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2013年10月31日木曜日

プール、ママカフェ、共感的コミュニケーション勉強会

まじめにプール通いを再開した。
(といっても今日で二日目だが)
一昨日、ひさしぶりに行ったときには、あまりの水泳筋のおとろえに愕然としてしまった。
なにしろ、200メートル泳ぐのがやっとのありさま。
かつては毎日、楽々と1,000メートルを泳いでいたのに。

で、今日はおそるおそる行ったのだが、一昨日に比べて格段に筋肉が生きているのを感じてうれしくなった。
距離はまだ稼げないが、これなら元に戻すのもそう長くかからなさそう。
しばらくまじめに通えば、だが。

朝プールに行けば、午前10時半からスタートする朝ゼミに充分間に合う。
今日は朝ゼミではなくママカフェこと「おかあさんのための音読カフェ」があったのだが、時間前に泳いで羽根木の家に行くことができた。
といっても、ママカフェでは私はなにもすることはなく、カフェタイムにKATの手作りのスイーツをお相伴するだけ。
次回11月のママカフェは11月28日(木)の開催。
詳細はこちら

午後は3時から「共感的コミュニケーション勉強会」の昼の部。
当初申し込んでいた4人の方がキャンセルになり、残りひとりだけになってしまったのでどうしようかと思って、いろいろ声をかけたら数人参加してくれることになった。
そしたらその残りひとりもキャンセルになってしまい、あらたに参加する人だけの3人くらいに。
と思ったら、駆け込みやら申し込みせずに突然やってきた人が何人かいて、結局7人来てくれた。
ちょっと憤慨しつつ、まあよかったと、昼の部も楽しくみんなでお勉強。

夜は7時から「共感的コミュニケーション勉強会」の夜の部。
初めて参加されたご夫婦がいて、共感スキルの基本的なプロセスから事例にそって解説。
熱心に質問されたり、おもしろがってもらえたりして、楽しくやりがいがあって、私の能力発揮や表現、楽しみ、つながりの価値が満たされた。
共感スキルは原理は簡単だけど、身について自然に使えるようになるには繰り返し練習が必要なので、今日来てくれた人たちもまた来ていただきたいと思う。

次回11月の共感的コミュニケーション勉強会は11月28日(木)の開催。
詳細と申し込みはこちら

走る11月

10月は今日で終わり。
自分の覚え書きとして。
11月はいきなり札幌行きから始まって、けっこうイベントが目白押しなのであった。

5日まで札幌(と小樽)。
9日(土)は現代朗読体験講座
11日から14日まで北陸帰省。
15日(金)夜と16日(土)午後と夕方は、いよいよカルメン・マキさんとの公演「白い月、あるいは鳥の歌」
19日(火)夜はサラヴァ東京のオープンマイクイベントに出る山田みぞれのサポートで演奏参加。
20日(水)夜は〈Com.Cafe 音倉〉のオープンマイクイベントに出るゼミ生数人のサポートで演奏参加。
23日(土)夜は音楽塾「即興演奏ワークショップ」の初回。
24日(日)は羽根木の家で開催する韓氏意拳の体験講習会、および養生功講習会
25日(月)は2級ボイスラピスト講座
27日(水)夜は中野〈スウィート・レイン〉での「げろきょdeないと」朗読ライブ
30日(土)昼は瀬田四丁目の旧小坂邸で現代朗読のワークショップとミニライブ、夜は下北沢〈レディー・ジェーン〉で3回めとなる「ののみずしゅん」で酒井俊さんとふたたびご一緒して即興音楽と朗読のライブ

ふう。

2013年10月30日水曜日

月末にようやく行けた韓氏意拳の稽古

今日はひさしぶりに朝からいい天気。
映像コンテンツの整理やら製作やら。
天気がいいので、羽根木の家の軒先にぶらさがっていたゴーヤの蔓を片付ける。
ホトトギスの立派な花が咲いていた。

柚がたわわに実りはじめている。
今年は豊作の年にあたるらしい。
隔年で豊作になるようだ。

午後、オーディオブックリーダー養成講座の個人の方が最終収録実践に来る。
一か月の訓練期間にゼミにまったく来れなかったので、フォローができず、当然収録結果も残念な感じ。
私にとっても残念なので、せめてあと何回かはゼミに来てもらってフォローさせてもらうことを提案した。

今月はなかなか予定が合わず行けていなかった韓氏意拳の稽古に、ようやく月末になって行けた。
中野の会場まで。
ミキティと野々宮も体験参加。
今夜も平歩站椿や試力を通じて、身体が教えてくれる集中の形状や運動の軌道について精査する。
練習の「型」の動作を追ってしまうと、内容が欠落するという事実。
動作は運動にとって大きな影であり、追いかけるポイントではない。
あくまで身体の状態が運動の方向性を教えてくれる。
また、現代人はとかく対象とか相手といったものを基準に据えてしまうが、あくまで対象は主体ではなく、また自主的な運動が大切、ということを、今夜は内田先生のレクチャー多めでみっちりと確認した。
集中して疲れたが、稽古は楽しく、気持ちはどんどん元気になっていくのがおもしろい。

11月には羽根木の家でも体験講習会を開催してもらえることになった。
関心がある方はこちらをどうぞ。

水城ゆう音楽塾 2013年10月27日開催の抜粋映像


2013年10月27日に現代朗読協会「羽根木の家」で開催された「水城ゆう音楽塾」の模様から抜粋してお送りします。
音楽塾は不定期に開催していますが、参加してみたい、興味があるという方が多く、雰囲気の一端でもご覧いただきたいと思って公開するものです。
実際に参加していただくのが一番ありがたいので、機会をとらえてご参加ください。

次回音楽塾の開催予定は、2013年11月27日(土)夜です。
詳細と申し込みはこちらから


他人をコントロールしたがる人々

photo credit: Ferran. via photopincc

自分がそういうことをしていないか注意深くありたいと思うのだが、世の中には他人のことを自分の思いどおりにコントロールしたいという欲求が強い人々がいる。
それが意識的におこなわれていることもあれば、自分がそうしていることを本人も気づいていない無意識的におこなわれているようなこともある。

たとえば、私がなにげなくFacebookやブログにあげた写真があるとする。
料理を作っているときに包丁で親指を切ってしまい、流血の事態となった。
幸い傷は深くなく、おおげさに血が流れたけれど、病院に行くほどでもない。
絆創膏を強めに巻いてしばらくすれば、血も止まるだろうし、傷跡も残らないだろう。
しかし、この血まみれになった指とまな板の様子は、ちょっとスプラッタでおもしろい。
そう思って私はスマホで写真を撮ってみたのだった。

写真をアップしてしばらくすると、激烈なメッセージが私のところにねじこまれてくる。
「あんな気持ちの悪い写真、人に見せないでください。私、血を見るだけで気絶しそうになるんです。いますぐ削除してください!」
見なければいいと思うのだが、彼女には通じない。
ともかく激怒している。
かと思えば、私のたいしたこともない怪我を心配して、やさしいメールをくれる人もいる。
むしろそのほうが多い。

削除しろといってきた彼女は、いえば私が彼女のいうことをきいて、彼女が不快に思っている事象をなくせると思っている。
つまり、私をコントロールできると思っている。
もちろん私は彼女の要求を聞き届けて写真を削除することもできるが、要求を聞かないという選択肢もある。
この場合、私は彼女に共感を向けることができる。
彼女はいったいなにを大切にしているからそんなに怒っているのだろうか、と。

世の中にはつねに、自分の価値基準や倫理基準が大切なあまり、それを絶対的だと思いこんでしまっている人たちがいる。
赤信号は守るべきだ、たとえ車が来ていなくても渡るべきではない、子どもが見ているかもしれないし。
女性は35歳までに出産すべきだ、卵子が健康なうちに出産しないと障碍児が生まれやすい。
かかる可能性を低く抑えるために、インフルエンザの予防ワクチンは毎年かならず受けるべきだ。

この人たちの言動にはかならず「〜すべき」あるいは「〜してはならない」という語尾がつく。
そしてそこには「怒り」の感情が含まれている。
彼らは自分の安全や安心をおびやかす世の中のさまざまな事象にたいしていつも怒りまくっていて、とても忙しい。
自分の安全・安心のニーズの面倒を見るはずが、「他人をコントロールする」という外に向けられた怒りとなって表現されてしまっている。
こういう人々から攻撃されることがしばしばある。

こういった人々から攻撃されたときは、これらの人々が大切にしている価値に目を向け、共感し、できればそれをどうやれば守ることができるかいっしょにかんがえてあげるといい。
もちろんいっしょにかんがえなくても、ただ共感し、またこちら側の価値も大切にする。
彼らにコントロールされる必要はないし、それどころかより自分の価値に気づくよい機会だと思って、自分に深く共感すればいい。

明日10月31日は現代朗読協会「羽根木の家」で共感的コミュニケーションの勉強会を開催します。
興味がある方はこちらから詳細をご覧ください。

札幌で共感スキルを広めてきます

明日は羽根木の家で「共感的コミュニケーション」の勉強会の日。
昼の部は午後3時から、夜の部は午後7時から。
とくに昼の部は参加枠に空きがまだまだあるので、興味のある方はご参加ください。
詳細と申し込みはこちらから

その前の午前中は「ママカフェ」も開催します。
これのお問い合わせや申し込みはこちら。

申込:ginnosigi@gmail.com または 050-3690-9745(ママカフェ担当:片岡)

そして明後日11月1日には札幌に飛んで、2日・3日と共感的コミュニケーションの研修会の講師をつとめることになっている。
これは北海道新聞の助成を受けてNPO法人ファシリテーター・フェローズという団体が主催している「体験学習ファシリテーター養成講座スキルアップ研修」というものの一環でおこなわれるものだ。
参加者は福祉、介護、保健、医療、教育など、いわゆる対人援助職をされている方々が多いと聞いている。

