現代朗読公演のややこしいシナリオ執筆中

年末のげろきょ公演「キッズ・イン・ザ・ダーク 〜 冬の陣」のシナリオ執筆している。執筆といっても、すべてオリジナルテキストというわけではなく、夏目漱石や宮沢賢治などいつものように文学作品もたくさん盛りこんである。
現代朗読の公演は一般的な朗読公演とはまったくちがい、複数人数によるパフォーマンスを編むように構成するので、シナリオ構成がけっこうややこしい。

説明するのがむずかしいが、ダンスでいえばコンテンポラリーのピナ・バウシュの舞踏団のステージの朗読版だといえばいいだろうか。
ピナのステージもなんとなくテーマがあって統一感は作られているが、個々のパフォーマンスには説明的なストーリーはない。
ただダンサーの動き、身体、コミュニケーション、個々の存在がそれぞれ提示されていくだけだ。
しかし構成は複雑で、観ていてまったく飽きることはない。
現代朗読もそのようなステージを作る。

というわけで、これはだれにも任せられない私の仕事・シナリオ作りは大事な仕事なのだ。
昨日から頭をかきむしりながら作業中。
とはいえ、先週の土曜日にゼミメンバーに協力してもらってとっかかりのイメージをかなりしっかりと得ることができたので、暗中模索というわけじゃない。