2010年10月31日日曜日

MacBook Air の立ち上がり/SDカードはどうする?

ドライブがソリッドステートなので、読み出し/書き込みは速い。
それが如実に現れるのが、パワーオンから使えるようになるまでの立ち上がりのスピードだ。
ストップウォッチ片手に計ってみた。
私の環境では15秒弱だった。
スリープ状態からの復帰だと、計測できないほど速い。つまり、蓋をあければそのまま使える。
iPhone や iPad 感覚で使える。

小さくて軽いので、犠牲にしているものもある。
MacBookPro にはSDカードスロットがついていたが(ついでにいえばFireWireのポートも)、Airにはない。
デジカメで撮った写真を私はSDカード経由でMacに取りこんでいたのだが、Airではそれが使えない。
どうするか。
ワイヤレスSDカードの Eye-Fi Share を使うか?
一番手っ取り早いのが、USBポートに差せるSDカードリーダーを使うことだろう。持ち歩くものがひとつ増えるが、まあかさばるものでもない。
まずは Eye-Fi Share を試してみよう。

MacBook Air を使いはじめての印象

おととい金曜日の午後、MacBook Air を入手。
最初にしたのは、環境設定と、いつも使っているアプリケーションのインストール。とくにエディター2種類(jedit X / iExpress)は必須。ほかに、BLOGエディターの MarsEdit や Evernote、Dropbox、Skype、FTPクライアントの Cyberduck、Twitterクライアントの Tweetieなど。
iWorkや MacOfficeも。
iLife は11が最初からインストールされている。
個人的なデータは、基本的に Dropbox でクラウドにあげてあるので、クライアントをインストールして同期するだけ。画像や音声、動画などのサイズの大きなデータは、外付けのモバイルHDDに入れてある。
作業に数時間をついやしたが、これで、普段使っている MacBookPro と変わりなく快適に使えるようになった。

MacBook Air のSSDストレージは128GB。いろいろとインストールしたり、データを入れたら、残り103GB。本当は音楽製作用にLOGICを入れたいところだが、これだけで50GB占有されてしまう。GarageBandで代用するとしよう。
GarageBandはほとんど使ったことがないが、Podcastの編集や、作曲メモ程度の使い方なら問題はないはず。使い方を研究してみよう。

噂の高かった処理の速さはそのとおりだった。
いろいろなことのレスポンスが非常に速い。CPUは Intel Core 2 Duo の 1.4GHz なのだが、MacBookPro より体感では速い。SSDストレージのおかげだろう。

また画面も高精細で、美しく、見やすい。
解像度は1366×768ピクセルで、縦はやや狭いが、横は MacBookPro の13インチより広いのだ。
あ、私が持っているのは11インチのタイプ。13インチのタイプだと、15インチなみの解像度になる。

名古屋に行って帰るのに持ち歩いて使ってみた。
いまも新幹線の車内でAirを使ってこれを書いてる。
いつでもどこでもサッと取りだして使えるのがいい。これまでだと、いくら MacBook といえども、まず持って出るかどうかから躊躇した。「今日は必要なのかどうか」を吟味してから、持って出たり出なかったりした。そのあげく、どちらのシチュエーションでも後悔することしばしばだった。
Airはまったく躊躇しないですむ。とにかく持って出ればいいのだ。
Airを収めるのにちょうどいいカバンを探さなきゃ。

名古屋ウェルバは最後の段階に差し掛かってきた

名古屋。
雲が多いけれど、青空が少しのぞいている。
今日は午前中にウェルバ・アクトゥスの打ち合わせをしてから、午後、東京戻り。

昨日は午前中、名古屋駅のホテルのカフェでおむすび通貨の吉田大ちゃんと打ち合わせ。12月23日に予定されていた私と河合優子さんのピアノコンサートだが、諸事情で私の出番がなくなってしまった。残念。

大ちゃんと別れ、バラさんとジュンク堂で待ち合わせ。車で昼食に連れていってもらう。〈ラ・メゾン〉というトンカツ屋。レトロな内装のおもしろい店。
そのあと、〈シルビア〉というコーヒー屋でコーヒー。これまたレトロな店。

13時すぎ、〈エル・ノルテ〉へ。ウェルバ・アクトゥスのワークショップ。
チラシとチケットができあがってきた。いずれもすごくかっこいい。そのことについて、最初に一歩さんからみんなに説明とお願いの話。
そのあと、変更があったシナリオにそって、ステージイメージを作りながらみんなで順次立ち&読み稽古を進めていく。昨日は、急遽参加が決まった笛吹き隊の隊長・笛吹ふえ子さんも参加してくれたので、いっしょにイメージを確認していく。
参加者がだいぶ豪華になってきた。これでほぼ、最終的な出演者が固まったか?
さて、やることがいっぱいできてきた。ひとつひとつ踏みこえていこう。

夜、藤が丘の〈ウェスト・ダーツ・クラブ〉に移動して、ミニライブを開催。
出演は大久保恵里子、岡本薫、加藤祐子、山田哲也、撫子、柊麗子、野々宮卯妙。ひとり読みと、5人での「Kenji」ショートバージョンをやったので、ミニライブといいながらもみっちりとした内容と時間になった。
お客さんは少なかったが、来てくれた方には感謝。語りっ娘・小林沙也佳ちゃんのお母さんとお兄ちゃんが来てくれて、うれしかった。
野々宮が読んだ宮澤賢治の「祭の晩」は、とてもいい短編で、涙が出た。いい小説だなあ。こういう小説を書いてみたいものだなあ(←虔十風に)。