2日間みっちりと共感スキルについてレクチャーしたり、みなさんとワークしたりと、かなり濃密で力のはいった内容になると思うが、とても楽しみでもある。
札幌に行くのもずいぶんひさしぶりのことだし。
研修会終了後は、お世話をしてくれている江上さんが小樽を案内してくれることになっていて、これも楽しみだ。

この札幌行きのことは、あらためて報告したい。

2013年10月29日火曜日

楽器が弾けるようになるということ

ピアノでもギターでも三味線でもいいのだが、大人になってからあらためて楽器を弾けるようになりたい、という人はまずどうするだろうか。
たいていの人は音楽教室や個人レッスンに通いはじめるだろう。
そこにいるのは、従来からおこなわれてきた指導法を受けつぐ教師たちで、自分自身もその指導法を受けて楽器が弾けるようになった人たちだ。

さてここで問題。
従来からおこなわれてきた音楽指導法というものはどういうものなのか。

ところで昔から、日本人が中学校、高等学校、大学と10年間も高度な英語教育を受けていながら、会話ひとつもまともにできないばかりか、メールのやりとりすらまともにできないことが問題視されてきた。
それと似たようなことを私は音楽についてもかんがえる。
長年レッスンを受け、専門の音楽大学まで出たような人が、楽譜がないと童謡ひとつまともに演奏したり伴奏できず、またよくメロディを知っている曲をアドリブでアレンジして演奏することもできない。
私がかんがえる「楽器が弾ける」というのは、まさにそういうことができることだと思うのだが、そのかんがえはおかしいだろうか。

私が主宰している「音楽塾」では、演奏の練習に楽譜を用いない。
楽譜に書かれている曲をそのとおりに演奏するというのは、作曲者が作った音楽体験を「追体験」するということだ。
あるいは、だれかがその曲を演奏しているのを聴いて、自分もあの曲を弾いてみたい、ああいうふうに弾いてみたい、と思って楽譜を練習する、それもまた他者の音楽体験を追体験することだ。
つまり、過去をなぞる行為だといっていい。

音楽にはそういう側面もあるが、私がやりたい音楽は、いまこの瞬間に生まれ、また一瞬後には消えていってしまう、リアルな体験だ。
そもそも、楽譜を弾けるようにするという音楽練習法は、ごく近代になってから生まれたものだ。
バッハやモーツァルト以降の時代になって、楽譜出版が一般化し、だれでも楽譜を入手してその曲を練習できるようになった。
音楽の練習体系もそのころからととのい、ほとんど変わることなくいま現在にいたっている。
基本的には楽譜を読めるようにし、そのとおりに演奏できるように練習する、という訓練体系がいまだに存在し、それ以外の方法で楽器を習得する手段はほとんど皆無といっていい。
楽譜に書かれた曲をまちがいなく弾けるようにするために、パターン練習が生まれた。
運指パターン、ストロークパターン、リズムパターン、そういった決まったものを繰り返し反復練習する。
現代大衆音楽の時代になると、パターン練習はコード(和音)をおぼえたり、その展開形をおぼえたり、それを反復練習するということもおこなわれるようになった。
いずれにしても、練習体系としてはおなじ系列のものだといっていい。
しかし、近代のヨーロッパ音楽の世界で楽譜出版が一般化する以前からも、音楽は存在していたのだ。

たとえば日本の雅楽や邦楽にも、楽譜のようなものは存在するし、決まった曲をなぞって演奏されることも多いが、日本にも世界にも記譜法がない音楽もたくさん存在する。
ヒトは楽譜がなくても楽器を作り、楽器をあれこれ鳴らし、音を探したり作ったりして音楽を楽しんできたのだ。
いま、その方法で楽器を習得することはできないのか。
いま存在する音楽教室的楽器練習法とはまったくちがうアプローチの、音楽教育の方法はないものだろうか。

私は「ある」と思っている。
そしてそれを実践しはじめている。
音楽塾から「即興演奏ワークショップ」というものがスピンアウトして開催されようとしているが、そこでは従来の方法とはまったくちがう楽器習得法を、即興演奏というアプローチで試していきたいと思っている。

即興演奏とは、だれかの音楽体験をなぞることではない、いまここにいる自分自身からどのような音が出てくるのかわからない状態からスタートし、自分だけのあらたな音楽体験をつむいでいく、という意味だ。
それを楽しむ方法を伝授したい。

水城ゆう音楽塾「即興演奏ワークショップ」は11月27日(土)夜の開催です。
詳細・お申込みはこちらから

2013年10月28日月曜日

水城ゆう音楽塾「即興演奏ワークショップ」開催のお知らせ(11/23)

再開した音楽塾では、実際に「即興演奏を楽しみたい」という要望が多くあったので、それを受けて即興演奏を楽しむための実践的なワークショップをある程度定期的に開催することにしました。
初めての方もリピーターも参加しやすい内容になるよう、工夫をしたいと思っています。
どなたも気楽にご参加ください。

音楽塾では学校で習う音楽でもなく、音大で習う音楽でもなく、ジャズスクールで習う即興でもなく、私なりにこれまでの音楽研究と活動を通じて独自に獲得してきた知見をもとに、音楽の本質そのものにズバリと切りこんでいきます。
同時に、特別な訓練を受けていない人も音楽を楽しんだり、オリジナルな即興演奏をできるようにする道筋を示します。

◎日時 2013年11月23日(土) 18:00〜20:00
◎場所 現代朗読協会「羽根木の家」
    世田谷区羽根木1-20-17
◎定員 6名(定員になりしだい締切らせていただきます。予約優先)
◎参加費 3,000円(現代朗読ゼミ生は無料)/カード決済可(VISA・Master)

◎お申し込みはこちら
 項目に「その他」を選び、内容に「音楽塾」と明記ください。

こんな方におすすめです。
・従来の反復練習をせずに自分なりに音楽演奏を楽しみたい。
・耳覚えのある好きな曲をすぐに弾けるようになりたい。
・歌の伴奏をその場でつけられるようになりたい。
・朗読と即興セッションをやりたい。
・アンサンブルを楽しみたい。
・知っている曲を自分なりにアレンジしてみたい。
・オリジナル曲を作ってみたい。
・音楽について理解を深めたい。

※12月は8日(日)と22日(日)に開催します。
 前回の音楽塾の抜粋映像はこちら

2013年10月27日日曜日

ひさしぶりの音楽塾は楽しかった

今日はひさしぶりに音楽塾を開催。
初めての人も何人かいたので、この塾に参加した動機や背景を聞いてみた。
とても切実な気持ちで参加された方もおられて、ちょっと気が引きしまった。

そのあと、前半は即興演奏や楽器などについての基礎知識のレクチャー。
後半は実際に楽器を持ってもらって、リズムキープを前提とした音楽会話の実践体験をしてもらう。
用意した楽器はデジタルピアノ、シンセサイザー、MacBookにつないだミニキーボード、打楽器類、おもちゃのカリンバなど。

即興演奏という行為は、なにかをなぞることではない。
まったくあたらしい音体験を自分が主体となって作りだしていく行為だ。
楽譜を練習したり、既成の曲を弾いたりすることとはまったく異なる体験となる。
そのためには「偶有性」を完全に「受容」し、「いまここ」に生まれた音を濃密に「聴く」ことが必要になる。
その音が「正しい」とか「はずれた」とか「ねらった音ではない」といった判断を完全に手放していくプロセスも大事だ。

そういった抽象的な話を今夜はしたのだが、みなさんに伝わっただろうか。
最後に、即興演奏を実践的におこなうための少人数のグループワークショップをやってみたいと思っているのだが、そういうものがあれば参加したいかどうか尋ねてみたところ、予想以上にたくさんの人が手をあげてくれたので、うれしかった。
あらたなワークショップを企画してみようと思う。
あらためてアナウンスするので、興味がある方は参加してみてください。

羽根木の家で韓氏意拳体験&養生功講習会(講師:内田秀樹先生)

※講師の都合で当初発表の日程が変更になりました。ご注意ください。また、合わせて養生功の講座もおこなうことになりました。


私とつながりのあるみなさんにお知らせです。
一部の方はよくご存知かと思いますが、6月から稽古を始めてすっかりハマってしまっている韓氏意拳と養生功の体験講習会を、羽根木の家で開催してもらえることになりました。
どちらか一方を選んでのご参加でも、両方とものご参加でも、いずれも歓迎です。

講師の内田秀樹先生からひとこといただいたので、ご紹介します。

● 講師からのひとこと

韓氏意拳は手を振る、手を上げる、横を向くといった極めて簡素な運動を通じて自己の身体にある自然を探究していく武術です。
難しい型や複雑な動きはなく武術、スポーツ経験を問わず何方でも取り組めます。
皆さんと一緒に楽しく深く練習を進めていきたいと思います。

◎場所 現代朗読協会・羽根木の家(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
    世田谷区羽根木1-20-17


【1.韓氏意拳体験講習】
◎日時 2013年11月24日(日)10:00-12:30
◎参加費 3,000円+会場費・講師交通費計500円/カード決済可(VISA・Master)

※韓氏意拳の紹介はこちら。
⇒ http://hsyq-j.blogspot.jp/2008/07/blog-post_8978.html

【2.養生功講習】
◎日時 2013年11月24日(日)14:00-16:00
◎参加費 2,500円+会場費・講師交通費計500円/カード決済可(VISA・Master)

※養生功の紹介はこちら。
⇒ http://hsyq-j.blogspot.jp/2012/03/blog-post.html

◎持物 動きやすい服装・筆記用具・メモ
◎定員 8名(定員になりしだい締切らせていただきます)

※まったくの初心者も歓迎。
※ふたつの講座を通して受講される方は、会場費・講師交通費は1コマ分のみ。
※お申し込みはこちら
 項目「その他」を選び内容に「韓氏意拳体験講習会」または「養生功」(あるいはその両方)と書いてください)

