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2016年2月29日月曜日

早春散歩

木曜日。
夜中に雪が降ったらしく、朝めざめてみると、羽根木の家の庭はうっすらと雪化粧になっていた。
冷えこんでいる。

午前中は現代朗読の朝ゼミ。
見学者はなく、ゼミ生だけで開催。
最初は話したいこと、聞いてもらいたいことがある人が自由に話す時間。
この日はいまの仕事をやめようかどうしようか迷っているひとりの話を、みんなで共感的に聞く。

朗読なのにこんな時間を持つなんて、と思う人もいるかもしれないが、朗読をふくむ表現行為は生活や人生に深く関わり、直結したものだと私はかんがえている。
生活を通して朗読(表現)をかんがえ、表現をとおして生活のクオリティ(Quolity of Life)を変えていくのは、ごく自然なことであろう、という立場をとっている。
近く「朗読生活のススメ」という、ちょうど10年間やってきた現代朗読の集大成のような講座をスタートさせる予定がある。

朝ゼミ後は、いつものようにみんなで東松原の〈小春食堂〉に行って、ランチ。
私はカラスカレイの西京焼き定食をいただく。
いつもながら、これも大変おいしうございました(みーちゃん、ありがとう)。

みんなと別れ、梅丘内科に花粉症の薬をもらうために、歩いて向かう。
途中の羽根木公園では梅祭りが真っ最中で、いろいろな梅の花といい香りを満喫した。
梅丘側の公園の入り口のところで蜂蜜を売っている男性がいたので、聞いてみたら、湯河原で養蜂をしているとのこと。
百花蜜ではあるけれど、おもにカラスザンショウという大きな木の花の蜜が多いとのこと。
ひと瓶買ってみた。
まだ味見していない。

梅丘内科でアレグラを一か月分処方してもらい、駅前のカルディに寄る。
バターと黒胡椒を買っていると、ひさしぶりに〈さかな〉のポコペンさんに会った。
元気そうだった。

そのまま世田谷代田まで歩き、これもひさしぶりのカフェ〈Ki〉に寄る。
みじかい映像作品を作っている外国の人に取材されたということで、お店の様子が美しい音楽がついて映像作品になっていた。
こちら

ぐるりとまわって、羽根木の家にもどってくる。
10,000歩まではいかないが、だいたいそれに近い散歩コースで、けっこう歩いたな。
梅だけでなく、早春の花が咲きはじめていて、それを見ながら散歩するのは楽しい。
が、みつばちはおろか、まったく虫の姿を見かけなかったのがかなり気になる。

夜はオーディオブック・ゼミ。
これも朗読したり、お互いに深い話をしたり聞いたりして、私は豊かな時間をすごすことができたことを感謝する。