・ライブ&セミナー」というのをやった。
これは音読カフェの内容をふくんでいて、なかなかのご好評をいただいた。

音読カフェではなにをやるかというと、日ごろから自分で心身のケアをおこなって、毎日を健康でいきいきとすごせるように、音読療法のセルフケアの方法を体験してもらって、お持ち帰りいただこうという内容だ。
呼吸法、発声、音読、そして「自分自身との」をふくむコミュニケーション・スキルがプログラムのなかにある。
それを、お茶でも飲むような気軽な感じで、体験してもらおうというイベントだ。

私はこれで毎日、非常にたすかっている。
この厳しい状況ともいえる社会のなか、毎日にこにこしながらすごすことができている。
にこにこしていられれば、自分自身のパフォーマンスを常に高いものに保持していられる。
問題に対処する元気や力をいつも維持していられる。
それが音読療法という簡明な方法で得ることができる。
ぜひ多くの人に体験し、また身につけてもらいたいものだ。

だれでも気軽に体験できるように、羽根木の家でも音読カフェを開催する。
明後日の午前と午後の2回やるので、どちらでも、あるいは両方でもいいが、都合のいいほうにご参加いただきたい。
あ、そうそう、今回の音読カフェは、音読療法の教科書である『音読療法の基礎』の新刊リリース記念特別編として開催される。
本を買った方は無料招待。

明後日28日(土)の羽根木の家での音読カフェの詳細と申し込みは、こちらからどうぞ。

2014年6月25日水曜日

共感的コミュニケーションの勉強会も1年半

羽根木の家で開催している共感的コミュニケーションの勉強会も、今月で1年半(18か月)となる。
今月6月の開催は明日26日で、午後3時からの昼の部と、午後7時からの夜の部がある。
毎回、2部ずつやっているので、35回以上開催したことになる。

何度も来てくれている人もいれば、一回きりで来なくなってしまった人もいる。
また、私の勉強会をはなれ、NVCのワークショップや別の勉強会に参加するようになった人もいる。
それはそれで喜ばしいことだ。
しかし、やはり継続的に来てくれる人がいるとうれしく、またありがたく思う。

この1年半のあいだに、書籍『共感的コミュニケーション』の〔入門編〕と〔応用編〕の2冊をリリースすることができた。
これも勉強会に参加してくれた方々に支えられた面が多い。
さらに〔実践編〕を出したいと思っている。
こちらはまだまったく手つかずなので、これまで同様、すこしずつブログで書きついでいきたい。

経験がある人はわかると思うが、本を一冊まとめるというのはなかなか骨のいる作業で、気軽にやれるようなことではない。
こつこつと原稿を書きつぎ、まとめあげ、そして本に仕上げるという過程がある。
本になっても、私の場合は出版社を通していないので、告知宣伝も自分でやることになる。
これも時間がかかるし、多くの人と対応しなければならないのでトラブルに巻きこまれることもないとはいえないのだが、この経験もまた『共感的コミュニケーション』の執筆を支えているといっていい。

明日の勉強会では〔応用編〕のなかからいくつか項目をひろいあげて、みなさんといっしょに勉強してみようと思っている。
きっとあらたな発見があるだろう。
〔応用編〕はすでに電子ブックとしては公開されているが、紙本のほうはまだ私の手元に届いていない。
今週の日曜日には届くはずなので、紙本が必要な方は日曜日以降にご用命ください。

※6月の羽根木の家での共感的コミュニケーション勉強会は、26日(木)昼の部15時からと夜の部19時から開催します。それぞれ2時間枠です。
 詳細とお申し込みはこちら

※『共感的コミュニケーション〔応用編〕』の電子ブックおよび紙本はこちらから入手できます。

夏のミートソース・スパゲティ

こってりしたイメージの強いミートソースだけど、隠し味を使うことでさっぱりとさわやかな感じに仕上がったので、それを使ったスパゲティを紹介したい。

【材料】1人分
・ひき肉(豚でも牛でも合挽きでもなんでも)……80グラムくらい
・スパゲティ……80グラム
・トマト煮……4分の1缶
・にんにく……ひとかけ
・鷹の爪……1本
・セロリ……10センチくらい
・オリーブ油、塩、コショウ、ローレル、ナツメグ、バルサミコ酢、醤油、パルメザンチーズ

セロリを入れたのと、隠し味にバルサミコ酢と醤油をたらしたのが正解。
濃厚だけど、さわやかな感じにも仕上がって、美味。

フライパンにオリーブ油(大さじ1)、みじん切りにしたにんにく、種を抜いた鷹の爪を入れ、弱火にかける。
にんにくが香り立ってきたら、ひき肉を入れ、塩・こしょう(少々)して炒める。
ひき肉の色が変わったら、トマト煮、セロリ、ローレルを入れ、さらに塩・こしょうで味を整える。
ナツメグ(少々)とバルサミコ酢(大さじ2)を加え、醤油をひとまわしかけて、しばらく煮込む。

