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2014年7月28日月曜日

オーディオブックの読み手を急ぎ育てたい理由

声優、ナレーター、アナウンサー、司会……
声の仕事にはいろいろあって、そういうものにあこがれて「なりたい」という人も多いし、そのための学校や養成所も多い。
しかし、オーディブックの読み手(リーダー)となると、なりたい人はたくさんいるのだろうが、それを育てる場所はそう多くない。

アイ文庫や現代朗読協会は学校ではないし、養成所でもないが、オーディオブックの読み手を育成することに熱心に取りくんできたし、いまも取りくんでいる。
アイ文庫では「あいぶんこオーディオブック」という非常にクオリティの高いオーディオブックの収録・製作をおこなってきており、読み手の育成には現代朗読協会が全面的に協力している。

さて。
日本におけるオーディオブックマーケットは健全な成長をとげているとはとてもいえず、そのあたりの事情については拙著『オーディオブックの真実』に詳しく書いてある。
ところがここに来て、かなり大きな動きがある。
詳しくは書けないが、ある大手資本が動き、オーディオブックコンテンツの拡充に本格的に乗りだすことになった。
アイ文庫と業務提携しているオーディオブック専門のことのは出版が製作受注をおこない、何社かに手分けして実際の収録がおこなわれることになった。
そのひとつにアイ文庫がかかわることになった。

かなりのまとまった分量のコンテンツを、今後定期的に収録していくことが決まっている。
いまいるオーディオブックの読み手だけではとうていさばききれない量である。
しかもアイ文庫ではその「質」を絶対に落としたくない。
そこそこきれいに正しくテキストが読める、という程度の読み手ではアイ文庫クオリティをクリアできないのだ。

アイ文庫では読み手の育成を現代朗読協会に委託している。
それを受けて、現代朗読協会では、まず、「オーディオブック収録製作コース」という全10回の講座を用意している。
これは「現代朗読基礎コース」を受講した者を対象としているが、前記のような事情で悠長なことはいっていられない、ふたつのコースの同時受講でも「可」とすることにした。
われこそは、と思わん者はいますぐ来られよ。

ほかに、私との個人セッションもある。
こちらはひとりひとり個別に対応する。
いずれにしても、興味のある方はまずはお問い合わせください。

※オーディオブック収録製作コースは8月1日(金)夜からのスタートです。詳細と申し込みはこちら

※アイ文庫のオーディオブック・リーダー養成講座は個人セッションを受け付けています。詳細と申し込みはこちら