移動中にも仕事をしたくて、これまでいろいろと試してきたが、この MacBook Air 11” を核にしたシステムは、私のこれまでの移動仕事システムの中では最小最軽量であることはまちがいない。
かつてヒューレットパッカードのHP100LXという名機があり、それを最小移動書斎としていたことがあった。あれはすばらしいマシンだった。
その後、シャープのザウルスを始め、さまざまなPDAを使ってみたし、スマートフォンだってけっこういい感じになってきた。
「文字を書くだけだったらこれで充分なのだ」
私の活動の中心は文字を書くことで、テキスト入力が快適にできること、という条件ははずすわけにはいかない。だから、iPhoneは便利に使っているけれど、ブルートゥースキーボードも使ってみたけれど、やはりちゃんとキーボードがついているマシンがいい。
スマートフォンのなかには小さなキーボード付きのものもあるが、やはり、快適に、とはいいがたい。
文字入力のほかには、手帳は欠かせない。手で書く、手を動かしてメモを取る、という「動きをともなった身体性」と私の思考は切りはなすことができない。
ほかには、ネットにつながること。これも切り離せない。連絡や調べものをする、というだけではなく、ネットにコンテンツを出している人間である以上、ネットを離れるわけにはいかない。
ネットにアクセスするだけだったら、iPhoneはかなりいい線をいっている。
仕事の核となるマシン。
文字入力だけだったらPDAでもかなりいけるのだ。iPhoneにブルートゥースキーボードを接続するのでもいい。
が、私の仕事は文字入力だけでない。
音楽の製作、演奏、ネットコンテンツの製作、編集、データ転送といった作業もこなしたい。さすがにPDAやスマートフォンでは無理だ。
GarageBandやLOGIC、PhotoShop、iMovieやFinalCut、といったアプリケーションを走らせるには、どうしてもOS-Xが走るマシンでなければならない。
その最小軽量マシンとして、MacBook Air 11” が登場した。
もう半月ほど使っているが、音楽製作にしても画像編集にしても、なんのストレスもない。
これを、今日はそっくりこのまま、名古屋へ持ちだしてみよう。
MacBook Air 11”
iPhone
モレスキン(手帳)
ラミーの万年筆
ポケットWiFi
ACアダプター
これが私の最小移動書斎システムの全貌だ。