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2016年11月19日土曜日

かまいキッチンと共感練習の継続性

毎月恒例の下北沢〈かまいキッチン〉での共感おはなしカフェは、参加者が少人数だったので、ひさしぶりにゆっくりと主催者のかまいキッチンのクミさんも含めて話ができました。

共感カフェは実際のお店のカフェで開催しているケースが何軒かあって、本当はお店の人にも参加してもらっていっしょに学んだり、話を聞いたりしたいんですが、参加者が多いと注文をさばいたり、席が窮屈だったり、ほかにお客さんがいたりと、輪にはいってもらいにくいのが現状です。
でも、今回は参加者がひとりだけだったのと、たまたまほかにお客さんがいなかったのとで、クミさんにゆっくり加わってもらうことができました。
こういうチャンスだけでなく、なにかいい方法があるといいんだけど。

ひとりだけの参加者は、先日「親密な関係」の勉強会に国立まで来てくれたサブリナさんで、留学生といっていいのかな、交換研究者というのかな、とにかくドイツの大学から日本の大学にやってきて論文を仕上げている最中の学生さんでした。

クミさんがお客さんから聞いたお母さんとの関係性のエピソードから、サブリナさんもドイツにいるお母さんとの関係の話をしてくれて、クミさんもそんな話を聞かせてくれました。
娘とお母さんの関係というのは、私には想像もできなかったんですが、なにか特別なものがあるようです。
もちろん、息子とお母さんの関係にも特別なものがあると思いますけど。

お互いにあたりまえだと思って、その関係性のなかで配慮が欠けたり、あるいは期待しすぎたり、思いやりを置き忘れてしまったり、ということが起こるようです。
でもまあ、それは当然のことで、共感的コミュニケーションではいったんそのようにギクシャクしてしまったり、対立が起こったとしても、もう一度つながりなおして関係を修復し、さらに深いつながりを持つということを試みることができます。

そんなことを今回はゆっくりと話すことができて、とてもありがたかったんですが、私のもうひとつのテーマをふたりに聞いてもらうこともできました。
それは、共感カフェに参加した人は、継続的に参加しつづけてくれる人もいれば、たまに参加してくれる人もいれば、一回きりで来なくなってしまう人もいて、なにかみなさんに継続的に共感の練習ができる機会を共感カフェ以外にも提供する方法はないだろうか、ということです。

たとえばかまいキッチンでの共感カフェも月に一回の開催です。
どんなに習得が優秀な人でも、月の一回の練習では共感的コミュニケーションを身につけることは難しいと思います。
日常的に練習したり、おなじように勉強している相手と練習したり、といったことをしてもらえると、習得が早いのです。

なにかいい方法がないかなあといったら、サブリナが「こんなのがあるよ」と教えてくれました。
それは英語のコミュニティですが、フェイスブックにお互いに共感しあうための場所があって、なにか問題があったり気になることがあればそこに書きこむと、ほかのメンバーから共感をもらえたり、場合によってはSkypeで直接話を聞いてもらったりできる、というのです。
そういえば、日本語でもそういうサイトがあるのでした。
緊急共感が必要な人のためのグループです。

私も自分の共感カフェに参加してくれた人でフェイスブックのアカウントを持っている方のためのグループを作っていて、それを継続的な練習や緊急の共感が必要な人のための場所にあてればいいんだと思いあたりました。
さっそくやってみようと思います。
緊急の共感が必要で、そのことをグループで表明し、それを見た人がリアクションしたり、私が対応できたりするといいですよね。

11月開催:水城ゆうのオンライン共感茶会(11.24)
自宅や好きな場所にいながらにして気軽に参加できる、ネットミーティングシステム(zoom)を利用した共感的コミュニケーションの60分勉強会、11月の開催は24(木)20時です。

国立での共感おはなし茶会(11.25)
おたがいに深く聴きあうことのできる場で自分自身の価値とニーズにつながるためのサポートを水城ゆうがおこなう、国立でのおはなし&勉強会です。ミズキランチ付き。カフェタイムからの参加もオーケーです。