写真のようなガジェットを入手。
これ、夏前くらいに海外で発表されていて、その後発売もされていたのに、なかなか日本で発売されずにずっと待っていたものだ。iPhoneが出て、音楽アプリがたくさん出始めた当初から、こういうものがほしかった。
midiキーボードを外付けにすればいい、と思っていたのだが、iPhoneがmidi入力に対応しておらず、それ用のアダプターとソフトもなかなか出てこなかった。今年になってようやく、midiアダプターが出てきたが、そもそもmidi標準出力端子を備えたキーボードでなければつなげられない。そういうキーボードはたいてい大きい。小さいキーボードはコンピューターにつなげて簡易入力に使うものが多く、それらは標準midi端子ではなくUSB端子でつなぐ方式が多い。
このAKAIのキーボードだと、ケーブルも不要。
見ればわかるように、iPhone(や iPod touch)をガチャリとハメこんで使う。
iPhoneのほうがハメこみやすい。iPod touch だと、筐体が薄いので、ちょっと浮いた感じになってしまう。そして、なぜだかtouchのほうはコネクタが固くて、押し込むときにかなり力がいる。コネクタが壊れないかと、ちょっとこわい。
鍵盤は2オクターブをカバーした25鍵。
鍵盤のオクターブをあげたり下げたりするスイッチが付いている。
ヘコヘコした触りごこちだが、まあ弾けないことはない。ベロシティにも対応している。
ピッチベンドとモジュレーションのホイールがついているが、これはなかなか使いやすい。これ抱えて、ショルダーキーボードとかギター感覚でシンセソロをやってみたい。
音源をワンタッチで切りかえられるボタンもある。ドラムと、シンセ3種類が、1ボタンで切りかえられる。
いまのところ、AKAIの「SynthStation」というアプリにしか対応していないのだが、このアプリは現機をモデルに作ったバーチャルシンセで、なかなかいい音がする。
同時に3パートを演奏できるので、ひとりでかなり凝った楽曲を作れるし、演奏もできる。
YouTubeにこれを使って曲を仕上げていく映像が出ていたが、なかなか凝ったことをしている。私はまだそこまで使いこなせていない。
アウトはヘッドホン端子とRCA端子。ボリュームボタンもついている。
電池駆動ができるのもうれしい。単四4本だが。
ACアダプタも接続できるようだが、別売だ。
USBバスパワーにも対応している。まだ試していないが、これ単体でmidi入力キーボードとしても使えるはずだ。
小振りのデイパックに Air と一緒に放りこんで持ちだし、どこでも作曲としゃれこんでみたい。
実売が1万円前後なので、ちょっと試してみたいという人もいいかも。