● 内田秀樹プロフィール

韓氏意拳 創始人 韓競辰及び日本韓氏意拳学会公認 初級準教練。
2007年より韓氏意拳を学び始め、韓競辰、光岡英稔、駒井雅和、鹿間裕行より指導を受ける。
2008年より埼玉分館 世話人補佐を務め、2013年4月より教練養成課程に入る。
現在、東京分館、埼玉分館で指導活動中。
東京都で呉服屋を営む。

2013年10月26日土曜日

基礎コース5回め、昼ゼミ、寒い!(ストーブつけた)

午前中から現代朗読基礎コースの5回め。
頭の基礎訓練のところで、いつものストレッチの代わりに、植村さんにヨガストレッチをやってもらった。
植村さんとは12月に「共音(ともね)のじかん」という、ヨガと瞑想音楽と音読エチュードを使ったヒーリングと表現のワークショップを共同開催することになっている。
この詳細はこちら

今日は「音声表現としての朗読」という観点から、音楽的アプローチで朗読表現を理解するためのレクチャーとエチュードをおこなった。
音の3要素を使い、それらを変化させたり意識したりしながら、お経朗読をベースに、リズム、音程といった要素を個別に精査しながらエチュードを試行していった。
最後に、参加者が少なかったというのもあったのだが、ひとりひとり個別にピアノとのセッション。
ちゃんと音を聴けるか、反応できるか、音を聴くことによる自分の身体性の変化に気づけるかどうか。
これはなぜか、あまり朗読経験がない人のほうがうまくいく。

気温がどんどんさがってきて、古い日本家屋の羽根木の家は限界で、とうとうストーブを出すことにした。
といっても、まだそれほど寒くはないので、大きなガスファンヒーターをつけるとすぐに暖かくなる。
それにしても、また寒い冬がやってくるんだなあと思うと、かなり気分は落ちる。

午後3時から昼ゼミ。
基礎訓練をやったあと、11月20日の〈Com.Cafe 音倉〉でのオープンマイクイベントの演目を、それぞれ相談したり、読んでみたり。
1枠が15分と長めなので、何人かと組み合わせてやるのもおもしろいんじゃないかということになり、そのうち梓と晩さんともうひとりくらい、3人で私のピアノとやることになった。
梓とは、一度やってみたかったピアノ弾きと朗読者とのピアノ椅子で背中合わせになった状態でのコンタクト・インプロヴィゼーション朗読を、試してみることになった。

ゼミで一度やったことがあるが、あらためてやってみると大変おもしろいし、ビジュアルとしてもおもしろいんじゃないかと思う。
まだまだいろいろやれる余地はありそうで、さらに何度か練習してみよう。

明日の夜はひさしぶりの「水城ゆう音楽塾」だ。
初めての方も何人かいらっしゃるようで、楽しみ。

バリサクライブ「Sound Vision Vol.158」に行ってきた

バリトンサックス奏者・UKAJIさんのライブは、このところ欠かさず聴きに行くようにしている。
そのことについては、すでに何度かこのブログでも書いた。
毎回、衝撃的な体験をさせてもらっていて、私の音楽的インスピレーションの宝庫といっていい貴重な機会となっている。
だから、いつ開催されるかわからないライブについて、いつもアンテナを張っていたつもりだった。
ところが、だ。

昨日の午後、キッド・アイラック・アート・ホールの早川くんからFacebookで招待が届いた。
なんと、UKAJIさんのライブ「Sound Vision Vol.158」が、今夜あるというのだ。
今夜だと!
寝耳に水だ。
たぶんホールのスケジュールにはしばらく前から出ていたのかもしれないが、このところライブで忙しかったり体調不良だったりと、余裕がなくてチェックできていなかった。
もうすこし早めにいってくれよー、と思いながらも、すでにはいっていた予定はなんとか動かせそうだと考えた(奥田くん、すまん)。

予定を変更し、明大前のキッド・アイラック・アート・ホールに向かう。
小雨。
19時すぎにホールに到着すると、早川くんが受付に座っていた。
今夜は上のギャラリーのほうでもイベントがあり、そちらは盛大にやっている雰囲気がある。
しかし早川くんはいつものとおり、UKAJI番でちょっと肌寒いホール入口に陣取って、ひとりで受付をやっている。
ああ、なんていじらしい。

受付名簿を見ると、まだ白紙で、私は一番に名前を書きいれた。
ということは、ライブはUKAJIさんとの「サシ」になる可能性があるということか?
そんなことは気にせず、それはそれでおもしろいと思いながら、私はそれより受付に座っている早川くんのことが気になって、その場でなにくれとなく話しかけたりしたのだが、余計なお世話だったのかもしれない。
長続きしない会話をそこそこに切りあげ、私はホールにもぐりこんだ。

こじんまりしたホールには、いつものように10脚ほどの椅子が片側にならべられ、その反対側にはUKAJIさんが座る椅子と、楽譜などを置く机、譜面立て、そしてダイナミックマイクが二本、かなり高い位置にスタンドで設置され、ちょっと威圧感がある。
壁際には使いこまれたバリトンサックスが寝ていた。

いよいよこれは「サシ」かなと覚悟を決めかけたとき、外でなにやら人声がして、立てつづけに人がはいってきた。
といっても、男がふたり。
いずれもサラリーマン風で、そこそこ若い。
私はちょっと安心して、目が合ったより若いほうと会釈をかわしたりした。

19時半開演ということだったが、ちょっと待たされて、19時45分ごろにUKAJIさんがやってきて、
「本日は台風接近で雨のなか、わざわざお越しいただいてありがとうございます」
というようなことを、比較的よどみなく話された。
客は3人。
ほかになにか話すのかと思ったら、いきなりバリトンサックスを構えて、演奏が始まった。

すでに書いたけれど、最初のときはなにをどうやっているのかまったくわからず、度肝を抜かれてしまったのだが、何度か聴くうちにしだいに慣れてきた。
慣れていくというのは、そのすごさについても距離を置いて認識できるようになる、ということでもある。
昨日は私のほうも相当余裕で、ようやくこの余裕の境地に達したのだぜ、ということを若干誇示するような態度で、ときには気持ちよくなって軽くうとうとしたりする場面を見せたりして、楽しませてもらったのだった。
いや、ほんと、楽しかった。

終わってから、前回や前々回のようにUKAJIさんと一杯飲みながら音楽の話ができるといいなあ、と思って、下のブックカフェ〈槐多〉に行ってみると、なんだか盛況で人がたくさんいるではないか。
当番の多恵子ちゃんや、後でやってきた早川くんがきりきり舞いをしている。
たぶん、上のギャラリーイベントの人たちがちょうど終わって来ていたのだろう。
まあしかし、席がないわけではなかったので、座ってグラスワインなどを頼んでいたら、UKAJIライブで一緒だった若いサラリーマン風の人と相席になった。
せっかくなのでいろいろ話をしていた。

あとでわかったのだが、その若いSさんは早川くんや多恵子ちゃんの知り合いで、私のことも少しは知っていたかもしれない。
そしてどうやら、カフェでにぎわっていた人たちは、ホールのオーナーの窪島さんとその関係者だったらしい。
挨拶すべきかな、しかし知り合いでもないしな、紹介もされてないしね。
お世話にはなっているけれど、必要ならあらためてちゃんと手紙でも書きたいしね。
ま、とりあえず今夜のところは、あっしには関係ないことでござんす(←複雑な話だけど、わかる人にはわかる)。

というような、昨夜はちょっとおもしろい経験だった。

2013年10月25日金曜日

音楽塾、そしてその次

あさって10月27日(日)夜はひさしぶりの音楽塾を開催する。
当初はなにげなく、私が独自の経験でつちかってきた音楽の知識を、音楽のことをよく知らない人にもわかりやすくシェアしよう、という動機でスタートしたのだった。
何度かやっているうちに、私自身も音楽の本質に触れ、また現代社会における音楽という表現ジャンルの位置づけやその教育方法について深くかんがえるようになっていった。

しばらく中断したが、その間もかんがえつづけ、また自身も音楽活動をつづけていくなかで、音楽とはなにか、自分の音とはなにか、といったことを探りつづけていた。
このところ、ぼんやりではあるが見えはじめてきたことがある。
それは、人が音楽を楽しめるようになるその道すじについて、現代社会は決定的に道を踏みはずし、踏みはずしたままあらぬ方向へと進んでしまうことを止められずにいるのではないか、ということだ。
人が音楽を楽しめるようになるには、たぶんまったくちがう道すじがある。
それを参加者といっしょに探ってみたいと思っている。
それが、あさってから再開する音楽塾でやってみたいことだ。

それにはまず、音楽という表現形式の本質を理解してもらう必要がある。
教科書的な理論や、西洋音楽の歴史的理解ではなく、もっと本質的なことだ。
たとえば、リズムとはなにか、メロディとはなにか、人はなぜ音楽するのか、といったことだ。
大胆に、かつ鋭く切りこんでみたい。
それをできるのは、音大も出ていなければ、アカデミズムの世界にもいない、また既成の商業音楽の枠組みにからめとられてもいない、いまの私が最適なのではないか。

音楽塾のその先に、まったくあたらしい音楽教育の方法はないものか、それを探しあてたいという思いがある。
つまり、だれもが即興演奏をオリジナリティを尊重した形で楽しめる、音楽会話ができるように演奏者を育てる方法だ。
これについてもまだぼんやりとではあるが、ある程度道筋が見えていて、やってみたいことがある。

たとえば、まったく楽器に触ったこともない者が、あるいはがちがちの音楽教育を受けて楽譜がなければ指一本動かせないような者が、自由に自分の音を奏で、それで他者と音楽会話を楽しめるようになるに至るワークショップ形式のレッスンだ。
定員を決める必要があるが、何人かがつどって何度かレッスンを重ねるにつれ、音楽会話の深度が増し、音楽表現の喜びを実感していけるようなワークショップ。
こういうものを音楽塾の延長線上に開催できないかともくろんでいる。

