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2019年11月12日火曜日

明日は福井県立病院ピアノコンサート

2012年10月から3か月おきにつづけてきたこのピアノコンサートも、満7年となった。
今回が最後となるかもしれない、というつもりで準備してきたが、体調はまずまず。
先月末から空咳と微熱があって、最初は風邪をひいたのかと思っていたが、診察を受けたら軽い肺炎とのことで、明日のコンサートに支障が出ないか懸念していた。
幸い回復しつつあって、熱もなく、残っていた咳はだいぶおさまってきている。
ただ、肺炎の影響なのかどうかわからないが、腰痛が出ていて、痛み止めを飲まないとかなりきつい。
まあ、痛み止めはよく効いているけど。

福井県立病院でのピアノコンサートは明日で28回めとなるはずだ。
コンサートホールやイベントホールではなく、病院のエントランスホールという開かれた空間での演奏だ。
ピアノの前にオーディエンス用の椅子がならべられているが、そのまわりはいつもの病院の空間。
受付があり、自動チェックイン機や精算機があり、案内所があり、待合所があり、長いエスカレーターは上の階へとつづいている。

エントランスは吹き抜きになっていて、上の階からも演奏を聴くことができる。
上の階にはレストランや休憩スペースがあり。
大きな病院で、病床数は正確には知らないが1000床くらいあると聞いている。

ピアノ演奏がはじまると、用意されたオーディエンス用の椅子にすわって聴く人もいれば、通りがかりに立ちどまって聴いてくれる人もいる。
受付の事務のみなさんも聴いてくれているだろうし、上の階から顔を出して聴いている人もいる。
最初から最後までずっと聴いている人もいれば、ちょっとだけ立ちよってすぐに去っていくような人もいる。
このようなオープンな空間で演奏する機会は、そう多くない。
私もそういった人々のようすを感じながら、それに応じて演奏も変化していく。

この数年は毎回かならず、わざわざ聴きに来てくれる人も増えてきた。
コンサートの日程を病院に電話で確かめて、その日に足を運んでくれるのだ。
知り合いもいれば、まったく交流のなかった人もいる。
最近はFacebookなどでコンサートの日以外にも交流している人もいる。
明日はどんな人が来てくれるだろうか。
楽しみなのだ。

明日は私の中学校のときの先生がご夫婦で来てくれることになっている。
私の活動を知った先生が、それならぜひ参加のみなさんも一緒に歌をうたう機会を作ってはどうか、と発案してくれた。
明日はみなさんもよく知っている歌の歌詞をプリントしたものを配って、みんなで歌えるようにしてくれるという。

3か月後は来年の2月になる。
そのとき私の体調はどうなんだろう。
また演奏できるのかどうかまったくわからないけれど、できればまた行って、みなさんの前で演奏できるといいなとは思っている。
そのためにどのように毎日を大切にすごすことができるか、自分自身に問いながらすごしていきたい。