2010年10月27日水曜日

ライブや公演の前に不安を感じることについて

12月10日と11日の二日にわたって、愛知芸術劇場小ホールにてウェルバ・アクトゥスの本公演がおこなわれる。一般参加者を募集し、公演のためのワークショップを何回かに分けておこない、最終的に公演を実施するというものだ。
いよいよ公演が近づいてきて、あと1か月とちょっとになった。
無理もないと思うが、一般の参加者のなかには「漠然とした不安」を覚えておられる方がいる。その不安はどこから来るものなのか、なにが不安なのか、なぜ不安なのか、について考えている。

参加者のひとりはこういう不安を教えてくれた。
「私のような素人でなにもできない者が、こんな立派な公演に出るなんて」
ちゃんとやれるかどうか不安でたまらないという。
また別の参加者は、
「皆さん声も出るし技術もあるのに、私は全然できない」
と不安がる。
いずれにしても、不安の原因は「自信のなさ」から来ることが多い。そしてその「自信のなさ」は、たいてい「他人と比較して」の空想上のものであったり、「自分の外側に評価基準を置いた」根拠のない妄想から来るものであることがほとんどだ。
「こんな下手な表現ではお金を払って来てくれるお客さんに申し訳ない」
「みんな上手なのに私だけが下手で申し訳ない」
こういう根拠のはっきりしない自己評価が、不安の原因となっている。しかし、自分の外側に判断基準を作ってしまうのはどうだろうか。

「表現行為」というものは、自分の外側の価値基準を満たすために行なうものではない。子どもがお絵描きを楽しむように、だれもが歌いたいときに歌うように、表現者は自分の内側からやってくるものに忠実であることが理想だ。
これを読んでみたい、これをみんなといっしょにやってみたい、だれかに伝えたい、という純粋な気持ちをすくいあげていくのは簡単ではない。それを現代朗読の方法を使ってウェルバ・アクトゥスという運動のなかで勉強しているのだ。
その結果として、もちろん「評価」されることはある。さまざまな側面から表現の結果に対して評価がくだされる。しかし、それはあくまで結果であって、人が私たちの表現をどう受け止めるかについて、あらかじめ予測することはできないし、責任も持てない。

経済至上主義の世界では「自分の表現に責任を持つ」考え方として、よくこのようにいわれる。
「3,000円の入場料に見合うだけのものをお客さんに持って帰っていただく」
しかし、そんなことの責任をどうやって取れるというのだろう。お客さんもさまざまだ。
私たちはただ、喜びをもって自分自身を表現し、共演者や観客と誠実にコミュニケートし、時間と空間を共有する。その結果そこになにが生まれるのかは、だれもあらかじめ予想することはできない。責任を持てるのは、自分自身のありようと誠実さだけだ。
表現とは、自分の外側のなにかを満たすためのものではなく、自分の内側にあるニーズの深いところに触れていく作業から出発し、幸福をゴールとするなにかなのだ。名古屋ウェルバ・アクトゥスの参加者もそのような姿で12月に登場するだろう。

2010年10月26日火曜日

蔓木のなかの黒猫の水彩スケッチ

以前、一度、画像だけ掲載しましたが、あらためて。
枯れかけた蔓のからまった間からじっとこちらを見る黒猫。まだ子猫のようです。

◆この絵を額装して販売しています◆
ご購入はこちらから。

2010年10月24日日曜日

森の中からこちらを見る猫の水彩スケッチ

森の中からこちらを見る猫。ちらりとのぞいた野生の風情が、見る者をドキッとさせます。

◆この絵を額装して販売しています◆
ご購入はこちらから。

2010年10月23日土曜日

塀の向こうから顔を出す黒猫

子猫でしょうか。塀の向こうからちょこんと顔を出し、眼ばかりギョロリと光らせています。
塀と草むらの向こうには、ややかすんで海と空が広がっています。
塀の向こう側の海岸には、自分が寝転んでいて、海と空を見上げているような気がします。

◆この絵を額装して販売しています◆
ご購入はこちらから。

2010年10月21日木曜日

新生Oeufs(うふ)、真骨頂ぐだぐだトーク健在!

Oeufs(うふ)は童謡や唱歌、オリジナルソングをお送りする音楽ユニットですが、音楽以上にそのトークに特徴があるといわれています。
どういう特徴があるかといえば「ぐだぐだ」。
今回も、収録した曲「にんぎょう」の話題から始まり、昔の漫画、アニメと、どこへ転がるかわからないぐだぐだトークが展開してます。

ケロログ「RadioU」で配信中。

2010年10月20日水曜日

自分を売りたいのか、自分を表現したいのか

私は朗読演出として朗読表現を追求しているが、一方で商業コンテンツとしてのオーディオブックも作っている。
しかし、オーディオブックマーケットも、日本の場合、ガラパゴス的事情があって、それだけで「食う」ことは難しい。むしろ営利目的と考えることはやめ、社会貢献、文化事業、ソーシャルビジネスと割り切ったほうが気持ちは楽になる。

アイ文庫主催で「次世代オーディオブックリーダー養成講座」というものをやっているが、ここでは「朗読」コンテンツを「収録」するためのノウハウがみっちりと詰まっている。
参加費は安くない。丸一日で33,000円。しかし、これは「商業的等価交換基準」から見れば、安いのではないかと思っている。
商業的等価交換基準にはふたとおりあって、ひとつは、投入した金額と同等、もしくはそれ以上の収益を回収できるかどうか、ということ。もうひとつは、投入した金額に見合うだけの「技術」もしくは「情報」など、金額に換算するのは難しいけれど本人が「損した」と思わないだけの満足を得られるかどうか。オーディオブックにおいては前者は難しい。
幸いにして、これまでの養成講座では、受講された方から「金返せ」といわれたことは一度もない。ラジオ局などのディレクターや音声コンテンツ業界の専門家からは、「むしろ安い」といわれることもある。