もしこういうワークショップが開催されるとしたら、興味がある人はいますか?
何人かいるようなら、日程を調整して開催してみたいと思っている。

ののみずしゅんライブ3@下北沢〈レディ・ジェーン〉

10月15日の渋谷〈サラヴァ東京〉では驚愕のパフォーマンスを見せたこのトリオ(残念ながらお客さんは少なかったですが)が、ふたたび下北沢〈レディ・ジェーン〉に登場します。
現代朗読パフォーマー野々宮卯妙、凄腕ヴォーカルの酒井俊、そしてピアノの水城ゆう。
テキストはありますが、演奏・パフォーマンスはすべて即興で、「いまここ」の瞬間の美しくまばゆい火花を散らします。
サラヴァ東京を見逃した方はぜひこちらにおいでください。

◎日時 2013年11月30日(土)19:00開場/19:30開演
◎場所 下北沢〈レディ・ジェーン〉
◎料金 予約2700円/当日3000円+ドリンクオーダー

予約・問合せ
LADY JANE:03-3412-3947
BIGTORY:03-3419-6261
※「現代朗読協会からの案内で」とお伝えください。

サラヴァ東京でのライブの模様(抜粋)はこちらからご覧いただけます。

レディ・ジェーンの大木さんから以下のようなエールをいただいてます。
「即興朗読の前門と即興ディーバの後門に挟まれて、みずは獅子奮迅した夏の陣を終えて、今一度、秋の陣に向かおうとする」

2013年10月24日木曜日

オーディオブック「共感的コミュニケーション入門」

三軒茶屋〈カフェ・オハナ〉で開催された共感的コミュニケーションのワークショップの模様から抜粋編集し、入門者向けオーディオブックにしました。

これから共感的コミュニケーションを習ってみようという方、共感的コミュニケーションに興味がある方、あるいはすでに習ったけれど復習したり確認したいという方など、気軽にダウンロードして聞いてみてください。

無料です。
ドネーション(寄付)もできますので、水城ゆうのこの活動に賛同し応援したいという気持ちを持たれた方は、いくらでもかまいませんのでお願いします。
活動の継続性や私のサポートのニーズが満たされます。

共感的コミュニケーションの勉強会は毎月、東京世田谷の古民家「羽根木の家」や三軒茶屋〈カフェ・オハナ〉などでおこなっています。
興味のある方は気軽にご参加ください。
開催情報はこちらから。


2013年10月23日水曜日

液体窒素で顔面を焼く、カフォ・オハナで共感的コミュニケーション

昨日はまだまだ絶不調だった。
寒くなると体調は低下するし、膝は痛くなるし、冷気アレルギーは出るし、足は冷えるし、いいことはあまりない。
沖縄や九州に住んでいない以上、日本ではこれらとやりくりして生活していくしかない。

体調不良に加えて、夜中に右目の目尻にある突起物(大きなほくろのようなもの)を無意識に手で引っ掻いてしまったらしく、朝起きたら軽く流血。
午前中のうちに近所の皮膚科に行く。
ほくろだと思っていたのはイボだとのことで、液体窒素を使ってジュジュジュッと焼いて(冷凍させて)組織を殺す治療を受ける。
こういうのは何度か受けたことがあって、慣れている。
指先への処置はとても痛くて閉口したのだが、顔面はむしろ鈍感らしくて、全然痛くない。

午後、現代朗読のゼミ生が別々にふたり来て、話を聞く。
いろいろもやもやがあったり、状況に変化があったり。
そういう話をじっくり聞くのは、私はやぶさかではないし、つながりを感じられるので歓迎だ。
むしろ、話したいことがあってもやもやしているのに、こちらに遠慮して話してくれなかったり、こうしたいああしたいということを私に伝えてくれないほうが、私は困る。
ゼミ生は多くはないが、それでも複数いるので、私のほうで全員のニーズを察することは難しいからだ。
いってくれるとつながりを感じられてうれしいし、それになんとか貢献したいという気持ちもある。
とにかく、私はどんなことでもまずは受け入れたいと思っているのだが、勝手に壁を作ってしまっている人もいることはたしかだ。
これは今後の課題だろう。

しかし、とにかく昨日はゆっくり話を聞けてうれしかった。
しっかり話ができさえすれば、ものごとはきちんとよい方向に進んでいくのだ。

夜は三軒茶屋〈カフェ・オハナ〉に行き、共感的コミュニケーションのワークショップ&ミニライブ。
昨夜は参加者が私をいれて9名と、前回ほど多くはなく、全員ときちんとコミュニケートしながら進められた感じがあって、充実感が残った。
みなさんも元気に、笑い声もたくさん生まれて参加してくれたので、体調不良にもかかわらず楽しくやらせていただいた。
参加のみなさんには感謝。

2013年10月22日火曜日

音読療法はさまざまな場面で役に立つ

寒いのが苦手で、毎年この時期になると体調がどーんと低空飛行になる。
ここ数日も風邪ぎみで、喉を腫らしたりしてしまったのだが、それでも寝込むほどには悪化させていない。
子どものころから身体が弱く、成人になってからもいったん風邪をひくと重症化させてしまい、数日から一週間は寝こんでしまうことが多かった。
それがここ数年は寝込むまでにはいたらなくなったし、そもそもそんなに風邪をひかなくなった。
年に何度も体調をくずしていたのが、今回の風邪も去年の1月以来だから、ほぼ2年近く調子を崩さなかったわけで、これは私としては新記録だ。

その要因は音読療法しかかんがえられない。
とくにその呼吸法は心身の健康維持にかなり大きなパワーを発揮する。
私自身についていえば、免疫力が向上したことをはっきりと体感している。
風邪をひきにくくなったし、インフルエンザも予防注射なしでかかっていないし、もし風邪をひいたとしても重症化することなくすぐに回復する。

音読療法は告知・宣伝下手のせいか、なかなか普及しないが、現代社会に生きる人々にとってすぐれた健康管理やストレス対策のスキルであると、私は確信している。
実際に音読療法を身につけた人はおおいにそれで役だっていると聞く。
なかにはうつで通院し、薬も欠かせなかった人が、音読療法で薬がいらなくなり、医者からももう来なくていいですよといわれた、という例もある。

音読療法はいろいろな場面で役に立つはずなので、私はもっともっと告知・普及につとめる努力をしていこうと思っている。
たとえば、こんな場面、こんな人々にお役に立てるはずだ。

・受験生および受験生を持つ親の、受験対策としての健康管理、集中力の向上、本番での実力発揮
・企業の管理職が落ち着きと自信を持ち、部下と共感を持って接するために
・人間関係のトラブルによるうつ予防や仕事・生活へのやる気ダウンの対策として
・ひと前で話すことが苦手な人が自分らしくイキイキと表現するために

ニーズがあればボイスセラピストが個人セッションでも対応するし、セミナーを開催する準備もある。
またこれらのニーズに対応できるボイスセラピストの育成も積極的におこないたいと思っている。
興味がある方は気軽にお問い合わせください。

次回2級ボイスセラピスト講座の詳細と申し込みはこちら

2013年10月21日月曜日

体調回復日、咳、明日はカフェ・オハナ

昨日は風邪ぎみを押して冷たい風雨の横浜でライブをやったので、へろへろになって帰ってきて、そのままバタッ。
でも、いつものように朝6時には目がさめてしまった。
体調は完全というわけではないが、悪化はしていない。
しかし、喉がひどく痛い。
ここで完全になおしてしまいたいので、今日は一日、家で無理せずに作業することにして、夜行く予定だった和枝さんと河合さんの連弾ライブは残念ながら失礼させていただくことにする。

朝から昨日のホッチポッチ・ミュージックフェスティバルの記録映像の編集。
金子飛鳥さん、森順治さん、野々宮卯妙とやった朗読と音楽の即興パフォーマンスと、げろきょのゼミ生8人でやった群読パフォーマンスの映像の編集。
ついでにごちゃごちゃになってハードディスクがあっというまに満杯になってしまう映像データの整理も。

昨日のライブでは、キーボードの私のところにモニタースピーカーがなく、自分の音がほとんど(誇張ではなく)聴こえないまま演奏していたのだが、ビデオ映像で確認するとちゃんとバランスよく客席には聴こえていたようだ。
真っ暗で鍵盤がまったく聴こえない状態で演奏するのは私の特技だが、自分の音がまったく聴こえない状態で演奏するのも、もうひとつ特技に加えることにしよう。

明日の夜は2か月ぶりの三軒茶屋〈カフェ・オハナ〉での共感的コミュニケーションのワークショップ。
参加のみなさんのニーズにそってワークをおこなう予定だが、時間があれば日常生活のなかで共感スキルを使って解決できるいくつかの事項についてやってみたいと思っている。
たとえばついおっくうで後回しになってしまう日常の「やらなければならないこと」、たとえばゴミ出しとか洗濯物をたたむとか、そういったことがさくさく片付くようになるための共感スキルの使い方の練習など。
まだ定員まで余裕があるはずなので、興味がある方はおいでください。
カフェ・オハナの共感的コミュニケーションの詳細はこちら

午後になって咳が気になってきた。
まずは今夜はしっかり寝て、回復につとめよう。

横浜ホッチポッチ2013での現代朗読群読パフォーマンス

2013年10月20日、現代朗読協会は横浜ホッチポッチ・ミュージックフェスティバルに出演してきました。
あいにくの雨模様のなか、中止にならなかった神奈川県庁前特設会場で予定どおり、群読パフォーマンスをおこなうことができました。
その全模様をノーカットでお送りします。

出演は朗読が徳永珪子、美子、野々宮卯妙、山田みぞれ、KAT、町村千絵、高崎梓、平田修一、演奏が水城ゆうです。
使われた朗読テキストは中原中也「夏と私」と水城ゆう「夏と私」です。

