ページ

2012年12月5日水曜日

主婦活という言葉があるらしい

photo credit: Christi Nielsen via photopin cc

子育てを終えたり、夫婦がともにある年齢になって時間的余裕ができたり、あるいはいろいろな理由で専業主婦があらためて仕事を探しはじめることを「主婦活」というらしい。
主婦の就職活動、ということだろう。

40代、50代になって、あらためて仕事をしようとしても、なかなか思うような仕事にはつけない問題があるらしい。
スーパーのレジ打ちや工場の単純作業などは割合たくさんあるようだが、それでも面接で落とされることも多い。
事務職はパソコンのスキルを問われることがあるし、営業職は体力が必要なことが多い。
いまさらなんのスキルも身につけていない専業主婦が、自分の能力を発揮して社会貢献し、また収入も得て自立できるような仕事につくことは、なかなか難しいことだろう。

私にいわせれば、いまさら「人に雇われてお金をもらう」ことをかんがえなくていいのではないか。
いますぐに食うにこまっていないなら、まずはなにかのスキルを身につけて自分で始められる仕事をかんがえてみてはどうだろうか。


主婦が自立し、社会貢献できる仕事はたくさんあると思うが、私がオーガナイズしている音読療法もそうだ。
まだまだ世間的認知度の低い仕事だが、きっちりとスキルを身につけることでさまざまな可能性が広がってくる。
まず社会貢献という形で社会とかかわることができる。
自分が身につけたスキルでだれかの役に立つ、これが仕事の基本ではないだろうか。

また、音読療法の仲間との交流もある。
ここには社会貢献や自分を成長させたいという人たちが集まっていて、共感的コミュニケーションを使ってお互いを批判したり評価することなく安心できる場ができている。
非常にホットで、しかし安心できる、創造的なコミュニティを、ボイスセラピストたちが自主的に作っている。

もちろん自立した職業として一定の収益をめざすこともできるだろう。
それはその人自身の熱意と工夫によっていかようにも展開できるだろう。
もっとも、収益目的が第一にある人はうまくいかない。
お金は目的ではなく手段である。
手段が目的化してしまっている人は、もっとも重要なスキル獲得のプロセスで決定的になにかが欠落し、脱落していってしまう。