ここに参加する皆さんの動機は、まず、
「自分もオーディオブックを収録できる/読めるようになりたい」
というものだ。それははっきりしている。が、そのさらに奥にあるニーズが問題なのだ。「オーディオブックを読むことで収入を得たい」のか「自分の作品としてオーディオブックを残したい」のか。
前者のニーズはわかりやすくて、番組やCMにナレーションを入れることで生計を立てている声優やナレーターと同一線上にある考え方だ。
多くの人が、
「自分は人と関わるのが苦手なので、ひとりでブースにこもってできるオーディオブックの仕事は向いているはず。それで食べていけるといい」
という漠然とした希望を抱いてやってくる。しかし、それは現状では無理、というしかない。朗読者が何人も食っていけるだけの市場規模はないし、それにちゃんとしたオーディオブックを作ろうとしたら、ディレクターや制作会社の人たちと綿密な関わりを持たないわけにはいかないからだ。
しかし、生計を立てるのは難しいとしても、ある程度の収入は得られることもある。アイ文庫ではあまりないケースだが(まったくないとはいわない)、いくつかの会社は読み手に本とお金を渡して、効率的にオーディオブックを制作している。
新書判だったら一日か二日で読みあげてしまい、そのギャランティーとして数万円を受け取る、というシステムだ。「仕事」として朗読をしたいという人は、そういう会社に行けばいいし、アイ文庫の講座出身者でそういう仕事をしている人は何人もいる。
念のために書いておくが、そういう仕事や制作方法を否定しているわけではない。人にはさまざまなニーズがある。

もうひとつは、漠然と「朗読」や「表現」に興味を持っていて、しかしそれの実現方法としてなんとなく「形ある/目に見えるコンテンツとしてのオーディオブック」を作ってみたいという、とりあえずのニーズを目の前にぶらさげて来る人。
けっこう多くの人がこのタイプである。とくに最近はこのタイプの人が増えているように思う。
アイ文庫だけかもしれないが。こういう人たちと話を詰めていくと、最終的には「お金を得る」ことが目的ではなく、それは副次的なものであることがわかってくる。
「なにか残したい」とくに自分の表現の産物としてのコンテンツを残したい、もっといえば「自分を表現してみたい」「表現者になってみたい」というところまで行きつくことがとても多い。
そういう人にとって、アイ文庫や現代朗読協会という場はうってつけだろうと思うのだ。現代朗読協会では表現としての朗読を追求しているし、アイ文庫はその表現追求の産物としての「作品」としてのオーディオブックを世に出している。

アイ文庫のコンテンツを聴いた業界関係者は、だれもが、
「ここまでの手間ひまはかけられん」
という。オーディオブックの制作会社も放送局の人も、皆そういう。
それはそうだろう。経済効率からいえばまったく割に合わない作り方をしている。
しかし、先にも書いたが、アイ文庫はもはや商業コンテンツを作っているという意識はない。
漠然とオーディオブックを作ってみたいと思っている方は、自分の本当のニーズがどこにあるのか、一度じっくり考えてみるといいのではないかと思う。

2010年10月15日金曜日

ウェスト・ダーツ・クラブ(名古屋)でのミニライブのお知らせ

を〈ウェルバ・アクトゥス2010〉のほうに書きこみました。
⇒ こちら

「ミジカド・ A CONCERT FOR HAITI」のお知らせ

私の友人で、NGO「国境なきアーティストたち」を主宰しているエクトル・シエラさんから案内をいただいたので、お知らせします。

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ハイチの会セスラ 主催
「国境なきアーティストたち」 協力

ミジカド・ A CONCERT FOR HAITI

キュンと来る詩
メッセージ性のある歌
心が和むリズム…

このイベントでハイチについてのオリジナル歌を発表いたします!

2010年10月29日(金)
18:00 開場
19:00 開演

横浜美術館レクチャーホール

みなとみらい線みなとみらい駅下車
美術館口(3番出口)徒歩3分

前売り2000円
当日 2500円

申し込み:info@mizikado.com
090-4029-2641(三沢)
http://www.mizikado.com/

アーティスト:
エクトル・シエラ 詩(日本語・英語・スペイン語・クレオーレ語まだ)
雅紀与(歌)・倉井夏樹(ハーモニカ)・平野翔也(パーカッション)・三沢崇篤(ギター)
オリジナル歌詞: MAKIYO 雅紀与、エクトル・シエラ

http://www.haitinokai-cesla.com/
http://www.artwit.org

HAITI NO KAI and ARTISTS WITHOUT BORDERS

present:
MIZIKADO ・ A CONCERT FOR HAITI
October 29th (Friday) 2010

Music from our ancestors and from the earth
Singing through the voice of beautiful MAKIYO

Poetry reading and a new sound band!
Original songs to be sung for the first time!

Friday 29th October 2010 (19:00 p.m.〜21:00 p.m.)
18:00 Doors open
19:00 The concert begins!
Yokohama Bijutsukan Lecture Hall

横浜美術館レクチャーホール
Minato Mirai Line MINATO MIRAI Station
(3-min. walk from exit 3)

Reserved: 2000 yen
Door: 2500yen

info@mizikado.com or 090-4029-2641(Mrs. Misawa)
http://www.mizikado.com/

Artists:
Hector SIERRA (poetry reading in Japanese, English, Spanish, in Creole not yet)

MAKIYO (voice)・Natsuki KURAI (harmonica)・Shonari HIRANO (percussion)・Takahiro MISAWA (guitar)

Original lyrics: MAKIYO, Hector SIERRA
http://www.haitinokai-cesla.com/

http://www.artwit.org

2010年10月14日木曜日

新生Oeufs(うふ)、ひさびさの収録

伊藤さやかのイギリス音楽留学のために1年間活動を休止していたOeufs(うふ)ですが、いよいよ活動を再開し、ひさしぶりに唱歌の収録をスタートしました。
今後、唱歌や童謡、そしてオリジナル曲を収録したり、ライブでお送りしたりしながら、また皆さんと愉快な交流をおこなっていきたいと思っています。
ラジオトークもそんな話。

