昨日はボイスセラピスト1級講座の後半だった。これをもって受講者はボイスセラピスト1級の資格を取れることになるが、実はまだ正式ではない。受講後数週間以内にグループワークを3回以上実施して、そのレポートを提出したら、正式認定となる。
それはともかく、午前10時から午後5時まで、昼食休憩を1回取ったのみで、みっちりとお勉強。
1級資格は2級資格を取得した人が対象なので、2級の内容と、全回の1級前半の内容を、それぞれがそうざらえしてまとめてもらう。あいまいな点や、抜けていたことなどが明らかになって、大変有効。
そして音読そのものの有効性や、あるいは非有効性について、実際にやってもらってつぶさに検証する。
音読療法ではまず、呼吸から始まって、ハミングなどによる自分の身体に意識を向けることや、マインドフルネスの実践をおこなうが、その後に行なう「テキストを読んでもらう」ということそのものについては、2級ではサラっと流した程度だった。1級ではそのことについてきっちりと自分たちで検証してもらった。
すると、私が有効だと思っていた方法が、実際にはうまくいかないことがわかったり、音読そのものが不安や恐れといったマインドレスをもたらすことがあることがわかってきた。これはかなり大きな問題で、音読療法における音読の方法そのものをしっかり検証しなおす必要が出てきた。
もちろん、呼吸や発声が大変有効であり、音読にも一定の効果があることはわかっているのだが、そのやりかたについて見直す必要が出てきた、ということだ。これについてはマスターコースでしっかり作りなおし、これまで2級や1級を受けたセラピストたちにも確実に共有していきたい。
次回のボイスセラピスト2級講座は5月27日の開催。
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そして1級講座は6月3日。
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