かためにゆであげたスパゲティを皿に盛り、フライパンのミートソースをかける。
最後に粉のパルメザンチーズを好みの分量トッピングして、完成。

2014年6月24日火曜日

オーディブックのためのマスタリング講習会

今日は午前中から、オーディオブックに特化したマスタリング技術の講習会を羽根木の家でおこなった。
音楽などの音声コンテンツを最終的に世に出す前にかならずおこなわれる「マスタリング」という工程は、音楽の世界では非常に重視され、この腕の善し悪しでコンテンツの出来が左右されるといわれるほどの重要なものになっている。
有名なマスタリング技術者やマスタリング・スタジオが存在し、1曲仕上げるのに数十万円という報酬が支払われるほどだ。

それほど重要な工程であるにも関わらず、オーディオブックに関してはほとんどマスタリングという工程が存在していない(アイ文庫や一部放送局関係のコンテンツを除く)。
オーディオブック・コンテンツの歴史が浅い(とくに日本は)というのもあるし、朗読なんてちょちょっとそのへんのレコーダーで録音すればそれで売り物ができるじゃん、というような安易な態度がまかり通っているということもある。
実際にはもちろんそんなことはない。

これはあらためて書きたいと思っているが、オーディオブックのマスタリングには、音量・音圧の調整、音質、空気感、場の質感、読み手の存在感、その読み手と作品の質感のすりあわせ、あるいは違和感の演出など、かなり高度な技術が存在する。
その技術は、私が長年、オーディオブックの収録と制作にたずさわってきた過程で苦労して発見したことであり、だれにも教わることができないまま独自に開発してきた技術でもある。
それを囲いこむのではなく、だれかに伝えられるのは、私にとってはうれしいことだ。

今日はあるオーディオブックの制作会社の方がふたりいらして、午後4時近くまでみっちりと講習をさせていただいた。
こうやってオーディオブック・コンテンツのクオリティが底上げされていくのは、おなじオーディオブックを作っている仲間としてはうれしいことである。
ほかの制作会社の人もどんどん来てくれればいいと思う。
ただし、講習費は高いよ(笑)。
本気度をはかるバロメーターですからね〜。

講習会の途中、昼間はみんなで新代田駅のところの〈香家〉に行って、担々麺を食べる。
講習会後、マスタリングでどこまでクオリティをカバーできるか、あらためて確認できたこともあって、簡易収録機材をテストしてみた。
ZOOMのQ3、H4、ソニーのミュージックビデオ、いずれもそこそこのクオリティで録音できるが、ソニーとQ3はかなりポップな音楽向けの派手な音質であるのに対して、H4は落ち着いた音声と指向性がはっきりしている点で、オーディオブックの簡易収録は(手持ちの機材のなかでは)H4がもっとも適しているという結論に。
ティアックのDR-100MK2のクオリティがすばらしいという話も聞いているが、そこまで余裕はない。
どれか処分して、それでティアックを試してみるかなあ。

引っ越し、カフェ・オハナの共感的コミュニケーション

築50年超の古い木造アパートだけど、けっこう気にいって住んでいた代田5丁目の小林荘が、この7月に取り壊しになると決まって、出ることになった。
といって、代わりの部屋を探すのも面倒だし、資金もないので(羽根木の家の更新も重なっている)、羽根木の家の仮宿りにもどることにした。
そんなわけで、昨日は朝から部屋の片付けをし、引っ越し業者が来るのを待っていた。

業者といっても、通常の引っ越しだと高くつくので、大物だけの運搬を頼んで、もっとも安い見積もりのところにお願いした。
運んでもらったのは、小型の冷蔵庫、ソファベッド、テーブル、棚、椅子、大きな植木鉢。
はじまったら1時間足らずで終わってしまった。
あとは羽根木の家での片付けが残っているだけ。
こちらもたいした荷物ではないので、そんなに日数はかからないだろう。
とにかく、身軽にしておいて助かったし、身軽にしておくことが自分の気持ちにすっきりくることがわかった。

夜は三軒茶屋の〈カフェ・オハナ〉で共感的コミュニケーションのワークショップとミニライブ。
参加者は5人と少人数で、その内4人の方がはじめてだったのだが、知らない者同士でも和気あいあいとした雰囲気で楽しく進めさせてもらった。
具体的な事例を取りながら共感のプロセスをおぼえてもらい、遅れて参加した人がいたので、その人の話を共感的に聴くという実践練習をしたりもした。
これは「共感的に聴く」という体験がどういうものを自分にもたらしてくれるかが実感できる興味深い結果となり、私も気づきが多い夜であった。

最後に新刊リリースしたばかりの私の『共感的コミュニケーション〔応用編〕』の一節を野々宮卯妙に朗読してもらい、私が持参したミニキーボードで音楽をつけて、ミニライブをおこなった。
これもまた共感的に聴くことの練習となった。

