数日前のことでしたが、NHKの朝の番組「あさいち」で各地域の家庭の食事の放射線量をかなり厳密に測定する実験を紹介してました。
各家庭の1週間の食事を、それぞれ一人分ずつ余分に作ってもらって、それを丸ごとミキサーにかけて大学に送り、かなり精密に放射線検査をしていたのです。
なかでも注目だったのは、福島県郡山市に住んでいる家族で、10か月の赤ちゃんがいます。にも関わらず、この家庭では被災地の農業者を支援したいという気持ちから、なるべく地場で採れた食品を使っているのです。赤ちゃんがいるのに、とちょっとびっくりしましたが。
しかし、まあ、それらの食品は国が定めた基準値を超えた値は出ていないということで、出荷されて市場に出回っているわけですが。
で、その測定結果です。
これまたびっくりしたことに、すべての食事について放射線は測定できるほどの値は出てこなかった。つまりすべてゼロだったんです。
それ以外には、札幌や東京など、検出された場所もあります。
国の暫定基準値が牛乳で200ベクレル、その他野菜など500ベクレルと定められていますが(この基準値についてもさまざまな意見がありますが)、食事から検出された値で最も高かったのは目黒の家庭で、セシウム137が約9ベクレル(8.97ベクレル)という値でした。
番組の概要はこちらにあります。
ベラルーシの基準値なども掲示されていて、けっこう参考になります。