ケロログ「RadioU」で配信中。

2010年10月12日火曜日

朗読表現で「型」をどう扱うか

小説などを朗読するとき、セリフや話し言葉の部分をどういうふうに読めばいいのか、声音を使うべきか、あるいは使ってはならないのか、という質問を、実にしばしば受ける。
オーディオブックリーダー養成講座受講生からも受けるし、先日の読み聞かせ講座でも受けた。
こういう質問が発せられる理由ははっきりしていて、多くの人が「台詞はこう読まなければならない、という定型や決まりがあるのではないか」と無意識に求めているからだ。本人がみずから「求めている」というところが重要だ。
その希求が起こってくるわけははっきりしている。
「定型があればそれをなぞればいいので楽だ」
という無意識的経験からその希求が生まれてくる。
私は表現行為において「型」の扱いは慎重におこないたいと考えている。

「型」というのは他人が作った枠組みのことだといっていい。表現者はその枠組みに入ってもいいけれど、出ることにも自由でありたい。他人の枠組みに自由に出入りできる人は、自分の枠組みも自由に出入りしたり、作ったり壊したりもできるだろう。
朗読であれば、自分がマインドフルにそのテキストに向き合ったまさにその瞬間、どのように読むのか、どのように読みたいのか、が初めて立ちあがってくる。その瞬間のクオリティをつかまえるのが表現行為なのではないだろうか。

2010年10月11日月曜日

それって始めからわかっていたことだけど

12月の名古屋ウェルバ・アクトゥス公演まで2ヶ月を切った。
公演は愛知芸術文化センター(愛知芸術劇場)の小ホールでおこなわれる。2日間で4公演、3演目の予定だ。

「Ginga - 宮澤賢治・時と地と星 - 」2公演
「沈黙の朗読 - 記憶が高速を超えるとき - 」1公演
「特殊相対性の女」1公演

全演目が私の脚本、演出、音楽である。そしてすべてに音楽演奏で出演もする。
これって、見ようによっては私のワンマンステージに見えるかもしれない。最初からわかっていたことではあるが。
もちろんそうではない。そうではないが、このようなフルパワーを要求されるような公演群を支持し、支援し、懸命に動きはじめてくれている名古屋の皆さんには、本当に感謝してもしきれない。
ここに来て、あらためて気を引きしめている。

この公演には、ゼロ年代にはいって本格的に音声表現を中心とした活動をスタートさせた私の、全エッセンスをこめたいと思っている。
ゼロ年代10年間だけ取ってみても、長くうねりくねった道がつづいている。どうしてもこの方法で伝えたい/表現したい、という方法が見えはじめたのは、2008年の終わりごろからだった。つい最近ともいえる。
朗読を「表現」というアプローチで考えたくて、現代思想や脳科学、生理学などの独学を始め、これまで朗読について論じられるときに使われなかった言語を獲得できた実感があった。身体運用技術のひとつであるアレクサンダー・テクニークや、非暴力コミュニケーションの考え方に出会ったのも大きかった。

ジャンルとフォームの解体と横断、自由な表現としての朗読、そして身体表現。これらの実践的成果としての第一歩が、昨年の名古屋「Kenji」だった。
このときにやれなかったこと、やり残したこと、そしてこれを踏まえてさらに進んでみたい道すじがあった。
今年の12月はそれらを存分に、自分の力のかぎり、追求してみたいと思っている。
そのための一歩さんを中心とする名古屋のスタッフ、出演者の皆さん、協力いただけるアーティストの皆さんとは、質の高いコネクションを持ちつづけながら、いっしょに進んでいきたい。
いうまでもないけれど、ワンマンショーをやるつもりは毛頭ないのだ。

2010年10月10日日曜日

ウェルバのワークショップと〈エル・ノルテ〉ミニライブ

昨日。名古屋ウェルバ・アクトゥスのワークショップの日。
金山のホテルでシャワーを浴びてから、早めに弁当を買って、会場のクセックACTのアトリエ〈エル・ノルテ〉に行く。
明後日11日に、私は不在で参加できないが、恒例のNVC読書会に使う "Peaceable Rebolution Through Education" という本の日本語要約を書く。
そんなことや、弁当を食べたりしていたら、ナオスケさんが来た。一歩さん、ファンキーや、写真家の構さんが来られる。

14時からワークショップだが、参加者が少ない。今日は脚本を配る日だが、都合で来れない人もいる。また、現時点で当初予定していたほどの参加者が集まっておらず、演目作りにさらに工夫が必要になると予想される。ちょっと大変かも。
それはそれとして、ワークショップはいつものように、それぞれの気づき報告、近況報告などから始まり、あと二ヶ月、毎日やっておいてほしいことを確認したり、実際に読み合わせをしたり、身体を動かしたりしながら、17時までみっちりやる。

後片付けと、19時からのミニライブの準備を一階に移動して。
バラさんも来てくれた。絵描きの石川さんも。
19時からミニライブ。新人の加藤さんや西村さん、西川さん、若手の山田くんらにどんどん読んでもらった。私はピアノを弾く。野々宮にも読んでもらった。
その後は例によって飲み会。アトリエオーナーの豊島さんがいろいろとお世話してくれて、今回も楽しくやれた。

22時半、金山のホテル帰着。

2010年10月6日水曜日

新生Oeufs(うふ)、始動!

