昨日は『音読ひめくり 五月』の本を作る作業。すでに『四月』を作っているので、作業はスムース。まず電子閲覧本を完成させてから、紙の本の発注をする。これで『音読ひめくり』は四月と五月の2冊を、5月22日からの音倉での「ひめくりスケッチ展」に出せることになった。ひょっとして、六月の分も出せるかも。あと数日分を書けば、六月の分の原稿がそろうのだ。
さらに『HiYoMeKi』Vol.2の電子本作成作業も。
今日は朝ゼミ。見学者がおひとり。男性。木曜朝ゼミは女性ばかりになることがほとんどなのだが、今日もそうだった。それについてびっくりされているようで、ずっと居心地が悪そうだった。が、最後に一緒にエチュードをやってもらったら、ちょっと楽しくなったようだった。
午後にやる葛飾区の幼稚園教諭相手の実演指導のためのエチュードや群読についての予行演習をする。この話はゼミ生の唐ちゃんが、ご主人のツテで持ってきてくれた話で、こういうのはとてもありがたく、うれしい。
総勢8人で京成高砂の葛飾区教育総合センターに向かう。新代田、明大前、新宿、お茶の水、浅草橋、京成高砂と乗り継いでの移動。高砂に到着したとたん、にわかに雲行きが怪しくなって風が吹きはじめ、センターに到着したとたん豪雨が降りだした。間一髪だった。
14時半から幼稚園の先生たちを相手の講義と実演。ちょっとびっくりしたのだが、葛飾区には公立の幼稚園は3つしかなく、幼稚園の先生も10人しかいない。ほかは私立の幼稚園であったり、保育所であったり、ということらしい。
最初に少し、読み聞かせや音読についての話をさせてもらったあと、実際にゼミ生に実演してもらったり、先生がたにも加わってもらっていっしょに群読をやったりした。その過程でわかったのだが、幼稚園の先生がたはとても柔軟で、実際にさまざまなことを子どもたちと共有しながら実行しておられて、とくにあらためて私が教えるようなことはなにもない、ということだった。これはとてもうれしく、安心できることだった。
振り返って、小中学校や高校の現場がとても危ういことになっていると、再確認した。
京成高砂から渋谷まで戻り、残っている何人かで軽く食事。
18時すぎに羽根木にもどり、19時から夜ゼミ。オンラインで朱鷺さん、たるとさん、おはるさん、羽根木の家にはかっしーと卯妙さん、というメンバーで。
今夜はなんとなく、「この人が読みそうもないテキストを読んでみる」というテーマになったような。
いやいや。いろいろあった一日だったなあ。