2013年10月20日日曜日

横浜ホッチポッチ・ミュージックフェスティバルが終わった

昨日の未明から風邪を引きかけていて、本当は昨日一日ゆっくり休めればよかったのだがそうもいかず、無理してしまったおかげで、今朝になっても案の定体調は回復していない。
低空飛行のまま、風雨が激しく気温もあがらない横浜へと出かけることになった。

豪雨のなか、昼前に羽根木の家に行き、演奏・音響・撮影機材の準備。
幸い、ゼミ生の平田くんが運搬の手伝いに来てくれたので、重い荷物を持ってもらって、いざ横浜へ。
井の頭線から渋谷のめんどくさい東横線への乗り換えを経て、冷たい雨の降りしきる神奈川県庁前の特設会場へ、1時間半の道のり。

出演のゼミ生たちが集合して、みんな元気そう、やる気満々。
7つか8つある会場のうち、大半が雨で中止になり、残っているのは横浜市庁舎とこの県庁前のみ。
プログラムの変更もあったらしい。
お客さんも当然のことながら少ない。

弁当を買ってきて、控え室で腹ごしらえ。
午後3時すぎ、げろきょの前の演目(インド音楽)が終わったのを受け、機材のセッティングに取りかかる。
寒い。
私が陣取ったキーボードの場所には、背後から小雨が吹きこんでくる。
楽器が傷むほどではない雨だったが。

げろきょの群読がスタート。
なんだかやけにお客さんが多いなと思っていたのだが、あとで聞いたらほとんどがこの後の演者のファンたちだったらしい。
サックスの森順治さんがいらして、観てくれていた。
あとで話をうかがったところ、大変おもしろがってくれていた。
それからNVC仲間でかつてコンテンポラリーダンスをやっていたきくあつも来てくれていて、こちらもまた大変おもしろがってくれた。
音楽の人もダンスの人もげろきょのことをおもしろがってくれることが多い(朗読の人はおもしろがってくれないことが多い)。
このパフォーマンスの様子は記録映像の抜粋を近くお送りする予定。

かなりへたってきた。
が、もう1ステージある。
次のステージでご一緒する森さん、野々宮と、近くのカフェに行き、軽く打ち合わせ。
そうこうするうち、バイオリンの金子飛鳥さんも到着した。

6時前に県庁にもどり、6時すぎにふたたび機材のセッティング。
これはフェスティバル全体のオーラスのステージで、トリとなるものだった。
飛鳥さん、森さん、野々宮、私の4人で、即興音楽と朗読のパフォーマンスを、まったくのノーリハーサルでやるという本当の一発勝負のステージだった。
フリーセッションにも関わらず、お客さんはとても集中して観てくれたようだった。
終わってからも「おもしろかった」という声を何人かから聞けてうれしかった。

機材を撤収し、県庁をあとにし、みぞれちゃんが知っている中華街の台湾料理の店に行って、打ち上げ。
私はそろそろ体調の限界で、アルコールはなし。
かなり疲れたが、悪くない一日だった。

さきほど23時、へろへろになりながら帰宅。
このあとバタンと倒れて、明日は体調の回復につとめる。

現代音楽と現代朗読の怪しい夜@中野〈Sweet Rain〉の抜粋

2013年10月16日に中野〈Sweet Rain〉でおこなわれた現代音楽と現代朗読の交流ライブの模様を、記録映像から抜粋してお送りします。

◎コーディネート 中村和枝
◎出演
 野々宮卯妙(現代朗読)
 中村和枝(ピアノ)
 村田厚生(トロンボーン、朗読)
 石塚潤一(ピアノ、朗読)
 木下正道(ピアノ、ノイズ)
 佐藤浩紀(ピアノ)
 水城ゆう(ピアノ、テキスト)
 照井数男(現代朗読)

2013年10月19日土曜日

基礎コース、昼ゼミ、ホッチポッチ稽古

今日の午前中は現代朗読基礎コースの4回め。
現代朗読ではあまりやらない共通語の発音規則、つまり放送技術についてのお勉強。
ただこれを守らなければならない、とか、これが正しいアクセント、という考え方を現代朗読では用いない。
表現の瞬間においてどの発音を用いるのか、選択の問題となる。
「ねばならない」は現代朗読にはない。
もちろんこれだけではなく、基礎訓練やエチュードもいつものように楽しくやった。

じつは数日前から体調が下降気味なのを感じていて、今朝起きたときは喉が腫れて痛かった。
風邪をひきかけているらしい。
しかし、いま寝込むわけにはいかないので、なんとか持ちこたえたい。

午後は昼ゼミ。
ここではふたりが背中合わせになってゆるやかに動きながら声を合わせて朗読する「コンタクト朗読」の一種をやってみたのだが、そのうちふと思いついて、ピアノを弾く私と朗読者が背中合わせにコンタクトして、演奏と朗読を同時にやったらどうなるだろうかということを試すことになった。
私はそんなふうに演奏したことはなかったのだが、これがなかなかおもしろい経験だった。
ピアノは弾きにくくなるが、人の身体を感じながら自分の身体も反応させながら演奏するのは、とても気持ちのいいものだった。

夜は明日のホッチポッチ・ミュージックフェスティバルの稽古。
最初に出ると申告していたメンバーが、都合でふたり減って6人になってしまっていたのだが、最後の最後になって2人あらたに加わることになり、結局もとのとおり8人になった。
にぎやかに最終稽古。
しかも、全員がそろうのはこれが最初で最後。
明日はいよいよ本番。

神奈川県庁前の特設ステージで、げろきょ8人の群読チームは15時20分からの出演。
金子飛鳥さん、森順治さん、野々宮卯妙と私の4人でやる即興音楽と朗読によるフェスティバルのエンディング・ステージは、18:30のスタート。
ご都合のつく方は明日の横浜に遊びにいらしてください。
雨も明日の午前中にはあがるという予報です。
くわしいことはこちら

ののみずしゅんライブ「サラヴァにっぽん」抜粋

2013年10月15日に渋谷〈サラヴァ東京〉でおこなわれた朗読と即興音楽のライブの模様を、記録映像から抜粋してお送りします。
演目は「特殊相対性の女」(作・水城ゆう)、朗読・野々宮卯妙、ヴォーカル・酒井俊、ピアノ・水城ゆう。
音楽と動きはすべて即興。ノーリハーサルでおこなわれた一回限りのセッションです。

風邪ひいてない記録

夜中に喉の奥が痛くて目がさめた。
風邪をひきかけているらしい。
数日前から体調が低下しているのを感じていた。
明日は横浜ホッチポッチ・ミュージックフェスティバルに出演するので、寝込んでいるわけにはいかない。
今日も午前中は基礎コース、午後は昼ゼミ、ホッチポッチの稽古とつづく。

かんがえてみたら、ずいぶん風邪を悪化させなくなった。
風邪で発熱して寝込んだのは、日記をみると2011年の10月10日が最後だ。
2年間、風邪で寝込んでいない。
これは新記録だ。
私は幼少のころからすぐに熱を出して寝込む人間で、子どものころは月に1、2度は医者にかかっていた。
成人してからも年に何回かは寝込んでいた。
それがいつのまにか、あまり寝込むことがなくなってきた。

30歳くらいのとき、小説家になったとき、意識的に身体を整えようと思い、プールに通いはじめたころから丈夫になったようだ。
年に1回か2回くらいしか寝込まなくなった。
それでも寝込むことはなくならなかった。

今回、2年間寝込んでいない、風邪をひきかけても軽度で回復してしまう、という体調になったのは、いくつか原因があるように思う。

・自分の体調に敏感になった(体調の低下に早めに気がつく)
・絶対に薬を飲まず、医者にもかからない
音読療法による回復モードの確保

今日もしっかり呼吸法をやって副交感神経を昂進させ、免疫力をアップさせて乗りきろう。
もちろん、しっかりと身体を休めることが一番であることはいうまでもない。

2013年10月18日金曜日

ホッチポッチ稽古、ギャラリーめぐり、個人セッション、テキスト表現

今日は朝から忙しい日だった。
午前中に羽根木の家でホッチポッチ・ミュージックフェスティバルの稽古。

陣さんが写真展のギャラリーを決めるためにやってきたので、いっしょにまず下北沢の〈Com.Cafe 音倉〉に行く。
ついでに音倉でランチ。
さらについでに、音倉で共感的コミュニケーションの勉強カフェをやれないか、中山さんに打診。
年明けになるが、陣さんの写真展も共感的コミュニケーション・カフェもうまい具合にやれそうな感触。

羽根木の家にもどり、オーディオブックリーダー養成講座の個人セッション
今日来られた方は朗読もオーディオブック収録もまったくの未経験という、ほぼ専業主婦の方。
ニーズを聞いていくと、やはり自分の表現をしたいという面があるようで、それがオーディオブックという表現媒体にたどりついたということらしい。
まったく右も左もわからないようだったが、実際に身体を使ってテキストを読む、ということを進めていくうちに、しだいに楽しくなってくる感じを味わってもらえたようだ。
これから約1か月の訓練期間を経ることになる。
お役に立てるといいのだが。

待ってもらっていた陣さんとふたたび、いっしょに今度は明大前のキッド・アイラック・アート・ホールに向かう。
ここも写真展のギャラリー候補なのだ。
ちょうど「山本宗補写真集出版記念写真展」をやっていて、戦争被害者のモノクロのポートレートを集めたすごい作品がならんでいるのを目撃できた。
これはおすすめ。
ぜひ行ってみられるとよい。

明大前の駅で陣さんと別れ、帰宅。
19時からテキスト表現ゼミ(次世代作家養成塾)をオンラインでやる。
といっても、今日の参加者は奥田くんひとり。
奥田くんは長編小説に取りくみはじめていて、今日はその冒頭部分を提出してきた。
それがなかなか考え抜かれたすばらしい出来で、私からはなにもいうことはないくらい。
長らくテキスト表現ゼミで練習してきたが、とうとうここまで書けるようになったのかと、私も感無量。
問題は、いまの世にこのクオリティを読み切る読者や書き手、評論家がどのくらいいるのか、ということ。