ヴォーカル担当の伊藤さやかのイギリス音楽留学のために1年間活動を休止していたOeufs(うふ)が、いよいよ活動を再開しました。
Oeufs(うふ)は童謡や唱歌、そしてオリジナル曲をお送りする音楽ユニットです。ヴォーカルの伊藤さやかと、作編曲・演奏担当の水城ゆうのふたりでやっています。
まずはネットを利用したラジオ、Ustream番組、YouTubeコンテンツの配信からスタートして、CDやDVDなど音楽コンテンツの配信やライブ活動も再開する予定です。
そのしょっぱなのラジオトーク。
今後、末永くお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。

ケロログ「RadioU」で配信中。

イカ墨はえらい

を〈水色文庫〉のほうに書きこみました。
⇒ こちら

感情のシフト

私を含めて人はだれでも感情に流され、冷静な行動や思考が取れなくなることがよくある。
「怒り」「悲しみ」そして「喜び」も。強い感情は「我を忘れ」させ、思いもよらない言動によってさらにものごとを悪化させてしまうこともある。
そういった感情に支配された言動をなんとかコントロールできないかと、古今からさまざまな方法がかんがえられ、提案されてきた。宗教、武術、心理学、さまざまなアプローチがあるが、どの方法を見ても共通していることがある。
自分を外から見る能力を身につけられるか。
キーワードにすれば「客観」ということになるだろう。ある感情が起こったとき、たとえば「自分の呼吸に意識を集中する」「距離を置く」「しばらく時間を置く」「別のことに意識を向ける」などさまざまな方法があるが、いずれもまずは情動から距離を置こうとする。

アメリカのマーシャル・ローゼンバーグが非暴力のもとで偉大な業績をなしとげたさまざまな人(たとえばガンジーやキング牧師やマザー・テレサ)の言動を心理学の立場から分析し、体系化した「非暴力コミュニケーション(NVC)」という考え方がある。それを勉強中だ。
これは仏教・禅などにもとても近い考え方で、ベトナム出身の禅師ティク・ナット・ハンの教えなどもまさにNVCそのものといっていい。いずれも自分の情動をコントロールするために「感情のシフト」という方法を使おうとする。この「シフト」について説明してみたい。
たとえば待ち合わせをしていて、友人が遅刻してきたとする。あなたは相当の時間を無為に待たされ、いらいらしていた。友人の顔を見るなり、怒りが爆発しそうになった。そのとき、友人をなじる言葉を使ってしまえば、お互いによい関係にならないことはわかっている。では、どのようにすればいいのだろうか。
NVCではまず「観察(observasion)」と「フィーリング(feeling)」というステップを大事にする。観察とは、そこに起きている事実だけにスポットをあてる行為だ。この場合だと、「友人が遅刻してきた」。
フィーリングは自分の「怒り」。このあと相手にも目を向けるのだが、いまは省略。
確認したら、次にこの「怒り」がどこから来ているのか探る。これが「ニーズ(needs)」といわれているもの。人の言動は必ずなんらかのニーズにもとづいてなされている。
怒りの情動もなんらかのニーズ(もしくは満たされなかったニーズ)から来ている。この場合だと、時間を大事にしたいというあなたのニーズかもしれないし、相手に尊重されたいというニーズが満たされなかったせいかもしれない。それを確認する。
簡単に書いているが、実はこれが大変難しい。なので、禅僧は修行を続けるのだし、NVCの学習も繰り返し、いろいろな手を使ってこの練習をする。

あなたのニーズが確認できたとき、あなたのなかで「感情のシフト」が起こるはずだ。つまりこういうふうに。
あなたは「怒っている人」から「自分が怒っていることを認識している人」になっている。そして感情は、それを客観的に見つめることで、別の冷静な感情に置き換わっている。これが感情のシフトである。
これは相手に対してもおこなわれる。あなたを怒らせた相手にもニーズがあるはずだ。相手はあなたを怒らせようと思って遅刻したわけではないだろう(たまにはそういうこともあるかもしれないが)。この場合、相手も遅刻したくて遅刻したわけではなかった。そのため、遅刻したことを申し訳なく思っている。相手のそのフィーリングをあなたは受け取ることができるだろうか。もしそれができて、相手にも共感できたとき、相手は「あなたを怒らせた人」ではなく「遅れたことを申し訳なく思っている人」に変化するはずだ。
そのシフトが起こったあとの言動はどうなるだろうか。
自分は冷静になり、相手にも寛容になる。
NVCではそのあとに「リクエスト(request)」という行動に移る。自分の気持ちとニーズを相手に説明し、次からは自分のニーズを尊重してくれるとうれしいという「お願い」をするのだ。そこにはもう怒りはない。
感情のシフトは繰り返し練習する必要があるが、ひとたびシフト体験をすると、だんだんコツがわかってくる。そして過度な怒り、悲しみ、喜びといった感情に襲われたとき、どのように対処すればいいかわかるようになる。

世の中、回りを見回せば、暴力的で反射的な言動に満ちあふれている。人々が感情のシフトについて学び、穏やかで共感的なコミュニケーションがおこなわれるようになるといいと、心から思う。

2010年10月5日火曜日

現代朗読協会報のご紹介

現代朗読協会では不定期ですが協会報を発行しています。メールマガジンです。
今日、そのVol.72が発行されたばかりなので、その内容を掲載させていただきます。
以後も読んでみたいという方は、こちらから登録できますので、よろしくお願いします。

◎現代朗読協会報[00072]
 話し方&オーディオブック朗読者/朗マジカフェ、Kenji…講座公演目白押し!