※『共感的コミュニケーション〔応用編〕』の電子ブックおよび紙本はこちらから入手できます。

2014年6月23日月曜日

あいぶんこ朗読ポッド Vol.79

中野〈スウィート・レイン〉で2014年6月14日におこなわれた「ののみずじゅんじ+アルファライブ」あらため「ウェルバ・ムジカ・コアメンバー・ライブ」の模様を何回かにわたって抜粋してお届けしました。
この7回めが最終回となります。
野々宮卯妙と宮本菜穂子、山田みぞれによる水城ゆう作「Bird Song」の朗読と楽器隊によるセッションです。
演奏は森順治(アルトサックス)、水城ゆう(ピアノ)、日野了介(ベース)。

視聴はこちら(下の画像をクリック↓)
※水城ゆうの新刊書籍『現代朗読考――コンテンポラリーアートとしての朗読』がリリースされました。水城のここ数年にわたる現代朗読に関する考察と実践をまとめた決定版ともいえる本です。
詳細はこちら

新刊電子ブック『共感的コミュニケーション〔応用編〕』

好評をいただいている『共感的コミュニケーション〔入門編〕』の続編である『共感的コミュニケーション〔応用編〕』(著・水城ゆう/出版・アイ文庫)がBCCKS( bccks.jp )でリリースされました。

ほかにもアマゾンKindleストア、楽天<kobo>イーブックストア、iBooks Store、紀伊國屋書店 Kinoppy、BookLive!、BOOK☆WALKER、eBookJapan、Sony Reader Store、KDDI ブックパスでも順次配本予定です。
すべて300円です(紙本は1,100円)。

2014年6月22日日曜日

雨、2級ボイスセラピスト講座、『共感的コミュニケーション〔応用編〕』の完成

今日は朝から雨降り。
梅雨らしい天候だが、気温は低め。
そんななかでも、羽根木の家の庭には鳥のさえずりがにぎやかに聞こえてきていた。

10時から2級ボイスセラピスト講座。
今日になってキャンセルした人がいたりして、結局おふたりの参加という少人数での開催となった。
が、おふたりとも音読療法にとても強い関心を持っていただいていて、熱心に参加してくれた。
そして、今回は、ようやく完成した音読療法の教科書『音読療法の基礎』をお渡しすることができた!
これが完成するまでに2年近くかかったことになる。
ひとつの仕事を終えられたことについて、私自身はお祝いとしたい。
『音読療法の基礎』の詳細はこちら

少人数なので早めに終わるだろうと思っていたが、結局17時近くまでしっかりとやって、おふたりも最後までお付き合いいただいた。
私にとっては、つながり、貢献、表現、影響、能力発揮などのたくさんのニーズが満たされた一日となり、感謝。

ところで、先日来、執筆・加筆・修正・編集を進めていた『共感的コミュニケーション〔応用編〕』がようやく完成して、電子ブックとしてリリースした。
その直後、たまたまフェイスブックでつながった岡山のかたとメッセージのやりとりをしていて、なんと私の『共感的コミュニケーション〔入門編〕』を学習会で使っているということを聞いて、とてもうれしかった。
自分のあずかり知らぬところで、自分が書いた本がだれかの役に立っているというのを聞いてうれしくなるというのは、どういうニーズが満たされたということなんだろうね。

2014年6月21日土曜日

夏至、悔いのない一日、だけどもう少しだけ時間がほしい

今日は夏至。
一年で一番日が長い一日。
私はこの季節が一番好きだ。
夏がいいなあ。
羽根木の仕事場も、朝は涼しくて、いろいろはかどる。

午前中は現代朗読基礎コース全10回の最終回。
身体の連動や恊働を見るために、韓氏意拳の形体訓練の動作をやってみる。
私も最初はそうだったが、これがなかなか手強い。
自分の身体にたいする意識や、自分の身体が要求している形、軌道、そして声といったものを聞き取る緻密で繊細な作業ができない。
それでもやっているうちに、いろいろな気づきが生まれてくる。

途中で宅急便が来て、BCCKSで発注した『現代朗読考』と『音読療法の基礎』の紙本が届く。
『現代朗読考』をゼミ生たちが買ってくれてうれしかった。
電子ブックで買えば300円だが、紙本だと900円。

基礎コース終了後、参加者のひとりのはづきさんがゼミ生になってくれた。
また仲間がひとり、うれしいなあ。
ゼミ生、つまり現代朗読協会の正会員は、増えたり減ったりして、だいたい20人くらいを行ったり来たりしているのだが、去っていく人がいると悲しい分、参加してくれる人がいるとひときわうれしい。

