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2018年10月5日金曜日

いまいるこの場所でだれかの役に立てるということ(たとえいつもの場所から遠く離れていたとしても)

親戚の葬儀が終わった。
親しい人、ひさしぶりの人、まったく知らない人、たくさんの人がそれぞれの思惑で出入りしたり、動きまわったり、話したり、泣いたり笑ったり。
亡くなったのは私が若いころから親しくしていて、世話になったこともある人だった。
今年の春くらいに末期ガンであることがわかって、闘病生活を送っていたのだが、その若さゆえか進行が思いのほか早く、半年足らずで亡くなってしまった。
67歳。

葬儀ではマインドフルネスを心がける。
その場にいつづけること、自分と他者に気づきつづけること、亡くなった人はもうそこにはいないけれど、亡骸を通じて彼の存在を感じつづけること。
自分のなかの悲しみと忍耐、残された人たちへの慈しみを感じつづけること。
走りまわる子どもたちの存在を感じつづけること。

葬儀が終わり、一夜明け、落ちついたところで、望まれていた個人セッションをオンラインで応じる。
ここでもマインドフルネスを心がける。

自分と相手の息づかいを感じつづける。
いきいきさを感じつづけ、相手の役に立ちたがりすぎる自分のはやる気持ちを落ち着かせるために深く息を吐く。

いつも場所を遠くはなれていても、いまいるこの場所でだれかとつながり、役に立てるというのは、本当にうれしいことだと思う。

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