ポストカード「甘酒杏仁プリン」

台風襲来中に描いていたので、水彩の水分がなかなか乾かなくて時間がかかった。
完全に乾かないうちにペンで文字入れしたら、にじんでしまった。
それもまたいいかな、という感じ。
しかし、ブランクが長かったスケッチの勘はまだ鈍っている。

2013年10月17日木曜日

俊さん見送り、喜多見の池田農園の秋ナス、稽古・ゼミ

しばらく羽根木の家に滞在しておられた酒井俊さんが、今日からまた旅に出るということで、見送り。
その前にいっしょにコーヒーをいただき、おとといのサラヴァの記録映像を見たりした。
あらためてカメラからのライブ映像を見て、やはりおもしろい。
俊さんもおなじ思いらしく、またやりたいといっていただいた。

とはいえ、すでに次のライブは決まっている。
国外に出られる俊さんにとって、おそらく最後の日本でのライブシリーズのひとつとなるはずの予定で、下北沢〈レディー・ジェーン〉で11月30日に、ふたたび同じメンバー——のの、みず、俊でやる。

俊さんの大きな荷物を環七まで運んでタクシーに乗せ、お見送りする。
先日の雑居祭りでいただいた喜多見の池田農園の秋ナスを使って、ナスとトマトのスパゲティを作る。
日がたっていたのでちょっとしなっとなっていたが、秋ナスが甘くておいしい。

午後3時からは昼ゼミ。
午後5時から、横浜ホッチポッチ・ミュージックフェスティバルの稽古。
午後7時から夜ゼミ。

このところの現代朗読の実演実感と方向性について、いずれも熱く語ってしまった。
なかなかお客さんが来ないのもしかたがない。
現代朗読というまったくあたらしい表現ジャンルを私たちは歩きはじめているのだ。
ここにこういう表現が生まれているのだよ、ということを発信していくしかない。
百戦錬磨の俊さんも、現代音楽の人たちも、まちがいなくおもしろがってくれているのだから。

現代朗読協会の公式サイトはこちら

「現代音楽と現代朗読の怪しい夜」が終わった


2013年10月16日。
中野のジャズ・ダイニング・バー〈Sweet Rain〉でおこなわれた現代音楽のみなさんと現代朗読の仲間とのライブが、かなりの盛り上がりで終わった。

もともとは〈Sweet Rain〉の常連である現代音楽のピアニスト・中村和枝さんが、フリージャズピアニストの板倉克行さんと共演していた野々宮卯妙や照井数男と知り合いになり、最近は私も含めて親しくお付き合いさせていただいているなかで、現代音楽と現代朗読という企画が中村さんと野々宮を中心に生まれたのだった。
昨日は現代音楽の側が中村和枝さん、木下正道さん、佐藤裕紀さん、石塚潤一さん、村田厚生さん、現代朗読の側が野々宮卯妙、照井数男、そして私というにぎやかなメンバーだった。
そしてラストステージでは遊びに来てくれていたゼミ生の菜穂子さんと夏美ちゃんも飛び入り朗読して盛り上がった。

内容の詳細を書きたいところだが、大変盛りだくさんな内容だったので、後日、記録映像を抜粋してYouTubeで公開しようと思う。

現代朗読という手法は、即興性を重んじたり、なにか決まりごとを作って「こうしなければ」とか「こうしてはならない」という表現における制約を極力排していくものなので、フリージャズや現代音楽の人たちとの親和性がとても高いように思う。
そして音楽を愛する人たちはなぜか現代朗読をおもしろがってくれる方が多い。
なかでも現代音楽や即興のような、柔軟な発想と表現手法を持っている人たちからおもしろがってもらえるのは、おもしろい。

今回のような企画、またやりたいものだ。
(2枚めと3枚めの写真は、お客さんで来ていただいていた川橋さんが撮ってくれたものです)

2013年10月16日水曜日

ののみずしゅんライブ「サラヴァにっぽん」が終わった

2013年10月15日。
渋谷のライブスペース〈サラヴァ東京〉で野々宮卯妙(現代朗読)、水城ゆう(即興ピアノ演奏)、酒井俊(ヴォーカル)による即興音楽と現代朗読のライブ〈サラヴァにっぽん〉がおこなわれた。
連休明けで、しかも巨大台風接近中ということもあって、お客さんはとても少なかったのだが、ライブの内容はとてもすばらしく、出演者のひとりとしてとても充実したものだった。

とても言葉にはできないので、とりあえず記録映像からカットを切りだしておく。
またこの記録映像からいくらか抜粋し、近くYouTubeから配信する予定だ。
来れなかった方にせめて雰囲気だけでも味わってもらいたいと思っている。

この3人によるライブは、年内にもう1回チャンスがある。
11月30日(土)の夜に下北沢〈レディ・ジェーン〉でもう1度、ののみずしゅんライブをおこなう。
酒井俊さんが日本を出て、おそらくしばらくは戻らない直前のライブということになる。
サラヴァのライブがあまりにすばらしかったので、この最後のチャンスはぜひともおいでいただきたいものだ。
見逃すと本当にもったいないパフォーマンスだと思う。

2013年10月15日火曜日

酒井俊と渋谷でdigする夜

2013年10月15日。
今夜、渋谷・文化村の隣のライブスペース〈サラヴァ東京〉で、ヴォーカルの酒井俊さんとライブをおこなう。
現代朗読の野々宮卯妙が「特殊相対性の女」を朗読する予定。
それに私の即興ピアノと俊さんの即興ヴォーカルがからむ。

この組み合わせでは一度、下北沢〈レディ・ジェーン〉でセッションをやっている。
そのときの朗読テキストは「記憶が光速を超えるとき」だった。
非常にスリリングでエキサイティングなセッションだった。

酒井俊さんは日本でも最高のヴォーカリストのひとりだと私は思っている。
そんな人とライブができるようになるなんて、ほんの少し前まで夢にも思っていなかった。
しかし、私の力不足で、今夜はお客さんがかなり少ないだろうと予想される。
これほどのセッションがほんの少しの人にしか届けられないなんて、とても残念だ。
唯一こういうときだけ、商業出版の世界と縁を切ってしまったことを後悔してしまう。
もうすこし私に知名度があれば、人がもっと来てくれるかもしれないと想像するからだ。

そんなことをくよくよ思いなやんでいてもしようがない。
少ないけれど何人かの人が来てくれることになっている。
ありがたいことだ。
私たちがいまできる最高のことをお届けするだけだ。
それは自分自身のためでもある。

もしご都合のつく方がおられたら、今夜、ぜひいらしてください。
詳細はこちら

2013年10月14日月曜日

ポストカード「夏の日々をなつかしむ」

ひさしぶりにポストカードにスケッチを描いてみた。
いやー、勘が鈍ってるのなんのって。
もうすこしまめに、時々はスケッチできる時間が作れるような生活にしたいなあ。

雑誌のちっちゃな写真が目にとまったので、それをもとに描いてみた。
どこか外国の風景だと思うけれど。
ベンチにすわるふたりと、緑の風景が気持ちよさそうだったので。

2013年10月13日日曜日

羽根木公園「雑居祭り」

今日は羽根木公園で雑居祭りが開催された。
とてもすがすがしい天気で、昨日までの暑さはなく、カラっと晴れあがった秋の好天となった。

雑居祭りには私もメンバーのひとりになっているトランジション世田谷・茶沢会が毎年出店している。
今年はステージの音響設備をすべてグリーンエネルギーでまかなおうということになり、トランジションから太陽光パネルと電池、音響機材を提供することになった。
私も手持ちの音響機材を提供し、ステージのPAを協力することになった。

午前7時半、トランジションの仲間でくるくる広場というリサイクル運動をしている伊藤さんが、車を羽根木の家まで回してくれる。
それに音響・演奏機材を積みこみ、羽根木公園へ。

荷物をおろしていると、桃ちゃん、浅輪くん、アーチさん、それから喜多見の農家の池田さんがやってくる。
トランジションのブースは任せて、私と浅輪くんでステージの電源や音響回りの準備。

雑居祭りはいくつかの大きなグループが、羽根木公園のそれぞれの区画に分かれているのだが、トランジションは「核と戦争と生活をかんがえる広場」というところにはいっている。
反核、反戦、平和運動などをやっているグループが多く参加している区画だ。

ステージにマイク3本、スピーカー2個、ミキサーを設置して、それらの電源を太陽光パネルで発電するバッテリーにつなぐ。
私の演奏機材であるシンセサイザーもそこから電源をもらう。
これで今日丸一日、充分にまかなえた。
東電から一切電源供給されることなく、ステージ活動ができたことは楽しい。

午後1時半からはトランジション世田谷・茶沢会のステージ。
最初にトランジションのことや、喜多見の外環道路のインターチェンジによる環境破壊の問題が、桃ちゃんらによって説明があり、そのあと、げろきょメンバーによる朗読パフォーマンス。
私はこのためにオリジナルのテキストを書きおろした。
「移行」という詩で、全文はこちら

朗読のメンバーはげろきょゼミ生のKAT、みぞれちゃん、晩さんの3人。
私はシンセサイザーを演奏。
最初からがんがん飛ばしてやって、後半はしっとりと言葉を届ける予定だったが、なんと後半にさしかかったとき、サンバの行列がやってきて、ドカスカこちらを陵辱してくる。
いやいや、参った。
しかし、それを受け入れ、反応しながら、最後までやりきった。
それはそれで得難い経験だったかもしれない。