「特殊相対性の女」へのご来場、誠にありがとうございました!
 当日までお申し込みが相次ぎ、かなりぎゅうぎゅう詰めの席になってしまって
ご不自由おかけしました。が……自分自身が「開いて」いる方は、きっと楽しん
でいただけたことでしょう!
 10月も、効果絶大「話し方講座」「オーディオブックリーダー養成講座」、公
演「朗読とマジックのあるカフェ」「Kenji」と楽しいこと目白押しのげろきょ
です♪

------Contents---------------------------------------------------------
1. 手描きのTシャツがチケットに!名古屋ウェルバアクトゥス「Ginga」
2. 10月16日(土)は「話し方講座」
3. 10月17日(日)は「オーディオブックリーダー養成講座」
4. 10月24日(日)は「朗読とマジックのあるカフェ」
5.11月7日(日)は「Kenji〜宮澤賢治・音と光と土」@下北沢
6. 10〜12月のげろきょでないとは第三火曜日
7. 12月9〜11日は名古屋・県立芸術劇場でお会いしましょう!
8. 編集後記〜羽根木の家から
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●とくに記載のない限り、ワークショップ会場は、現代朗読協会・羽根木の家
 (井の頭線新代田駅徒歩2分)です。猫が苦手な方は事前にご相談ください。
●お申込み・お問い合わせ⇒http://www.roudoku.org/form/formtop.html
●上記からお申込みできない方は、メールでも受け付けます。
 お名前/講座・イベント名(日時)/連絡先電話番号、をお忘れなく。
●記載のイベントや講座についてのお問い合せ・お申込みはこちらへどうぞ。
 現代朗読協会 info@roudoku.org/FAX 03-6893-0595
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■□■
□■□ 手描きのTシャツがチケットに!名古屋ウェルバアクトゥス「Ginga」
■□■ http://ibunko.cart.fc2.com/ca4/32/p-r-s/

 12月の公演「Ginga」へ向けてのワークショップを兼ねた、ウェルバアクトゥ
スワークショップ名古屋が始まっていますが、この公演「Ginga」のチケット前
売りがスタートしています。
 前売チケットはなんと、美術を担当する画家・出愚坊一歩氏による手描きTシ
ャツ! 一枚5000円に高いと言っていた方も、それが手描きというのでびっくり、
一転「安い!」(笑)。
 Tシャツ自体、オーガニックコットンのフェアトレード製品でまさにお買い得。
 もちろん一般のチケットも販売しますが、実用を兼ねたTシャツチケットは超
オススメ! 裏返してネットに入れて洗濯もできますし、もし万一剥げたりした
ら、一歩先生がメンテしてくれるそうです!
 もちろん、チケットとして使わなくてもOK(笑)。Tシャツとして十分かっこい
いんです。いくつかをげろきょブログにアップしましたのでご覧ください。
⇒http://www.roudoku.org/blog_info.html

 次回10月9日(土)で「Ginga」出演のチャンスが締め切られます。迷っていた方
はお急ぎください。
 会場は地下鉄名城線・平安通駅下車徒歩7分(ダイエーそば)、劇団クセックACT
アトリエ「エル・ノルテ」。名古屋きっての実力派劇団の稽古場を借りきっての
ワークショップと、県芸術劇場小ホールでの公演、なんとも贅沢なWSです。
 そのうえ運営方法もユニーク。芸術家たちが結集、参加者の金銭的負担をでき
るだけ避けるべく、自らの能力を最大限発揮してこのプロジェクトに貢献。
 本当に素晴らしい経験が待っています!

●日時:2010年10月9日(土)、以後10/30、11/13・27、12/4、いずれも土曜・14〜17時
●会場:劇団クセックACTアトリエ「エル・ノルテ」(平安通下車徒歩7分)
●参加費:1回3,000円(まとめ割引あり)
●主催:ウェルバアクトゥス制作実行委員会
●お問い合せ・申込:080-6940-8904(17:00以降)/TEL・FAX 052-323-2593
 info.verbaactus@gmail.com

■□■
□■□ 10月16日(土)は「話し方講座」
■□■ http://creadirect.blogspot.com/2010/09/1016.html

 自分を伝える話し方と、おもいやりコミュニケーションを学ぶ講座、それがげ
ろきょの「話し方講座」です。
自分の話し方や自己表現、プレゼンテーション、あるいは人とのコミュニケーシ
ョンに問題があると感じている人はとても多いようです。
 げろきょの講座は、「話し方」に含まれるさまざまなことのルーツにアクセス
して考えるので、多くの「気づき」が得られ「楽になれる」のが特徴です。
 プレゼンで人に話を聞いてもらう方法、いやな上司と話す方法、親子の会話、
夫婦喧嘩をエスカレートさせない方法などなど、ビジネスからプライベートまで
悩める人はぜひげろきょの門を叩いてください! きっと希望が見えますよ☆
 一歩、ふみだしたい人に!

●日時:2010年10月16日(土)10時〜13時
●受講費:3000円

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□■□ 10月17日(日)は「オーディオブックリーダー養成講座」
■□■ http://ibunko.cart.fc2.com/ca4/14/p-r-s/

 オーディオブック制作のアイ文庫が羽根木の家でオーディオブックリーダー養成
講座を開催しています。
 文芸オーディオブックで国内トップ、放送関係者からも高い評価を得ているア
イ文庫だから、内容レベルも汎用性も高く、すでにプロ活動をしている方にとっ
ても仕事で大いに活用できるノウハウが詰まっています。

 他の誰もとってかわることができない朗読は、永遠に輝きを放ちます。それこ
そを作品と呼べるのです。
 オーディオブックリーダーは、作品をともに作るクリエイター。
 クリエイターとしての朗読者を目指す方は、ぜひご参加ください!

