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2011年10月14日金曜日

どうすれば朗読で多彩な表現ができるようになるか

なんとか寝込むことなく風邪をクリアしました。と思う。まだ油断できないけど。
 一番つらかったのは喉の腫れかな。発熱もこの喉の炎症が原因だったのかもしれません。
 昨日は午前中から現代朗読の朝ゼミ。11月3日のげろきょ祭りに向けて、朝ゼミメンバー7人で宮澤賢治の「なめとこ山の熊」を準備しています。昨日はその最終シナリオを作るために、読み分けと動きの仕込み。ここに至ってまだ配役(だれがどこを読むか)が決まっていない、というのは、現代朗読の特徴でもあります。自分がどこを読むかわからないまま、どこを読むことになってもいいように、作品全体を自分のものとしていけるように読みこんでもらいます。
 今回はいつもより読み込みが足りない! という野々宮卯妙の指摘が出てきて、みんなで気を引き締めなおしたところです。でも、おもしろいものになること、間違いなしです。

 午後は昼ゼミ。「夢十夜・第三夜」「三年めの第一夜」「二匹の冒険」など、やはりげろきょ祭りの演目を中心に稽古。にぎやかになってきました。私もシナリオ、演出案など、やらなければならないことがたまってきました。

 夜はビデオゼミ。Google+のハングアウトを使ったビデオチャットも少し慣れてきて、スムースにつながりました。
 たるとさんから、朗読で多彩な声や表現をするにはどうしたらいいのか、という質問を受けたので、お答えしました。そのメモをたるとさんが日記で公開していたので、ここで引用させていただきます。

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どうすれば幅の広い 多様な表現ができるかを先生に聞く
先生いわく

自分の発する声を よーく観察しなさい
自分が 子供をしかるときの声
久しぶりに友達と会って 大騒ぎするときの声
いろんなときに発する自分の声を よく観察しなさい

と 言われました

けっこう いろんな声を発しているはずで
それが いざ 朗読となると まったく固まった表現になってしまう

だから そういう いつもより違った声を出したときに
じっと自分の声を観察して それをすぐに使って本を読んでみる

そういう訓練をしなさいと言う


なるほど 演劇ではないので 作るものではない 
作ったものじゃない自分の声 自分の表現

それを ひとつずつ拾い集めて 朗読の引き出しを作ればいい