ページ

2016年2月14日日曜日

最近の活動振り返り(カレンダーを白くするために)

2月にはいってだいぶスケジュールが落ち着いてきて、ありがたい。
まだまだじっくりと書物仕事に取りくんだり、知り合いのライブやイベントにひょいと気軽に出かけたり、という状況にはほど遠いが、昨年の狂騒のようなスケジュールからは脱することができている。
もちろん意図的にスケジュールを減らしてきている。
もっと減らしたい。
できればカレンダーを真っ白にしたい。

いまのところ、どうしても真っ白にはできないのがいくつかあって、ひとつは現代朗読の活動だ。
これは自分でも大切な場なので、カレンダーを白くする方向のなかでも残しておきたいことのひとつだ。

毎週木曜日の午前中と夜、そして土曜日の午前中と昼、日曜日の夜にゼミをやっていて、これは私の表現活動や表現研究の場でもある。
ゼミ生とかかわりながら、コミュニティのなかでしか培うことのできないものだ。

ここ数年、現代朗読では、朗読を「表現」としての切り口からさまざまな検証とトレーニングをしている。
とくに朗読者という「身体表現者」の身体性の研究とアプローチは、たぶん他の追随を許さないと自負している。

私たちがやっていることは、朗読のみならず、げんに私がそうだが音楽演奏者や、ほかにも演劇、ダンス、美術、文学などにも応用ができるものだ。
現代朗読協会、ということで、来るのはどうしても朗読や文学に興味がある人が多いのだが、ちょっともったいないなと思う。
なにかより門戸を開くための仕組みがあるといいのだが。

私のなかではおなじこととしてつながっているのだが、月に一回、羽根木の家で内田秀樹準教練による韓氏意拳の講習会を開催している。
今年にはいってから、午前中のクラスは「身体表現者のための」と銘打ってやっていて、初回の先月のクラスも大変興味深いものだった。
武術なのに女性の参加者が多いのが特徴で、なごやかな雰囲気で楽しく進められている。

共感的コミュニケーションの活動である共感カフェも、スケジュールからはずすわけにはいかない。
しかし、これは羽根木の家以外での開催も含めて月に5回もやっているので、これ以上増やすわけにはいかない。
そこで、いま、オンラインでの開催を計画しているところだ。
興味がある人が気軽に、自宅にいながらにして、そして参加費も負担の少ない額で開催できないか、敷居を低くする内容を検討中だ。

ほかにトランジション世田谷 茶沢会の活動や羽根木みつばち部、NVCカフェ研究会(仮称)などの活動もあって、なかなかカレンダーを白くするのはむずかしいのだが、なんとか工夫をしていきたいと思っている。
私の本業である小説と音楽の作品に取りかかれる時間を、できるだけ確保していきたい。


朗読をはじめてみようと思っている方、すでにやっているけれど物足りなさや壁を感じている方、その他表現に興味のある方、まずは進化しつづける現代朗読を体験してみませんか。2月20日(土)午前、羽根木の家にて。