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2020年2月28日金曜日

小説家の原稿用紙としてのエディター「OmmWriter」

最初期の一太郎からはじまって、数え切れないほどのワープロやエディターソフトを試してきた。
ワープロ専用機を何台か使ったこともあるが、コンピューターソフトのほうが好きだった。

いまでも定番の「Emacs」や「秀丸エディタ」、「MIFES」「VZエディタ」から「WZエディタ」と渡りあるいて、現在はMacBookにいくつかのテキストエディタがインストールしてあって、シチュエーションに応じて使い分けている。

ほかにもアウトラインエディタやノートアプリも便利に使っている。
「Evernote」や「Scrivener」などだ。
縦書き表示ができるエディタも増えてきていて、定番のワープロソフトであるWORDも日本語表示が充実してきた(あまり使わないけど)。

ブログの記事など、なにかまとまった文章を書くときは、いまもそうだが「OmmWriter」というソフトを立ちあげることが多い。
けっこう前からあるソフトで、現在はAppStoreからダウンロードできるようになっている。

立ちあげると、文字入力だけのシンプルな画面があらわれ、それ以外のものは隠されてしまうのだが、シンプルといってもちょっとした工夫がある。
背景画像をいくつか選べるようになっていて、そのどれもとてもシンプルだったり、寒い風景だったりする。

BGMも設定できて、ミニマルな静かな音楽や、環境音がいくつか用意されている。
これがまた執筆への集中をうながしてくれるのだ。

必要最小限の情報は、カーソルを動かすとごくごく控えめに現れる。
たとえば入力枠の一番下のところに、入力文字数がさりげなく表示される。
このテキストだと、現在730文字。

マルチタスクが好きで、得意でもある私だが、身体がしんどくて集中力が減退しているところは、やはりシングルタスクで静かに自分のことばと向かいあいたい。