昼はみんなでパンを買ってきて、羽根木の家の玄関前のアンズでできたジャムを塗りながらランチ。
療養で入院中の山浦くんが、一時退院で来てくれて、イベントの相談。
放送部とか、ライブや公演の進行とか、サイトのこととか。
サポートがありがたい。

昼ゼミ。
ふだんあまりやることのない、日本語の発音発声規則について、やや厳密に勉強してみる。
我々がいかに、ちゃんと「共通語」としての日本語をしゃべれていないか、の検証。
そんなことは表現とはまったく関係がないのだが、しかし知っていて、それができるかどうかというのは、対外的にはちょっと意味を持つ。
まあ、ゲーム的におもしろい面もある。

そのあと、ひとりずつ、自由に読んでもらった。
梓には、動きのある朗読表現はどうやって生まれるか、ということについて、ピアノ演奏とのセッションを通じて検証してもらう。
晩さんは例によって『白恋』という恋愛小説の一節を朗読。
おっさんが書き、おっさんが読んでいるのに、なぜかとても女性的な印象を受けたのがおもしろかった。

まりなに私の『こどもの頃の七つの話』のいくつかを読んでもらう。
椅子の上に正座しての朗読。
とても自然で、たくらみがなくて、気持ちがいい。
自分の書いたものがそのように読まれるのを聴くのは、本当に幸せなことだ。

終わってから、まりなのお母さんの話になり、お母さんが描いているイラストというか漫画の話で盛り上がる。
私もお母さんにツイッターのアイコンを描いてもらうことにした。

今日も楽しい一日だったなあ。
マインドフルネスがもたらす幸福は、一日を人の一生にひとしいものにしてくれる。
楽しいこの世からいずれおさらばする日が来るのは寂しいことだが、悔いはないだろう。
ただ、アンフィニッシュドワークがいくらか心残りなので、もうすこしだけ時間をもらえるとありがたい。

2014年6月20日金曜日

〔応用編〕の仕上げ、山田勇男監督、収録制作コース最終回

つぎの本『共感的コミュニケーション〔応用編〕』の仕上げに取りかかった。
元原稿はほぼできていて、あとはそれに加筆・修正をくわえて縦書きの電子ブックと紙本にするためにBCCKSのエディターに流しこんでいく。
日曜日までに仕上がれば、つぎの日曜日(1週間後)には紙本も届くという、まあ便利な世の中になったものよのお。

作業していたら、昼ごろ、もうすぐユーロスペースで公開の映画「シュトルム・ウント・ドランクッ」の監督の山田勇男さんがふらっと羽根木に立ち寄られた。
羽根木の家がロケ地のひとつだったのだ。
チケットを受け取るだけのはずが、話が盛りあがってしまってついつい1時間ほど長話。
これまであまりゆっくり話をさせてもらったことがなかったのだが、これを機会にいろいろとうかがってみると、とてもおもしろい話が次々と出てきて、楽しいのなんの。
思いつきで山田監督と私とで上映会とか、サイレント映画と即興演奏とか、トークイベントとかいったイベント企画の話がいろいろ出てきて、今後が楽しみになった。
映画公開のほかにも、渋谷のポスターハリスギャラリーで寺山修司の映画を題材にしたポスターの個展をされるそうで、そちらも楽しみ。

夜はオーディオブック収録製作コースの最終回。
全10回の最後だったにも関わらず、出られない人が多くて、結局、美子さん、てんちゃん、卯妙さんの3人。
まずは美子さんの「お金のいらない国」を3人で、ラジオドラマ形式で収録する。
ブースではなく、座敷にマイクなど機材をセッティングして、簡易に収録してみたが、案外音声のクオリティはいけそうな感じがして、このセッティングでいろいろやれたら楽なのだ。
そしててんちゃんが、久生十蘭の「骨仏」という風変わりな作品を収録。
最終回にふさわしい、濃い時間であった。

オーディオブック収録製作コースは、来月7月からまたあらたに次期がスタートする。
これは基本的に現代朗読基礎コースを修了した人を対象にしたコースなのだが、オーディオブック・リーダーを早急に育てたいというあるニーズがあって、基礎コースとの同時受講でも参加可とすることにした。
興味がある方はこちらをどうぞ。
オーディオブック収録製作コースの詳細はこちら。
⇒ http://grkinfo.blogspot.com/2014/04/20147.html
基礎コースの詳細はこちら。
⇒ http://grkinfo.blogspot.com/2014/04/1020147.html

あいぶんこ朗読ポッド Vol.78

中野〈スウィート・レイン〉で2014年6月14日におこなわれた「ののみずじゅんじ+アルファライブ」あらため「ウェルバ・ムジカ・コアメンバー・ライブ」の模様を何回かにわたって抜粋してお届けします。
6回めは野々宮卯妙による水城ゆう作「洗濯女」の朗読と楽器隊によるセッションです。
演奏は森順治(バスクラリネット)、水城ゆう(ピアノ)、日野了介(ベース)。

