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2016年1月27日水曜日

新MacBookでびっくりしたこと(それは音)

年明けて10日くらいたったときに、うっかり、愛用の MacBook Pro 13インチの上に水筒のお茶をぶちまけてしまって、起動しなくなった。
いや、起動はするのだが、ディスクが見つからないといわれる。
あれこれためしたが、どうにも復旧できないので、15日にアップルストアに持ちこんだら、修理だという。
修理代が高くて非常に痛かったが、これがないと仕事にならないのでやむをえない。
自分の不注意がわるい。

なおってもどってくるまでの5日間に、代替機と、倒してもお茶がこぼれない水筒を用意した。

代替機は新型のMacBookで、これはもうびっくりするくらい軽くて薄い。
だけど、実際に使ってみると、不満だらけ。

薄いのはいいが、その分、キーのストロークが犠牲になっていて、私のようなハードパンチャーにとっては使いにくいことこの上ない。
手応えが弱いので、やたらと打ち間違えをする。
使いこんでいけば慣れるのかもしれないが、こちらに慣れると今度は普通のストロークのキーボードの操作に差し支える。

私はピアニストで、ピアノのある程度重さのある鍵盤に慣れているのだが、シンセサイザーやオルガンの軽いキーは使いにくく、演奏に差し支える。
それに似ている。
最近はシンセサイザーもピアノタッチのキーボードを備えているものが増えてきたが、MacBookも薄い筐体とキーストロークを両立させてくれればいいのに、と思う。

ほかにもいろいろ不満がある。
CPUが非力だ。
文字入力やネット巡回くらいは不自由はないのだが、画像や音声の編集には差し支える。
加えてそれらはビッグサイズのデータを扱うことが多いので、内臓ディスクは大きければ大きいほうがいい。

MacBook Pro では1テラバイトの内蔵SSDを使っている。
そのくらいないと私の使用には差し支える。
新MacBookは500ギガバイトしかないので、データを十分に乗せられない不満があるのと、音楽演奏ソフトなど巨大な音源データを持つアプリケーションはインストールできない。
たとえば LogicPro や、それに付属の MainStage という演奏ソフトだ。

ただひとつ、びっくりしたことがあって、内蔵のスピーカーの音がいいのだ。
ふと音がいいことに気づいて、どのくらいいいのか、修理が終わって帰ってきた MacBook Pro 13インチと同時におなじ音源を鳴らして比較してみた。
もうびっくりするくらい、新MacBookのほうがいい。

比較すると、Proのほうが硬くて奥行きのない音に感じられる。
そもそもラップトップの音なんてそんなに期待していなかったので、これにはびっくりだ。

これまでミニライブなどでは MacBook Pro にMIDIコントローラーをつないで、モバイルスピーカーを外付けにして鳴らしていたのだが、新MacBookならモバイルスピーカーも不要だ。
だが、演奏ソフトをインストールできない。

ふと思いついて、もともとインストールされている GarageBand を鳴らしてみた。
これは簡便な音楽製作ソフトだが、音源もそこそこはいっている。

鳴らしてみたら、けっこういけるではないか。
これからじっくり音源を調べてみる必要があるが、これでいけるかもしれない。
つまり、ミニライブのとき、この薄くて軽い新MacBookとちっぽけな(ポケットに入りそうなほどの)Keith McMillen のQuNexusというMIDIキーボードを持っていくだけで、コト足りるということになる。
すげー。