●日時:10月17日(日)10:00〜18:00(目安)
●受講費:33,000円
●進め方:最初に一日集中講座をおこない、基礎知識と各人の問題点をチェック、
 その修正方法を検討します。その後1〜2ヶ月の自主トレーニング(メールサポ
 ートあり)を経て最終オーディション(収録)をおこないます。つまり、トレー
 ニング期間中の伸びしろも考慮されるのです!
 不合格、低レベルでの合格の場合は、再チャレンジ制度もありますよ。
◆詳細・お申し込みはこちら: http://ibunko.cart.fc2.com/ca4/14/p-r-s/

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□■□ 10月24日(日)は「朗読とマジックのあるカフェ」
■□■ http://www.roudoku.org/live.html

 9月にレストランで開催して大好評を博した「朗読とマジックのある食卓」が、
カフェで再登場! 前回行きそびれた方、満席で入れなかった方はぜひ!
 げろきょがやるからには、ただの再演ではあり得ません。
 前回とはまったく違う内容・演出、つまり、すでにまったく違う作品です。
 もちろん「深化」「進化」し、しかもエンターテインメント要素てんこもりで
見応え120%! まさに「楽しい!美味しい!」の詰め合わせなのです。
 オーガニックフード&スイーツを味わいながら、気楽にマジックと最先端ロー
ドクを楽しんでください♪

●日時:2010年10月24日(日) START 15:00/19:00(2回公演)
●会場:下北沢 Com.Cafe音倉(京王井の頭線・小田急線下北沢駅徒歩2分)
●ご予約:http://www.roudoku.org/form/reservation.html

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□■□ 11月7日(日)は「Kenji〜宮澤賢治・音と光と土」@下北沢
■□■ http://www.roudoku.org/live.html

 世田谷芸術百華に採択され、本番にむけてワークショップが賑やかに行われて
いる「朗読はライブだ!ワークショップ2010」。
 本番は11月7日(日)です!
 どんなベテランがやるより面白いのが、げろきょの群読ライブ。評論家も真っ
青(笑)の驚きのステージをお見せします! ぜひ目撃にいらしてください。
 そう……そして今回は世田谷芸術百華のおかげ?で、入場料がなんと1000円!
 げろきょの奇跡を1000円で観られる、こんなお得な機会はめったにありません!
 お見逃しなくッ!!

★会場がまったく違うので、また違った「Kenji」になりますが、昨年名古屋で
 上演された「Kenji」がどんな舞台だったかは、抜粋映像がげろきょトップペ
 ージで観られます。

●日時:2010年11月7日(日) START 15:00/19:00(2回公演)
●会場:下北沢 Com.Cafe音倉(京王井の頭線・小田急線下北沢駅徒歩2分)
●ご予約:http://www.roudoku.org/form/reservation.html

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□■□ 10〜12月のげろきょでないとは第三火曜日
■□■ http://www.roudoku.org/performance/live/gerokyodenight.html

 現代朗読協会=げ(ンダイ)ろ(ウドク)きょ(ウカイ!?)の仲間たちが、グランド
ピアノと大暴れ! お客さんも飛び入り参加できる、ハプニング満載のライブ
「げろきょでないと」。
 年内は公演目白押しのため、残念ですが開催を月1回にさせていただきます。

●日時:10月19日、11月16日、12月21日(いずれも第3火曜日)/いずれも20時スタート(2 Stages)
●会場:中野ピグノーズ(中野駅北口徒歩8分)http://nakanopignose.com/newpage23.html
●料金(ミュージックチャージ):1,500円/ドリンク・料理400円〜
●お問い合わせ&ご予約:080-2075-9849/nakanopignose@docomo.ne.jp
 または現代朗読協会まで

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□■□ 12月10、11日は名古屋・県芸術文化センターでお会いしましょう!
■□■

 いよいよ近づいてきた感のある、12月名古屋公演@芸小。
「Ginga〜宮澤賢治・時と地と星」は、10日(金)昼と11日(昼・夜)の3回公演を
予定しています。今週土曜日のワークショップがステージに立てる最後のチャン
ス! お見逃しなく。
 10日夜には、東京で3月に上演して衝撃を与えた、榊原忠美×水城ゆう「沈黙
の朗読」、11日夕には、先日大好評だった「特殊相対性の女」の上演が決定!
 なんともスペシャルな2日間になりそうです。
 詳細はおって発表しますが、ぜひこの日はげろきょにキープさせて下さい♪
 12月10、11日、栄でたくさんの方にお会いできるのを楽しみにしています!

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□編集後記□
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 10、11、12月と毎月ライブというよりは大きな公演を控えて、てんやわんやの
羽根木の家。とくにライブワークショップは大所帯なので、土曜の午後は実に賑
やか。終わった後も居残って、他の公演の練習を見たりお手伝いしたり、名残は
つきません。
 公演やゼミ以外でもこの秋は大忙しです。先日はゼミメンバーの一部で高尾山
へ。来月は進水式&民博見学に関西へ。他にも、羽根木の庭でバーベキュー、た
こ焼きパーティなどなど遊びのプラン続出。そんな中でも必ず学びの時間があっ
て、高尾山では漱石文学の読み方が話題になり、新たに文系部活(読書会)が立
ち上がりました。体育会系部活(筋トレ)はすでにあるのです。
 老若男女がそれぞれ楽しく過ごせるコミュニティ、それがげろきょ。
 羽根木の庭もゆずや柿の実がだいぶ大きくなってきて、芸術とスポーツと読書
と食欲の秋、到来です!
(野々宮)

★現代朗読協会のメンバーもTwitterをやっています。ぜひ探してみてください♪
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特定非営利活動法人現代朗読協会報 2010年10月5日発行

2010年10月1日金曜日

「気づきのリトリート@安曇野」のご案内

気づきのリトリート@安曇野 11月16〜17日 

ベトナムの禅僧、 ティク・ナット・ハン師http://www.interbejp.org/thich.htmlの
教えをもとにした気づきのリトリートを、11/16(火)から17(水)に
長野県池田町の成就院(曹洞宗の禅寺)http://joujuin.blogspot.com/で行います。

プラム・ビレッジ(ティク・ナット・ハン師のフランスにあるリトリート・センター)