終わってから、
「朗読って気持ちよさそうですね」
と声をかけてくれた人や、
「あの詩ってどこかで全部読めますか」
と訊いてきた人があったりして、うれしかった。

私たちが終わったあとも、ステージは午後4時までいろいろなイベントがつづいた。

2013年10月11日金曜日

ホッチポッチ稽古、押入れ入れ替え、リフレクティブなんとか

今日から横浜のホッチポッチ・ミュージックフェスティバルのための稽古が始まった。
去年、音楽陣にまじってげろきょも出演したのだが、今年も呼んでいただいた。
しかも、今年は群読陣と音楽朗読セッションの2グループの出演。
音楽朗読セッションのグループは、なんと、ミュージックフェスティバル全体のトリをつとめることになった。
ま、この話はあらためてまた。

今日の午前中はみぞれちゃん、KAT、珪子さん(ほんとは野々宮もいたが参加せず)の3人で群読の稽古。
群読は6人でやることになっているが、ちょっと人数が少ない感じなので、みぞれちゃんにもはいってもらうかも。
今回、みぞれちゃんはスタッフに徹して貢献してくれているが、頼んだらきっとやってくれそうだ。

午後、ミキティが来て、玄関脇の茶室の押し入れと、ゼミで使っている座敷の床の間脇の押し入れの荷物を入れ替える作業を手伝ってくれた。
といっても、荷物はたいしたことはなく、ちんたらやっても1時間ちょっとで終わった。
せっかくなので、最近韓氏意拳を始めたばかりのミキティと自主稽古をやってみた。
ひとりでやるより楽しいなあ。
もっと韓氏意拳仲間が増えるとうれしいんだけど。

夜は恵比寿まで、由佐美加子さんが主催の「部下を育てるマネージャーの『育成力』を育成するには?〜リフレクティブ・コミュニケーションのススメ〜」の説明会に行ってきた。
これは企業の管理職向けのそういう本格的なプログラムの内容説明ということで、NVC仲間でもある由佐さんがどのようなことをやるのか、単純に興味があったのと、私のところにも最近、企業内でのコミュニケーションスキルを学びたいというニーズを持った方がちらほら来られるようになったので参考にしたい、ということで参加してみた。
非常に刺激的で興味深い内容であり、実際に参考になることが多かった。
本プログラムには私は参加しない(物理的にできない)と思うけれど、彼女とは別のフィールドで展開していくにあたって勇気づけられることが多くてありがたかった。


明日は現代朗読基礎コースの3回め、昼ゼミ、夜はホッチポッチの稽古。
あさっては雑居祭り。
週が開けて火曜日15日夜は、渋谷の〈サラヴァ東京〉でいよいよ酒井俊さんとのライブ。
このライブの詳細と予約申し込みはこちら

福井県立病院「秋のピアノコンサート」から抜粋

2013年10月7日に福井県立病院のエントランスホールでおこなわれた水城ゆうの秋のピアノコンサートの記録映像から、抜粋してお送りします。
11曲を演奏しましたが、この抜粋映像に収録されている演奏曲目は、

 Improvisation : Autumn Flight
 旅愁
 赤とんぼ
 紅葉
 ヒガンバナ(オリジナル)

の5曲です。


水色文庫新作「移行」

あさって10月13日(日)に羽根木公演で開催される「雑居祭り」の核戦ひろばミニステージで、げろきょがトランジション世田谷・茶沢会のメンバーとして朗読パフォーマンスをおこないます。
「移行」はそのための原稿です。

私たちの出番は13時半から。
お近くの方は遊びにいらしてください。

2013年10月10日木曜日

北陸⇒東京移動、昼ゼミ、俊さん・韓氏意拳打ち合わせ

今日は午前中に北陸の実家を出て、東京に移動。
さいわい、台風は実家滞在中に去ってしまったので、フライトは予定どおり。

空港に行く途中の電車のなかで、子どものころ近所だった1歳上のTさんに会う。
病気をしているらしく、先日ピアノコンサートをおこなった県立病院に行く途中とのことだった。
仕事もしていないらしく、ちょっと弱った姿に胸を打たれる。
たまに同級生に遭遇することがあるが、勤め人や公務員、教員になった者はパリっと恰幅のいい感じだが、フリーや田舎の家業を継いだ者は苦労している感じで、さらにこの歳になると健康をそこなった者や、事故や自殺で亡くなった者もいて、あらためて「格差」の大きさを感じる。

もっとも、お金の保証がある者がそれで幸せかというと、そればかりではない。
私は経済的にはまったくめぐまれていないけれど、経済的にめぐまれている者たちを見てうらやましいと思ったことはない。
なぜなら、お金はないけれど、つながりと尊重のニーズが満たされていると感じることが多いからだ。
人の幸せは、自己肯定とつながり、このふたつによって保証される、というのが、目下の私の持論だ。

羽根木の家での昼ゼミに間に合った。
KAT、みぞれ、ケイコさんの3人だったが、自主的に基礎訓練を進めてもらう。
私は時々アドバイス。

18時前にヴォーカルの酒井俊さんがいらして、15日のサラヴァ東京でのライブの打ち合わせ。
基本的に、やりたいことはすべて自由にやろう、というコンセプトを確認。
それから曲を一曲、ちょっと練習する。
そういえば、私は俊さんと定型の「曲」をいっしょにやったことはこれまでなかった。

19時から夜ゼミ。
野々宮と俊さんは食事(だか飲みだか)に出てしまったので、てんちゃんとみぞれちゃんのふたりだけだったが、韓氏意拳の内田先生が11月17日の体験講習会の会場下見のために来られた。
ゼミの後半は、韓氏意拳の思想や、それにまつわる身体運用についてのさまざまな話を内田先生からうかがうことができて、臨時ゼミのようになった。
私にも興味深い話があって、てんちゃん・みぞれちゃんともども、得した気分になった。

羽根木の家での韓氏意拳体験講習会は11月17日(日)の開催だが、基本的に私や羽根木の家とのつながりがある方を中心に参加してもらうことになっているので、告知はあらためて。
興味がある方は、まず羽根木の家でのなんらかのイベントにまず参加してみてください。

2013年10月9日水曜日

移行、マキさん公演、俊さんライブ

台風が日本海を通過していったが、幸いたいしたことはなかった。
未明にかなりの強風が吹いたが、雨もさほど降らず、被害はなかった。
このまま通りすぎてくれるようなので、明日の昼のフライトで東京に戻る予定は変更なしですむだろう。

今日は朝から11月15、16日にキッド・アイラック・アート・ホールでやるカルメン・マキさんとの公演の作品と演出内容をかんがえたり、来週15日にサラヴァ東京でやる酒井俊さんとのライブの内容をかんがえたり、今週日曜日に羽根木公園で開催される雑居祭りのミニステージでげろきょの仲間とやる短い朗読パフォーマンスのためのテキストを書いたり。

雑居祭りのためのテキスト(長めの詩)は何日か前から書きかけていたものだが、イメージだけあってなかなか言葉がつながっていかずにちょっと苦労していた。
私にはめずらしいことだ。
たいてい最初の1、2行が出てくれば、あとはするすると身体から出てくるものだが、今回はなぜか苦戦した。
たった150行程度のテキストだが、何日もかかってしまった。
いちおう完成して、これから一晩くらい寝かせておくことにしている。
タイトルは「移行」。

雑居祭りでは、たぶん15分くらいの短いステージを、私、みぞれちゃん、KAT、晩さんらとやることになっていて、げろきょ得意のフリースタイル朗読で行こうと思っている。
どうなるのか、やってみなければまったくわからない。

来週15日の酒井俊さん・野々宮卯妙とのサラヴァ東京のライブは、お客さんが来てくれるかどうかだけが心配。
三人ともフリーセッションの専門家といっていいので、始まってしまえばスリリングでディープな時間になることは実証ずみ。
テキストは基本的に「特殊相対性の女」を持っていこうと思っている。
それプラスアルファで、なにかひと工夫したい。
ライブの詳細とご予約はこちら

11月のマキさんの公演は、私のプロデュース・演出なので、ちょっと緊張している。
過去のヒット曲やオズ時代のイメージをいまだに引きずってくるお客さんがいるなかで、いま現在の彼女の魅力を存分に引きだすにはどうすればいいか。
ここのところを私の挑戦として取り組みたい。
もちろん同時に、共演の野々宮卯妙の朗読と私の音も響かせるにはなにができるのか。
今日は演目についてはだいたい決めてみたが、それをどのようにやるのか未定。
これから詰めていく。

地方やお出かけが難しい方のためのオンラインクラス

私のやっている講座やワークショップのなかで、とくにオンラインクラスについて紹介します。

東京の羽根木の家に直接来にくい方のためにオンラインクラスをいくつか用意しています。
地方在住の方や、介護やお子さんがいるために出かけにくい方でも、学びのニーズを満たすのに最適です。
これは私が東京を離れているときにも、ネット環境さえあれば出先からやれるので、私にとっても都合がいいのです。

現代朗読ゼミ・オンラインクラス
 自宅にいながらにして現代朗読協会のゼミに参加できます。
 現代朗読ゼミ生として、朗読に関するすべてのゼミやワークショップに参加できます。

オンライン次世代作家養成塾
 テキスト(文章/文字)を使った自己表現を研究するためのオンライン講座です。
 扱うテキストは小説、随筆、詩、シナリオ、評論など、ジャンルを問いません。

音声表現スキルアップ個人セッション
 プロの「サバイバル」のための個人セッションです。
 オーディション前のチューンナップや、スランプのブレイクスルーにも大変有効です。
 プロ未満・プロ志望の方も申し込み可能です。

オーディオブックリーダー養成オンラインセミナー

講師・水城ゆうの履歴詳細はこちら

2013年10月8日火曜日

音読療法の正当性を担保するもの

photo credit: jasewiththeface via photopincc

さまざまな民間療法、通信教育、資格取得セミナーがひしめき、内容もピンからキリまである。
なかには見るからに怪しげなものや、明らかに金儲けが目的の詐欺まがいのもの、どう見ても正当性が疑われるものもある。

