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2012年12月14日金曜日

渋谷でピザ、玉川すばるでの音読ケア、アレクサンダー・テクニーク講師代行

今日は二子玉川の老人ホームまで音読ケアに行くため、昼にまず渋谷で腹ごしらえ。
ピザ屋でピザ。
わかりにくい場所にあるビルの6階というシチュエーションで、お客はあまりいない。
ピザは窯焼きで悪くはなかったが。

二子玉川の〈玉川すばる〉に行く。
今回は私と、ボイスセラピストKAT、音読療法士補の野々宮の3人。
KATに最初に呼吸法をやってもらったあと、私がひさしぶりに音読エチュードをやる。
題材は唱歌「冬景色」の歌詞。

進めていくうちに、お年寄りの皆さんの表情がどんどんイキイキと変わっていくのを見るのは、やりがいのある楽しい仕事であった。
ボイスセラピストの仕事は、社会貢献と自立を含んだやりがいのあるものだと確認できた。
まだまだ音読療法の知名度は低く、持続的な仕事として収入を確保するのは難しいけれど、目標として胸を張って進めていける。

などと、調子に乗ってどんどんやっていたら、時間が短めに終わってしまって、オーガナイザーとして面目ない。

終わってから、カフェで休憩。
そのあと、ちょっと買いたい本があったので、本屋に寄る。
最近、つづけて本屋に寄ったけれど、紙の本もいいなあ。
もちろん、電子書籍にも利点はある。
どちらがいい/悪いではない。
本屋で時間があったので、ベンチに腰かけて、いま読んでいる『マインドフルネス 気づきの瞑想』を半分くらい読みすすめることができた。

こういった東洋思想の本を読んでいると、キリスト教圏由来のNVCの原理を日本のことばと東洋的風景で積み替えられないかという欲求がふつふつとわいてくる。難しいことではあるけれど。しかし、今日はそのことの大きな手がかりを得られたような気がする。

用事があって羽根木の家に寄って帰ることにした。
すると、休講になったはずのアレクサンダー・テクニーク講座の受講生がひとり、連絡が不行き届きだったらしく、受講に来られた。
もちろん講師の安納献くんは不在なので、やむなく私がアレクサンダーの基礎的知識についてお伝えすることにした。
インストラクターではないので、基礎知識のみね。
次回、安納くんから教えてもらうときに、すぐに実践にはいれるように。

とても猫好きな方で、羽根木猫のムイと交流して、げろきょや音読療法にも興味を示してくれてうれしかった。
こういった方と長くつながっていけるといいなあ。
もはや国や制度をあてにできないと感じている時代、自分たち独自のコミュニティが育っていって、それらが相互につながっていけばおもしろい。
というか、そこにしか希望が持てないような気がする。
といいつつ、そういった運動にとても重要なコンセプトでコミットしているトランジション世田谷・茶沢会の定例ミーティングに、そんなわけで出席できなくなってしまって、これは残念なことであった。