ページ

2019年7月23日火曜日

春野亭日乗 7月22日(月)ぷりぷりスパゲティ、がんの治験を受けることにした

早起きして(5時半)、午前中はルーティンワーク。
昼にぷりぷりエビとブロッコリーのスパゲティを作る。
おいしくできた。

午後は月に一回開催している春野亭での韓氏意拳講習会だったが、がん研有明病院での診察の予定がはいっていたので、会場を駒井先生にお任せして、私は出かける。
中央線で新宿まで、埼京線で国際展示場駅まで。
すいている時間帯だったので、ずっと座れた。編物をする。エコアンダリアのバッグのあたらしいやつ。

がん研有明病院では、今後の治療内容や日程についての説明を、担当医とコーディネーターから聴いた。

「がん部位の摘出手術はできない」
「根治は不可能」
「治療は余命を長くするため」
ということを明確に示されていたので、私のニーズとしては、
「がんを受け入れ、現在の健康で活力のある状態の日々をつづけ、がんと付き合っていくこと」
である。

最初は治療もしないことに決めていたが、このまま治療をしないでいるとどうなるんですか、という質問に各病院の医師はそれぞれが同様の答えだった。
「まもなく食道がふさがって食事ができなくなります」
身体は元気なのに、食事ができないのはちょっと困る。
食道を拡張するか、がんを放射線などで叩くか、なんらかの処置が必要になる。
どうせ処置が必要なら、いま担当医から「つよく勧めます」と提示されている治療法をいちど受けてみるのもいいかな、とかんがえが変わった。

その治療法というのは治験治療で、3種類くらい方法があって、そのどれが適用されるかははじまってみなければわからない。
治験なのでデータを取るために3種類の治療法を患者に均等に割り振るらしいのだ。
従来の標準治療が割り当てられる可能性もある。

いずれにしてもまずは受けてみて、いまの生活のクオリティが下がるような副作用があったり、効果が認められなかったら、ただちに中止する。
それが可能であることは病院側も保証してくれている。

治験のための予備検査はすでに終わっている。
あといくつか検査が残っているが、それは来週受けることになった。
その後、8月の頭に数日間もしくは1週間程度の入院をして、最初の治療がスタートすることになる。

そんなざっくりした予定が決まった。

病院から帰ってきたら、韓氏意拳の講習会は終わっていたが、駒井先生と参加者がまだ話をしていた。
私も加わり、いろいろと楽しい会話をさせてもらった。

そのあと、理子ちゃんが焼きたてのパンを持って来てくれた。
理子ちゃんとまたいろいろ話す。

マインドフルで大切な時間で毎日がぎっしりと埋まっていて、まさに私はいまを生きているのだという実感がある。