2009年11月30日月曜日

のみましょう、よみましょう、あそびましょう

 あさって、私がピアノを弾いて、げろきょ会員がロードクでセッションをおこなう中野の〈ピグノーズ〉のこと。
 なんで店に「豚の鼻」という名前をつけたのか、うっかり聞き漏らしているのだが、ここのオーナーのmizuhoさんとは、数年前、ある歌手のサポートバンドとしてご一緒したのがきっかけで知り合った。
 mizuhoさんはバイオリン弾きで、美人バイオリニストがいっしょだということで、そのライブは私には珍しくちょっとドキドキした。
 それっきりかと思っていたら、mizuhoさんのほうから私の朗読のライブに来てくれた。なんでも、朗読に興味があるということだった。ライブやリハーサルに何度か来てもらった。
 そして〈ビグノーズ〉を開店され、私も音楽だけでなく、朗読者もいっしょにライブに出るようになった。

 これまで「げろきょでないと」と題して、ロードクと音楽のセッションを2度おこなったが、12月は第一・第三水曜日の2回、おこなうことになっている。また、来年1月からは第一・第三火曜日におこなう予定だ。
〈ピグノーズ〉はとても小さな店で、こういう店でのライブに慣れていない人は入りにくいということも聞いたが、全然そんなことはない。mizuhoさんはフレンドリーだし、小さい店内では知らない客同士もまるで家族みたいだし、なにより出演者と客の距離がとても近い。客の飛び入り参加も大歓迎の、大変気さくな店なのだ。
 ただ飲みに来るだけでも料金は安いし、おすすめだ。気が向けば、ライブに飛び入りするのもいい。楽器が演奏できないと気がひけるものだが、私たちがやっているのはロードクだ。ただそのへんにある本を読むだけでも、ライブが始まる。そしてこれがまたスリリングで楽しいのだ。なぜなら、私たちがやっているのは「現代朗読」であり、コンテンポラリーな表現手法なのだから。特別な技術はなにも必要ない。自分をただ「開く」だけでいい。

 小さな店だけど、肩を寄せ合って楽しみましょう。ぜひいらしてください。歓迎します。
 次回「げろきょでないと」ライブは、12月2日(水)午後7時半ごろから、中野〈ピグノーズ〉にてスタートです。
 出演は私のほかに、いつもの野々宮卯妙、照井数男、そして初出演の唐ひづる(メイドロードクライブでは大活躍でしたね)、山下櫻子。ギターを抱えて船渡川広匡も参戦予定。