どこもさまざまな方法で正当性を主張しているが、なかでももっとも多いのが、顧問に「○○大学教授◎◎先生」「○○研究所所長」「○○協会理事長」といった名前をならべたり、テレビ番組や新聞記事として取りあげられた事実を大きく掲げたりと、つまり外部の「権威」に正当性を保証させようというものだ。

音読療法協会もその正当性をうたっているが、外部権威に保証させる方法はいまのところとっていない。
そのことで不安を覚える会員もいるらしく、実際に外部権威に保証をもらってはどうか、ということを打診されることがある。
しかし、私はそれをやりたくない。

音読療法の正当性を担保するために、音読療法協会では以下の三つの要件を重視している。

 (1) 客観性
 (2) 論理性
 (3) 実証性

「客観性」はその事象が主観的ではなく、客観的であること。たとえばある音読エチュードをおこなったとき、それがもたらす効果や変化についてだれかが主観的に思ったり感じたりするだけでなく、ほかの者がそれを観察して効果や変化について確認できるようなことをいう。
「論理性」はその事象について客観的に説明や証明が可能であり、それが論理的であってだれにでも理解できること。
「実証性」はできれば科学的・学術的に実証できることがのぞましいが、現時点において現代科学で必ずしも証明されていない事象でも、長い歴史や経験のなかで観察され現象面で確からしいことが確認されているものも、音読療法では取りいれることがある。たとえば瞑想や古武道、ヨガなどでつちかわれてきた呼吸法など。もっとも、呼吸法のもたらす効果については、最新の医学や検査装置の発展によって徐々に明らかになりつつある。
以上の要件を重視しながら、できるかぎり正当な体系を築いているのが音読療法である。

10月の2級ボイスセラピスト講座は10月27日(日)の開催です。
詳細とお申し込みはこちら

2013年10月7日月曜日

北陸移動、福井県立病院でのピアノコンサート

今日は午前中に東京・羽田から北陸・小松へ飛び、午後1時半から福井県立病院のエントランスホールでピアノコンサートをおこなった。
もう恒例となったコンサートで、今日で4回めかな?

今日も大勢の聴衆がピアノのまわりに集まってくれて、用意した椅子が全然足りないほどだった。
訊いてみたら、病院が用意してくれたチラシを見て楽しみに待っていてくれた人とか、入院患者の方が半分くらい、通りすがりの人もいらした。
私の同級生で医者の辰巳くんや、病院の関係者も多くいらした。
看護師さんが何人かいらしたのは、患者さんの付き添いだったのかもしれない。

出だしはまったくの即興演奏。
飛行機の窓から見た秋の空をイメージして。
それから日本の秋の唱歌を何曲か。
「旅愁」とか「赤とんぼ」とか。
ほかにもみなさんがよく知っているだろう曲を、普通の演奏から始めて即興へと展開していくスタイルで、私も楽しみながら弾かせてもらった。

最後は私のオリジナル曲の「ヒガンバナ」と、恒例になった「ふるさと」を弾いて、ちょうど1時間で終了。
みなさんから暖かな拍手をいただいて、ありがたかった。
次回は来年の2月3日(月)、節分の日にやることが決まった。

秋のフライト、病院コンサート、ライブ予定など

今日はこれから羽田空港に移動し、北陸の実家へ帰省。
その前に、小松空港から直接福井に行き、福井県立病院で秋のピアノコンサート。
秋の唱歌を中心に演奏する予定。

四度めになるのかな、なんとなくもうなじみになってきたコンサートで、毎回入院の患者さんや通院の方、付き添いの方など、けっこうたくさんの方が立ち寄って聴いてくれる。
今日もトークをまじえて、ゆったりと演奏できたらいいなと思っている。

東京にもどったら、今週は横浜ホッチポッチ・ミュージックフェスティバルの稽古がある。
去年も出演したのだが、今年もゼミ生たちと群読で出る。
そして今年はステージのトリで、バイオリンの金子飛鳥さん、サックスの森順治さん、現代朗読の野々宮卯妙と、朗読と即興音楽のセッションをおこなうことになっている。
いずれもとても楽しみだ。
これは10月20日(日)の予定。
くわしくはこちら

その前に来週10月15日(水)は、ボーカルの酒井俊さん、野々宮卯妙と、渋谷の〈サラヴァ東京〉で、やはり朗読と即興音楽のライブ。
俊さんが日本を去る最後のライブシリーズのひとつだ。
すごいセッションになるはずなので、ぜひお越しください。
詳細とご予約はこちら

その翌日は中野〈スウィート・レイン〉で「現代音楽と現代朗読の怪しい夜」というライブがある。
先日、打ち合わせをしてきたのだが、現代音楽を専門とする方々と音楽と朗読で遊んでしまおうという、なかなかユニークなライブになるだろう。
現代音楽というととっつきにくいイメージがあるかもしれないが、実際にはなかなか楽しい、音楽遊びが大好きな子どものような人たちとのセッションになる予定。
詳細はこちら

2013年10月6日日曜日

オリジナル曲「ヒガンバナ」のピアノ演奏

2013年10月6日。
伊藤さやか作詞、水城ゆう作曲のオリジナル曲「ヒガンバナ」をピアノ演奏してみました。
楽譜と歌詞を公開しました。
どなたも自由に演奏していただいてかまいません。
どこかにUPしたときは、ご一報いただけるとうれしいですが、強制ではありません。

歌詞と楽譜はこちら

新入りゼミ生とか体験の人とかひさしぶりのあいつとか

昨日は午前中、現代朗読基礎コースの2回め。
2回めの内容は「ことば・声/呼吸/姿勢/身体/日常トレーニング」ということで、現代朗読の基礎トレーニングについてじっくりと丁寧にやる。
ストレッチ、呼吸、体認、感受性のトレーニングなど。

昨日、マキ・野々宮のライブに同行した江上さんが今日も来てくれて、そのままゼミ生になってくれた。
現代朗読や音読療法に興味を持っていただいたようで、うれしい。
もともとは共感的コミュニケーションの勉強会においでいただいたのだった。

午後は体験講座。
キャンセルがあったり、申し込みがありながら連絡なしで来なかった人があったりと、もともと少人数だったのがさらに少人数になって、4人での開催。
それはそれでゆったり、じっくりやれていい面もある。
今日来てくれた方々に現代朗読の本質がいくらかでも伝わっただろうか。
毎回、そのことについては、うまく伝えられたかどうかのジレンマがある。

夜はテキスト表現ゼミ
なんとびっくりしたことに、ひさしぶりに参加のつきみんが、これもさらにひさしぶりのふなっちといっしょに来てくれた。
加えて、いつもの奥田くん、かっしー、晩さん、ミキティがいて、つきみちゃんを除いて全員が男という、実にむさくるしいゼミになった。
朗読ゼミとはちがって、テキストはなぜ男が多いのだろう。
この点について、いずれ検証してみたい。

まあ、それはともかく、ふなっちが差し入れてくれた小笹のもなかを食べながら、いろいろな話題があっち行ったりこっち行ったりして、楽しいテキストゼミとなった。
午後8時終了予定が、大幅にのびて、9時すぎ終了。

2013年10月5日土曜日

「もののけ姫」のピアノ演奏

2013年10月5日。
ジブリ映画「もののけ姫」の主題歌をピアノ演奏してみました。
作詞、宮崎駿。作曲、久石譲。
中間部分は即興です。


自由が丘ハイフンでカルメン・マキと野々宮卯妙を聴いた

自由が丘〈ハイフン〉で、カルメン・マキさんと野々宮卯妙のライブを聴いてきた。
楽器陣はベースに永田利樹さん、ピアノに清水一登さん。
永田さんは北海道ツアーから帰って来られたばかり。
北海道ツアーでは、先日私も聴きに行った金子飛鳥さんと一緒だったらしい。
ちなみに、飛鳥さんとは20日の横浜ホッチポッチ・ミュージックフェスティバルでご一緒する予定。

清水さんはヒカシューのメンバー。
私は生で聴くのは初めてだったが、嫉妬を覚えるくらいすばらしいピアニストだ。
ちょっと調べてみたら、バスクラリネットとかも吹くらしく、また曲も豊かなアイディアでさまざまに作っておられるようだ。

ファーストステージはマキさんの歌(寺山修司作詞の「幸福が遠すぎたら」〜「デラシネ」)から始まって、野々宮の朗読がからんでいく「幻の夜汽車」へとつづく展開。
それからマキさんの朗読で「サーカスと革命」、最後に歌で「ジェルソミーナ」。

私は知り合いの江上さんといっしょに聴いていたのだが、江上さんはこの手のライブはほとんど初体験だということで、かなり新鮮な印象を受けておられたようだ。
「まるで映画を観ているみたい」という感想を聞かせてもらった。
インターバルにマキさんとちょっと話して、割合すぐにセカンドステージが始まった。

野々宮卯妙の「夢十夜〜第九夜」の朗読からスタート。
それからマキさんの歌で「暗い夜明け」、野々宮の朗読で「もう軍備はいらない」(坂口安吾)。
極めつけが寺山修司作詞の「戦争は知らない」をマキさんが歌うかたわらで、野々宮が「日本の原子力発電所」というテキストを読んだセッションだった。
セカンドステージでは私もずっと鳥肌が立ちっぱなしだった。
永田さんのベースも清水さんのピアノもすばらしかった。
ジャンル分けが不可能なライブセッションの最高クオリティを見せて(聴かせて)もらって、本当にグッときた。

小さな店だがほぼ満席で、セカンドが終わってからはアンコールの拍手がやまず。
しかし、アンコールは用意していなかったとのことで、マキさんはそのまま終わろうと思っていたらしかったが、野々宮がたきつけて、結局もうひとつ朗読をやることになった。
それが私の作品の「眠らない男」。
これがこれでまたすばらしかったのだ。
この作品はマキさんとの共同製作CD『白い月』にも収録されているが、昨夜のセッションはライブセッションとして、作者にとっては最高に幸せなものだった。
マキさん、野々宮、そして永田さん、清水さん、みなさんにありがとう。