視聴はこちら(下の画像をクリック↓)
※水城ゆうの新刊書籍『現代朗読考――コンテンポラリーアートとしての朗読』がリリースされました。水城のここ数年にわたる現代朗読に関する考察と実践をまとめた決定版ともいえる本です。
詳細はこちら

音読こくご塾の準備、日本語発音発声技術の検証

昨日は木曜日で、現代朗読のゼミ日だったが、都合で来れなくなった者、病欠者、その他欠席が何人かあって、昼ゼミは開店休業状態。
朝と夜も少人数での開催となった。

近く告知を流すが、羽根木の家で子どものための「音読こくご塾」を開講することになったので、その内容やちらしについて、フジサワさんと相談する。
フジサワさんは3人の子どもがおられるほか、図書館に勤めたり、小学校で読み聞かせ活動をおこなったりしていて、子ども事情に詳しい。
また、テキスト表現で参加している奥田くんが、今回はなかなか味わい深いエッセイを書いてきて、みんなで楽しく聞かせてもらった。

昼は奥田くん、卯妙さん、KATとシモキタの〈ノースフィールド〉でランチ。

夜ゼミは、明日(今日)のオーディオブック収録製作コースに参加できないというひとみさんのために、日本語発音発声の技術的瑕疵について緻密に検証してみた。
オーディオブック収録製作コースは7月から新期がスタートする(3か月)。
受講対象者は基礎コース修了者としているが、2コースの同時受講も可。

7月からのオーディオブック収録製作コースの詳細はこちら
7月からの基礎コースの詳細はこちら

2014年6月19日木曜日

あんずジャム、ミートソース、韓氏意拳の稽古

昨日の日記。
大量に作ったあんずジャムをパンに塗って食べたりしていたのだが、プレーンヨーグルトに乗せて食べたらめっちゃうまかった。
やや砂糖を少なめにしたので、酸味があるが、味が濃くて、ヨーグルトによく合う。

昼にミートソース・スパゲティを作る。
セロリを入れたのと、隠し味にバルサミコ酢と醤油をたらしたのが正解。
濃厚だけど、さわやかな感じにも仕上がって、美味。

夜は中野の新井区民活動センターまで韓氏意拳の稽古に出かける。
いつも午後6時に新代田を出るのだが、山手線こんなに混んでたっけ?
なんだか、だんだん混み具合が激しくなるような気がする。
東京の人口、増えてないか?
それとも、この時間ということは、早めに仕事を終えて帰る人が増えたということだろうか。
いやいや、それにしては、稽古を終えて帰る井の頭線もブタ混みである。

稽古では前半に形体訓練をひととおりやり、後半はU字転換を中心に基本挙式の練習をおこなった。
家で自主練習しているときに無意識に、無自覚に身につけてしまった癖が、先生に手をそえられるとあからさまになって、ガックリ来る。
いかに自主練習における注意深さが足りなかったのかわかるし、もっと集中し状態に進入した稽古をおこなわないと意味がない、ということにも気づかされた。
とにかく運動の軌道や形状は「状態」からもたらされるものであり、それをつかんだままでなければなにも起こらないのに等しい。
もっと練習しよ。

※羽根木の家での韓氏意拳初級講習会を6月29日(日)の午前と午後に開催します。
くわしくはこちら

あいぶんこ朗読ポッド Vol.77

中野〈スウィート・レイン〉で2014年6月14日におこなわれた「ののみずじゅんじ+アルファライブ」あらため「ウェルバ・ムジカ・コアメンバー・ライブ」の模様を何回かにわたって抜粋してお届けします。
5回めは宮本菜穂子による水城ゆう作「雨の女」の朗読と楽器隊によるセッションです。
演奏は森順治(フルート)、水城ゆう(ピアノ)、日野了介(ベース)。

視聴はこちら(下の画像をクリック↓)
※水城ゆうの新刊書籍『現代朗読考――コンテンポラリーアートとしての朗読』がリリースされました。水城のここ数年にわたる現代朗読に関する考察と実践をまとめた決定版ともいえる本です。
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(まとめ)あいぶんこ朗読ポッド Vol.71〜75

昨日は「あいぶんこ朗読ポッド」のVol.76を配信しました。
これまで配信したVol.71からVol.75は以下のリンクからご覧ください。
お見逃しの方はこの機会にぜひどうぞ。

 Vol.71 レディ・ジェーン「ののみずじゅんライブ」より野々宮卯妙朗読「失われし街」
 Vol.72 「ののみずじゅんライブ」より『夢十夜』から「第十夜」
 Vol.73 スウィート・レイン「ウェルバ・ムジカ」より山田みぞれ「初霜」
 Vol.74 スウィート・レイン「ウェルバ・ムジカ」より宮本菜穂子「朝はきらいだ」
 Vol.75 スウィート・レイン「ウェルバ・ムジカ」より野々宮卯妙「Even If You Are My Enemy」

