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2019年2月28日木曜日

音読トレーナーが育っている、こんなうれしいことはない

登戸のコミュニティハウス〈MUKU〉で音読トレーナーの石原真奈美が音読カフェを初めて開催するというので、覗きに行ってきた。
内心、うまくできるのか、ちょっと不安だった。
まったく杞憂だった。

真奈美さんは数年前に音読トレーナーの資格を取得して、高齢者介護などでのケアワークにもちょくちょくサポート参加してくれていた。

もともとアパレル関係に勤めていたのだが、自分自身をより生かしたい、持続可能なライフスタイルを学びたい、ということで仕事をやめ、同時に地域に貢献できることを身につけたいと音読療法の勉強をしてトレーナー資格を取得したのだった。
ゆっくりとマイペースで自分の生活スタイルをシフトしていく努力をつづけている姿には、私も感心していた。

コミュニティハウス〈MUKU〉では音読カフェを開く前に、すでに何度か映画の上映会を開催していて、私も観に行った。
いずれもメジャーシーンではあまり知られていないが、テーマ性を持ってこつこつと作られた手作りの映画で、刺激的だった。
そんな上映会を準備し、告知し、実現まで持っていった真奈美さんの静かなエネルギーには、敬意を表したい。

音読カフェは参加少人数だったが、その分じっくりと丁寧に進められているようで、私は途中参加だったが、行ったときにはみなさんの暖かなつながりの感じがすでに生まれていて、落ち着いていながらいきいきした空気に満ちていた。
真奈美さんの進行もけっして効率的ではないが、丁寧で、また私が日頃伝えている音読療法の核心を押さえた誠実さもあって、安心すると同時に、大切にしてもらっているという満足が生まれてうれしかった。

真奈美さん、ありがとう。
そしておつかれさま。
この会、ぜひつづけてやってください。
このような音読カフェの場がつづき、またあらたに生まれていってくれるとどんなにうれしいだろう、と私は思っている。


呼吸や声を使って自分自身や身近の人を癒し活力を養うボイスセラピーの概要を学び、身につけるための講座です。この講座の受講修了が音読トレーナーの資格取得講座の受講要件となります。3月9日(土)10時からJR国立駅徒歩5分の会場にて開催。