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2018年6月27日水曜日

音読ケアで取り上げたテキスト、唱歌「海」の歌詞

昨日の午後は、富士見台の高齢者介護施設で、毎月恒例の音読ケアをおこなってきた。
こちら、もう五年以上つづいているはずだ。
参加されるみなさんもおなじみの方が多い。
一方、こちらから参加する音読トレーナーは、新人が多く、よい研修の場となっていて、ありがたい。

昨日取り上げたテキストは唱歌「海」の歌詞。
音読療法では参加者や場の目的に応じてさまざまなテキストを用いるが、ここでは季節にからんだ唱歌の歌詞を使うことが多い。
「海」はつぎのような歌詞だ。

 松原遠く消ゆるところ
 白帆(しらほ)の影は浮かぶ
 干網(ほしあみ)浜に高くして
 かもめは低く波に飛ぶ
 見よ昼の海
 見よ昼の海

 島山闇に著(しる)きあたり
 漁火(いさりび)光り淡し
 寄る波岸に緩くして
 浦風軽(かろ)く沙(いさご)吹く
 見よ夜の海
 見よ夜の海

夏の海の風景をいきいきと感じながら、みなさんといまこの瞬間の命を味わった時間だったた。

音読療法を用いたイベントは、明日夜、池尻大橋の〈アカシデカフェ〉で音読カフェを開催するほか、今週末の土曜日・30日にはボイスセラピー講座を国立春野亭で開催する。
どちらも参加歓迎。

駒場の住宅街の一角の、隠れ家のようなステキ空間「アカシデカフェ」にて、月1回の音読カフェを開催します。声をだす楽しさ、よろこびを味わいつつ、コアマッスルを鍛え、免疫力をあげていくレッスンです。毎月第4木曜日の19時半〜21時半。

呼吸や声を使って自分自身や身近の人を癒し活力を養うボイスセラピーの概要を学び、身につけるための講座です。この講座の受講修了が音読トレーナーの資格取得講座の受講要件となります。6月30日(土)14時からJR国立駅徒歩5分の会場にて開催。