Vol.66〜70のまとめはこちら
Vol.1〜60のまとめはこちらのリンクから。

※水城ゆうの新刊書籍『現代朗読考――コンテンポラリーアートとしての朗読』がリリースされました。水城のここ数年にわたる現代朗読に関する考察と実践をまとめた決定版ともいえる本です。
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2014年6月18日水曜日

あいぶんこ朗読ポッド Vol.76

中野〈スウィート・レイン〉で2014年6月14日におこなわれた「ののみずじゅんじ+アルファライブ」あらため「ウェルバ・ムジカ・コアメンバー・ライブ」の模様を何回かにわたって抜粋してお届けします。
4回めは山田みぞれによる水城ゆう作「リサ」の朗読と楽器隊によるセッションです。
演奏は森順治(アルトサックス)、水城ゆう(ピアノ)、日野了介(ベース)。

視聴はこちら(下の画像をクリック↓)
※水城ゆうの新刊書籍『現代朗読考――コンテンポラリーアートとしての朗読』がリリースされました。水城のここ数年にわたる現代朗読に関する考察と実践をまとめた決定版ともいえる本です。
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2014年6月17日火曜日

オーディオブック関連打ち合わせ、明治大学での講義

羽根木の朝はなんとなく避暑地っぽい。
夜明けとともに起きて外を歩くと、得した気分になる。

今日も午前中に仕事。
11時にことのは出版の野村さんが打ち合わせにいらした。
オーディオブックに関してひさしぶりに大きな展開があったので、こちら側の体制も気合いをいれて整えていく必要が出てきた。
ゼミ生を中心に、よいコンテンツを作るための体制作りを進めていこう。

昼はありあわせの材料で冷やし中華を作ってみた。
午後は夜の明治大学での講義のためのレジュメやら資料作り。
ほかにも力を抜いて、朗読ポッドをUPしたり、仮眠したり。

午後4時半すぎ、アシスタントを頼んだ野々宮といっしょに駿河台の明治大学リバティタワーに向かう。
ゼミ生の菜穂子さんも見学に来ていて、合流。
担当の波照間先生と会って、前回も使った地下のアスレチックルームに向かうが、あいにく別のグループが使用中。
いつもの教室にもどって、そちらでやることになった。

ところで私は久米島で買ったかりゆしを着ていったのだが、さすが沖縄出身の波照間先生はめざとくそれを指摘してくれた。
もともとは波照間島がルーツらしい。

講座の学生は20人ほどで、半分くらい中国や韓国から来た留学生だった。
日本語はまったく不自由はなく、みんな熱心に聴講し、参加してくれた。
講義は「朗読と音楽の融合」というテーマでおこなったが、おなじ音声表現でも朗読と音楽の違い、あるいは共通点について解説し、またエクササイズを実際にやってもらって体感しながら考えてもらった。
なにげなく話したり使ったりしている日常的言語のなかにも、さまざまな機能や文脈ごとの精妙な変化があることに客観的に気づいてもらえればよかった。

最後に課題を出して、終了。
菜穂子さんと野々宮と、近くのベルギービールの店〈ブラッセルズ〉に寄って一杯引っかけてから解散。
けっこう集中して疲れたけれど、楽しい時間でもあった。

※オーディオブックの収録と製作に特化したコースが7月4日(金)夜からスタートします。この講座修了者には商業コンテンツの収録に携わっていただきます。基礎コース修了者が対象ですが、今回に限り基礎コースとの同時受講でも可とします。詳細は直接お問い合わせください。
コースの詳細と申し込みはこちら

あいぶんこ朗読ポッド Vol.75

中野〈スウィート・レイン〉で2014年6月14日におこなわれた「ののみずじゅんじ+アルファライブ」あらため「ウェルバ・ムジカ・コアメンバー・ライブ」の模様を何回かにわたって抜粋してお届けします。
3回めは野々宮卯妙の朗読と楽器隊によるセッションです。

出演は野々宮卯妙(朗読)、森順治(アルトサックス)、水城ゆう(ピアノ)、日野了介(ベース)。
演目は水城ゆう作「Even If You Are My Enemy」です。
視聴はこちら(下の画像をクリック↓)
※水城ゆうの新刊書籍『現代朗読考――コンテンポラリーアートとしての朗読』がリリースされました。水城のここ数年にわたる現代朗読に関する考察と実践をまとめた決定版ともいえる本です。
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2014年6月16日月曜日

早起きして午前中だけ仕事したい

昨夜はうまいぐあいに早めに就寝できたので、今朝は早起きできた。
といっても、午前3時くらいに地震の揺れでまず目がさめた。
茨城県沖、最大震度3、マグニチュード5.6。
そのあと、さらに長くつづく揺れで本格的に目がさめた。
福島県沖、最大震度4、マグニチュード5.8。

