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2019年3月16日土曜日

フライブルク大聖堂、絵葉書のような街並、ビアホール

なおみさん、Sくんと3人で、フライブルク大聖堂で待ち合わせる。
天気はだいぶ回復して、雨はほとんどなくなったが、風はあいかわらず強い。
吹きとばされそうになる。

大聖堂は度肝を抜く過剰な物量と装飾のゴシック建築で、日本の巨大寺院のような木造の建物とは全然違った質感で圧倒してくる。
1200年から建てられはじめて、最初はロマネスク様式だったのが、しだいにゴシック様式となり、最終的には19世紀に完成する。

開放されていて、だれでも無料でなかにはいることができる。
今夜はここで20時からおこなわれる無料イベントをのぞいてみることになっていた。
その前に腹ごしらえをと、近くのビアホールに案内してもらった。

行ったのは Martin’s Brau という大きな店で、大人気。
地階、地下、一階ともほぼ満席。
なんとか地下の階段下のテーブルに座れた。

店ビールと料理をたのむ。
私が頼んだのは、骨付き肉のグリルに、スライスしたジャガイモを焼いたのが付いたもの。
かなりのボリューム。
実際、お腹いっぱいになったし、おいしかった。

大勢の客がそれぞれの席でしゃべりまくり、飲みまくり、食べまくりで、こんな風景は日本ではあまりお目にかかれない。
雰囲気も味わえて、大満足しながら、大聖堂にもどる。

途中の街並はまるで絵葉書か絵本に出てくるような風情。

大聖堂ではちょうどイベントが始まったところだった。
なおみさんの解説によれば、「美」をテーマにしたテキストの朗読と、コーラスやオルガン演奏の会ということだった。

教会のイベントということで、おごそかな雰囲気を想像していたのだが、実際にはかなりフランクな感じで、客もあちこち移動しながら見てまわったりできる。
私もドイツ1でかいキリストの物語を織りこんだ絨毯がかかっている一番前まで見物に行ったりした。
オルガンを弾いているおにいさんは、オルガニストというより、ジャズプレイヤーで、気さくな曲を巨大なパイプオルガンを使って演奏していた。

明日、もう一度このあたりに来て、博物館や美術館も観たいし、大聖堂の塔にも登れるらしいので、鐘がなるちょうど正午をめざしてみようと思っている。
天気が回復してくれるといいな。