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2013年5月21日火曜日

老人ホームでピアノを弾く

昨日の午後は富士見台の老人ホーム〈メディカルホームまどか〉に行って、いきいき音読ケアをおこなってきた。
KAT(1級ボイスセラピスト)と野々宮(音読療法士)のふたりが進行をしてくれたので、私はサポート。
ここではオープンフロアにグランドピアノが置いてあって、いつも私は最後に季節の唱歌を何曲か演奏させてもらうのが常だ。
あまり状態のいいピアノではないのだが、それでもグランドピアノなので演奏が始まるとお年寄りの方たちはよく反応してくれる。
歌は直接的に人の記憶を刺激するので、反応もはっきりしている。

昨日は初夏の曲を何曲か弾いた。
「茶摘」「夏は来ぬ」「ふじの山」「われは海の子」そして思いがけずアンコールをいただいたので「故郷」を。

その前の音読ケアでは、毎回来てくれる方も初めての方もたくさんの方がとても熱心に参加してくれたので、私たちもやりがいがあった。
なぜか今回はとくにみなさんとのつながりを強く感じられて、ちょっと感動的ですらあった。
音読療法の可能性をあらためて確信できた時間となった。


先日は蕨市のほうで、ボイスセラピストの玻瑠さんが体験教室を開催したという報告をもらった。
参加の方や市の職員に興味を持ってもらったということだった。
音読療法はとてもすぐれた健康法であり、心身の病の予防法であり、また介護予防にも効果を発揮するので、もっと多くの人に知ってもらい、利用してもらいたい。
より多くの人が利用するようになれば、ボイスセラピストも職業として自立していけるので、いまはとにかく認知度をたかめ、普及をはかっていくことに力を入れたい。

いま、音読療法についてのプレゼン資料を作っている。
また『音読療法の基礎』という教科書的な本ももうすぐ書きあがる予定だ。
東京周辺のみならず、地方や、海外在住の方も受講に来るし、受講後はネットのビデオミーティングを利用したフォローもできるので、遠方でも興味のある方はまずはコンタクトしてほしい。
もちろん近所の方も歓迎だ。
私か音読療法協会に直接コンタクトしてほしい。