揺れるたびに原発が気になって、まずはテレビをつけてしまう。
テレビといってもケータイのワンセグだが。
地殻という大海に浮かんだ木の葉のような日本列島の上に、こんなにたくさん原発をならべてしまったなんて、正気の沙汰ではない。

気を取りなおして、せっかく早起きしたんだからと、仕事。
数日前から羽根木の家の玄関脇の8畳の茶室を片付け、必要なものを運びこんで仕事ができるようにしてある。
窓をあけはなつと、緑が見え、涼しい風も通りぬけて気持ちがいい。
なるべく仕事机の上にはものを置かないようにして、集中して仕事する。

私のもっとも集中できる生活スタイルは、たぶん、午前4時くらいに起きて午前中に仕事、お昼以降は仕事はせずに、出かけたり本を読んだり、なにか好きなことをして、夜は早めに寝てしまう、という感じ。
毎日こんなふうにやれるといいんだがなあ。

昨夜は奥田くんひとりだったが、オンラインでテキスト表現ゼミをおこなう。
エッセイを書いてきたのだが、語り口で読ませるタイプの文章の書き方についてアドバイスしてみた。

あ、そうそう。
リリースしたばかりの新刊書『現代朗読考』がアマゾンのKindleストアでジャンル別1位になっていた。
こちら
ゼミ生の平田くんが教えてくれた。
ちょっとうれしい。

明日は「朗読と音楽の融合」というテーマで明治大学の情報コミュニケーション学の臨時講師に行ってくる予定。
そして今週は「オーディオブック収録製作コース」も「現代朗読基礎コース」も最終回を迎える。
7月からはあらたな期間がはじまるので、興味がある方はどぞ!

※オーディオブック収録製作コースの詳細はこちら
※現代朗読基礎コースの詳細はこちら
※現代朗読ライブコースの詳細はこちら

あいぶんこ朗読ポッド Vol.74

中野〈スウィート・レイン〉で2014年6月14日におこなわれた「ののみずじゅんじ+アルファライブ」あらため「ウェルバ・ムジカ・コアメンバー・ライブ」の模様を何回かにわたって抜粋してお届けします。
2回めは宮本菜穂子の朗読と楽器隊によるセッションです。

出演は宮本菜穂子(朗読)、森順治(アルトサックス)、水城ゆう(ピアノ)、日野了介(ベース)。
演目は水城ゆう作「朝はきらいだ」です。
視聴はこちら(下の画像をクリック↓)
※水城ゆうの新刊書籍『現代朗読考――コンテンポラリーアートとしての朗読』がリリースされました。水城のここ数年にわたる現代朗読に関する考察と実践をまとめた決定版ともいえる本です。
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2014年6月15日日曜日

駆け足日記

毎年の恒例だが、玄関前のあんずの巨木から熟した実がぼとぼとと落ちしきって、すぐに回収して加工しないとなめくじやらゲジゲジやらありんこに食べられてしまうとかなり忙しい思いをしている羽根木の家に、引っ越しの準備で荷物を少しずつ運び入れながら片付けている。
あんずは三日ほどのあいだに集中的に落果して、たぶんバケツに5杯くらいは拾った。
それを人にあげたり、処理してジャムに加工したりした。

加工というのは、実を割って種を抜き、落下などで傷んだ箇所を包丁でそぎ落とし、鍋にいれるのだ。
三温糖をどっさり乗せてしばらく放置しておくと、果汁が出るので、弱火でじっくりと煮詰める。
このジャムがむちゃくちゃ濃厚でうまい。

金曜日は午後、昼ゼミ。
夜はオーディオブック収録製作コースの9回め。

昨日の土曜日は朝からトランジション世田谷茶沢会の人たちが来て、コミュニティガーデンの作業。
支柱を立てたり、あたらしい苗を植えたり。
午前中に現代朗読基礎コースの9回め。

午後は昼ゼミ。
8月に東京創造芸術祭への参加を検討している。
また10月には横浜のホッチポッチ・ミュージックフェスティバルへの参加が決まっている。
どんな内容でやろうか、だれが参加できるのか、という話をする。
ゼミ生のまりなが、基礎コースのひとり読みで、椅子の上に正座して読んだら妙に落ち着いて気持ちよかった、という話から、箱朗読というアイディアが生まれたりする。
芸術祭の参加が決まったらぜひやってみたい。

夜は昼ゼミのメンバーもいっしょに、ぞろぞろと中野に向かう。
〈Sweet Rain〉でのライブ。
その模様は、ひさしぶりに再会した「あいぶんこ朗読ポッド」で順次配信する予定。
初回の配信はこちら

