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2016年2月13日土曜日

2015年12月「沈黙瞑想」公演の参加者感想

2015年12月11日に明大前〈キッド・アイラック・アート・ホール〉のギャラリースペースでおこなわれた「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演においでいただいた方々の感想を、一部抜粋してご紹介します。

◎高く低く大きく小さく、くり返されるテキスト。浜辺に寄せてはもどる波のように、テキストの言葉を聞く、聴く、感じる。受け取り、流れて行く、流されて行く。同じ言葉なのに、受け取る感じがかわって行く。くり返し打ちつける波のように、夜明けて陽が昇るように、砂に風が吹くように、くり返し受け取り、押し戻し、流されて行く。日々の命の営みそのものを受け取った気がしました。今回で3回目でしたが、あたり前ですが、毎回くっきりと違いました。ありがとうございました。

◎展開がまったく読めないので、どうついていけばよいのか戸惑いました。女性がカベから落ちそうでハラハラ(汗)。暖房はわざと切ったのでしょうか。寒暖の差……も計算ズミ? まっくらな中でのピアノの音色はよかった。こういう聴き方はめったにできないし。音、視覚、寒暖……あと香りもあれば五感を使うライブとしてもっと深まるかもしれませんね。

◎初めての経験でした。始まりは宇宙空間に放り出されたような恐さ、さみしさ、どんどん吸い込まれていきました。自分が生命体であること。温度、卵、光、羽音。涙があふれてきました。

◎こんな当たり前の事を言ってはいけないと思いますが、このまっ暗の中で、さすがです。静寂の中で見て、聞く。なかなかない体験です。

◎自由である「今」への憧れを感じました。




ともに深く、ことば、静寂、音、そして空間とご自分の存在そのものをあじわうこと。ご来場いただいたみなさんにある種の「体験」を提供する試みです。