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2013年9月2日月曜日

オーディオブックリーダー養成講座、いろいろな意味であつい

今日は午後から羽根木の家でオーディオブックリーダー養成講座だった。
昨日ほどの猛暑ではないという予報だったのに、じわじわとけっこう暑かった。
かなり消耗した。

それはそれとして、今日の講座はたったふたりという少人数での開催。
ひとりはプロのアナウンサーで、もうひとりはゼミ生の前野さん。
このところ身体性を意識し、身体の声を聴くことで朗読表現のクオリティがどんどん高まっていくことを確認しているので、それをおふたりにも試してもらう。

しかし、これはなかなか難しい。
我々は普段、自分の身体がなにをしたがっているのか、どう動きたがっているのか、その声に耳を傾けることをやっていない。
そのためには精緻な感受性が必要になる。
私はこの感受性を高めるための方法を、ある程度体系化できつつあると確信し、またその実感もある。
今日もふたりにあれこれやってもらって、ふたりの声と表現がどんどん変わっていくのを見て、おどろいていた。

とくにゼミ生の前野さんは、ひさしぶりの参加だったにもかかわらず、朗読行為にたいする思いこみや企みがない分、私が提案した方法を素直に実践し、みずからの身体性に向かいあい、とてもクオリティの高い自己表現としての朗読を聴かせてくれたのには驚いた。
聴いているこちらも心地よく、また感動的でもあった。

暑いなかでの講座だったので、私自身はかなり消耗したが、得るものは多かった。
参加してくれたおふたりには感謝。
次回のオーディオブックリーダー養成講座は9月29日の開催。
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