の尼僧院長であるシスター・ジーナが今回のリトリートを指導して下さいます。
また、シスター・ソアイと日本人のシスター・チャイもいらっしゃいます。

このリトリートは初心者の方も経験者の方も参加でき、
使用言語は英語と日本語になります。
詳細は以下です。
ぜひご参加ください。

【ティク・ナット・ハン(Thich Nhat Hanh 釈一行、1926年10月11日 - )】
ベトナム出身の禅僧・平和運動家・詩人。
ダライ・ラマ14世と並んで、現代社会における実際の平和活動に従事する
代表的な仏教者であり、行動する仏教または
社会参画仏教(Engaged Buddhism)の命名者でもある。
アメリカとフランスを中心に活動を行なっており、
世界でもっとも著名な仏教僧の一人である。
「微笑みを生きる」「禅への鍵」「ビーイングピース」「小説ブッダ」など著書多数。


ベトナム出身の禅師で、現在はフランスのプラム・ビレッジを拠点に活動している「行動する仏教」のティク・ナット・ハン師が、2011年4月に来日します。
それに先立って、来月11月、プラム・ビレッジより3人のシスターが来日され、安曇野(長野 16~18日)、生駒(奈良20,21日)、東京(22,23日)でプレイベントが開かれます。
その安曇野の分の案内をいただいたので、ご紹介します。

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○日時/11月16日(火)13:30〜17日(水)15:30 
坐る瞑想、歩く瞑想、食事の瞑想、法話、分かち合いなどを行います。
(詳細はプログラムをご覧ください)   

○場所/長野県池田町のシャンティクティhttp://www.ultraman.gr.jp/shantikuthi/と

成就院http://joujuin.blogspot.com/(シャンティクティより車で10分)


(一日目の夕食前まではシャンティクティ、
一日目の夕食からは成就院が会場となります。)
最寄り駅はJR大糸線「信濃松川駅」です。
電車の到、発着に合わせて
16日13:00に駅からと、
17日16:00に駅までの送迎をいたします。
それ以外の時間に来られる方は、タクシーかバスをご利用ください。
詳しくはシャンティクティのHPをご覧ください。

○参加費/2000円

○宿泊費/3000円(シャンティクティで男女別の相部屋になります)
寝袋持参の場合1000円(成就院の大広間にて宿泊)

○食事/2000円(一日目の夕食、二日目のモーニングティーと昼食) 
どちらか一食の場合は1000円

○申し込み・問い合わせ/
メール: utayo*y9.dion.ne.jp(*を@に変更) 小田詩世
電話・ファクス: 0261-62-0638 シャンティクティ 臼井朋子

・参加する方の
 お名前と連絡先住所、
 電話番号、
 宿泊形態(シャンティクティor成就院or宿泊なし)、
  交通手段(電車or車)を明記の上
 メールかファクスで11月10日(水)までにお申し込みください。

・どちらか一日だけの参加をご希望の方や途中から参加される方は、
 その旨明記してください。
 (宿泊や食事の要不要についてもご明記ください)

*シャンティクティの定員は24名です。
定員に達した場合は成就院の大広間での宿泊になりますので、
お部屋で宿泊ご希望の方は早めにお申し込みください。

*食事はベジタリアンメニューです。

*シャンティクティにお風呂はありませんので、近くの温泉へ行きます。

*17日は、シスター達がもう一泊されますので、
リトリート終了後もゆっくりお話されたい方は残っていただいて結構です。
夕食(1000円)をご一緒されたい方は事前にお申し込みください。
また、17日もシャンティクティに宿泊(3000円)が可能です。

*18日(木)は、シスター達と、
朝シャンティクティツアーのあと、朝食、
(畑や「堆肥トイレ」「かまど一体型のピザ窯」など、
シャンティクティのパーマカルチャーのサステナブルな取り組みを
オーナーの臼井さんに紹介していただきます)

シャロムエコツアー その後シャロムヒュッテhttp://www.ultraman.gr.jp/shalom/に移動して、
森の幼稚園の活動 パーマカルチャー 森の話
自然栽培の実際や 草の中に種を蒔く方法など紹介をしていただくことになっています。

終わるのはお昼前の予定です。ご一緒されたい方はぜひどうぞ。
料金は、宿泊3000円、夕食1000円、朝食800円、参加費は無料です。
(要申し込み))

*このリトリートはボランティアで運営されています。
  お手伝いいただける方はご一報ください。


ティク・ナット・ハン師が2011年のゴールデンウィークに来日します。
京都で講演会、横浜でリトリートや法話を行う予定です。
来日情報についてはこちらのウェブサイトをご覧ください。
http://thay.jp/

来日のためのご寄付にご協力をお願い致します。

サンガの練修については、インタービーイング・イン・ジャパンのウェブサイトをご覧ください。
www.interbejp.org



【気づきのリトリート@安曇野 プログラム】

1日目  16日(火)

13:00 信濃松川駅集合(電車の方)
13:30 受付
14:00 オリエンテーション、簡単な自己紹介
14:30 ビデオ(ティクナットハン師、プラムビレッジの紹介)
15:30 温泉のあと成就院へ移動
17:00 成就院住職さんのあいさつ
17:30 夕食(食事の瞑想)(自己紹介)
19:00 ウェルカムライヴbyチャーリー宮本さん(癒しの音楽)
20:00 リラクゼーション瞑想 
21:00 就寝準備、シャンティクティ宿泊の方は移動 (ここから翌朝のお茶の時間まで聖なる沈黙)
22:00 就寝、消灯

2日目 17日(水)

6:00 起床、シャンティクティ宿泊の方は成就院へ移動
6:30 坐る瞑想
7:00 朝のお茶(準備も含む)
8:00 法話
9:00 歩く瞑想
10:00 休憩
10:30 ブランチ(食事の瞑想)
11:30 仕事の瞑想(片付けや窓拭き、掃除など)
12:30 グループで分かち合い
13:30 Q&A
14:30 終わりの会
15:30 終了、解散

忙しい現代 内なるものに向かう良い機会です 
皆様の参加をお待ちしています

申し込み・問い合わせ
メール: utayo*y9.dion.ne.jp(*を@に変更) 小田詩世
電話・ファクス: 0261-62-0638 シャンティクティ 臼井朋子