あいぶんこ朗読ポッド Vol.73

中野〈スウィート・レイン〉で2014年6月14日におこなわれた「ののみずじゅんじ+アルファライブ」あらため「ウェルバ・ムジカ・コアメンバー・ライブ」の模様を何回かにわたって抜粋してお届けします。
初回はオープニングの楽器隊によるフリーから山田みぞれの朗読へとつづくセッションの模様です。

出演は森順治(アルトサックス)、水城ゆう(ピアノ)、日野了介(ベース)、山田みぞれ(朗読)。
演目は水城ゆう作「初霜」です。

視聴はこちら(下の画像をクリック↓)
※水城ゆうの新刊書籍『現代朗読考――コンテンポラリーアートとしての朗読』がリリースされました。水城のここ数年にわたる現代朗読に関する考察と実践をまとめた決定版ともいえる本です。
⇒ 詳細はこちら

2014年6月12日木曜日

今日の朝ゼミ

今日、6月12日(木)の朝ゼミ。
藤沢さん、KAT、唐ちゃん、晩さん、遅れて奥田くん、ひさしぶりのさっちんが参加。

最初に晩さんがびっくりするような話を聴かせてくれた。
晩さんはこのところ、仕事がめちゃくちゃハードで、げろきょにも来れず、とうとう医者にかかるような事態におちいってしまったらしいのだが、おかげで休みが取れて、先週の土曜日にようやくげろきょに来れた。
しかし、先週の土曜日は参加者が少なく、なんとなく韓氏意拳の話になって、その自主稽古を一緒にやったりしていたのだが、晩さんが家に帰ってから奥さんに「喋り方が変わった」といわれたそうなのだ。
以前は口先だけでしゃべる感じで聞きとりづらかったそうだが、土曜日に羽根木に行ってからははっきり聞きとれるようになったとのこと。
現代朗読によるフィジカルとメンタル両面のよい影響があったのではないか、という報告で、私もうれしくなった。

いつものように基礎トレーニング(ストレッチ、発声、体認のエチュード)のあと、唐ちゃんのリクエストで「あめのうみ」の群読と、私はピアノ演奏で参加。
子どもたちへの読み聞かせ活動をやっている藤沢さんに、読み聞かせ本の紹介をしてもらったり(『くまよ』という写真文集)。
奥田くんがテキスト表現ゼミで書いた時代小説を、私の助言にしたがって書きなおしたものを朗読したり。

終わってから差し入れのお菓子をいただいた。
私も実家の近所の早川菓子舗のくるま羽二重を食べてもらった。

※現代朗読ゼミの体験参加を随時受け付けています。7月の参加可能な日時など詳細はこちら

引っ越し、帰省、朝ゼミ

いま住んでいる下北沢と新代田の間くらいにある古いアパートが、7月に取り壊しになるというので、契約更新する気まんまんでいたのにやむなく6月いっぱいで引っ越ししなければならなくなった。
とりあえず、仕事まわりのものを羽根木の家に少しずつ移そうとしているのだが、今日は羽根木の家の玄関脇の部屋を片付けて、ある程度は仕事できるようにしてみた。
この調子で、なるべくすっきりとさせたまま使いたい。
ものが増えると仕事がはかどらなくなることはわかっている。

今週は日曜日から昨日まで、北陸の実家に帰省していた。
東京もそうだが、梅雨入りして天気はぱっとせず、肌寒いくらいだ。
しかし、この季節は夏野菜の新鮮なのが畑からたくさん採れるし、魚もうまい。
今回はサンマの押し寿司や、イカとスナップエンドウのさっと煮がおいしかった。
とくにこの採れたてのスナップエンドウは、さっと塩ゆでしてそのまま食べてもよし、マヨネーズをつけるもよし、私はオリーブ油と塩をかるくまぶして食べるのが好み。

畑ではズッキーニがもりもり育っている。
ゴーヤはこれからだ。
ナスやキュウリやウリ、スイカもこれから。
豆はいまが盛り。
人参はまだ小さい。
玉ねぎがどんどん採れている。
イチゴは最後の収穫。

昨日の昼、小松から羽田へフライト。
梅雨の前線と低気圧でちょっと揺れた。
そして到着も15分くらい遅れた。
その程度の遅れでも、乗務員は何度も謝罪の言葉を乗客に伝えていた。

今日は朝ゼミで、唐ちゃんのリクエストがあって、私が書いた「あめのうみ」という詩を何人かで読む。
私もピアノで参加。
明るく楽しい内容とはいえないテキストだけど、みんなといっしょにやるのはうれしいなあ。
つながりと表現、能力発揮、あたたかさなどのニーズが満たされて幸せになる。

あさってはいよいよ、森順治さんと、朗読は野々宮卯妙、宮本菜穂子、山田みぞれというメンバーで、「女の一生(仮)」的なテキストラインナップのライブを中野〈Sweet Rain〉でおこなう。
明日の昼ゼミではその朗読リハーサルができるかな。
みなさんのお越しをお待ちしています。
ライブの詳細はこちら