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2012年11月18日日曜日

介護予防アーティスト養成講座、音楽塾

朝から池袋まで出かけ、「介護予防アーティスト養成講座」の2日めに出る。
今日も音大を出た人たちを含む若い人たちが参加。
午前中は私ではなく、高齢者の運動指導の宮崎先生が講義。

お昼休憩をはさんで、午後は私がふたコマを担当。
ひとつは介護予防の現場でのコミュニケーション法として強力なスキルとなるであろう「共感的コミュニケーション」についての基礎的な講義。
これはまた、認知行動療法にもつながる、とてもパワフルな、自分自身のケアをも含むこころのケアの技術としても使うことができる。
ぜひみなさんには身につけてもらいたい。

もうひとつは即興演奏法。
音楽をやっている人が多いのだが、クラシック音楽の教育を受けてきた人はどうしても「即興演奏」には強くないという事実がある。
しかし、介護予防などの「現場」では即興性が要求される。
それをどのようにして身につけてもらうことができるか、私の腕がためされる場面だ。

昼休み後ということもあって、みんな眠そうにしていて、集中がやや途切れぎみだったのがちょっと残念だったかも。
次回はそのあたりを工夫して進めてみたい。

夜は音楽塾を羽根木の家でやったので、引き続きそれに出る佐藤くんといっしょに羽根木に戻る。
午後7時から音楽塾。
今日は「リズム」の話。
単純な「拍子」のことと、音楽的な「ノリ」というふたつの側面から、リズムの理解についてアプローチしてみた。

音楽塾もそろそろ実際の演奏法に入っていきたいと思う。
終わってから「即興ってこんなに楽しいし、難しくかんがえる必要はないんだよ」ということのデモンストレーションをしてみる。
とたんにみんなピアノにむらがって遊びはじめた。
そうそう、音楽は遊びから始めなきゃね。