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2013年5月21日火曜日

ドイツからの受講生

日曜日の2級ボイスセラピスト講座には、ドイツのフライブルクからの方が参加された。
実家は仙台で、今日は講座のためにわざわざ東京に宿を取って来られたとのことだった。

ドイツの国内事情をいろいろと聞かせてもらって興味深かった。
ドイツは地方分権がかなり進んでいて、地方のそれぞれの地域が元気であること。
教育はかなり自由で、締め付けも競争もあまりなく、子どもたちは「これでいいの?」というくらいのびのびとしている。
エネルギーの問題や、農薬、オーガニックなど食糧問題にたいする関心も高いらしい。

私はドイツには行ったことがないが、ぜひ一度行ってみたい国ではある。
ドイツに行って、ピアノを弾いたり、現代朗読のライブをやってみたいと思っている。
なぜならドイツは音楽がとても愛されているし、朗読もかなり盛んで日常のなかにとけこんでいると、ドイツの朗読文化を研究している東京外大の先生から聞いたからだ。


さて、日曜日の講座では、いつものように音読療法の基本的考え方と呼吸、発声、音読ワークについて学んでいただいたあと、音読療法の重要な要素のひとつである共感的コミュニケーションについてもレクチャーと練習をしてもらった。
音読療法士の野々宮がサポートしてくれたほか、2級ボイスセラピストが2名来たので、グループで練習ができた。
音読療法そのものは、その実践においてはとてもシンプルでわかりやすい(しかし効果的)ものだが、共感的コミュニケーションは習ってすぐに使えるようになるというものではない。
日々の繰り返し練習と心がけが必要なのだが、講座ではその方法を伝える。

ドイツから来た方も興味を持ってくれて、どういう場面で使えるか、練習できるか、いろいろと想定しておられるようだった。
1級にも興味を持っているとのことだったが、ドイツ在住なので受講のタイミングをどうするかが問題だ。
次回の2級ボイスセラピスト講座は6月23日(日)に開催する。