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2018年2月22日木曜日

疲れない車の運転法

「ちょっとなにいってるかわかんない」
というサンドイッチマンのギャグがあるけれど、以下の文章のなかにはそういう部分があるかもしれない。
「よくわかんないけど、なにをいってるのか知りたい」
という方は、私がおこなっているワークや勉強会のどれかに参加してみてください。
直接ご説明いたします。

昔から車(にかぎらないけど)の運転は好きで、苦ではなかった。
昨年、母が施設に入所したので(その後他界)、実家の乗用車が使われなくなり、せっかくなのでと私が使うことにした。
北陸の実家と東京との往復に、それまでは電車と飛行機を乗りついでいたのだが、ドアツードアで車で移動することにした。

片道500キロくらいある。
高速道路を使って5時間、休憩をはさんでゆっくり行けば6時間、渋滞があったり回り道をすると8時間くらいかかることもある。

疲れないかと訊かれることが多いのだが、これがあまり疲れないのだ。
もちろん疲れない運転にはコツがある。
長年かかって獲得してきた疲れない運転法を、ちょっとだけ紹介したい。

ベースになっているのはアレクサンダーテクニークという身体操法と、韓氏意拳という武術。
それらを自分なりに工夫して、いまの疲れない運転法になっている。

(1)頭が自由になっていること

頭(頭蓋骨)が頚椎の上で微妙なバランスを保ち、身体に押しつけられず自由になっていると、身体全体の働きが楽になる。

(2)身体全体、とくに下半身が活きていること

シートに座っている姿勢ではあるが、固定されてかたまっているのではなく、どこか部分的に力んでいるところもなく、全体が行き渡っていること。

(3)肘が下を向いていること

ハンドルを持った腕の肘の先端が、下を向いている感じがあるかどうか。
それがあると下半身が見えやすく、活きやすくなる。

(4)すこしでも疲れを感じたら、無理せず休憩や仮眠を取ること

こういったことを心がけることで、8時間にわたるような長時間の運転でも楽に乗りきることができるばかりか、運転後にも疲れを残すことはほとんどない。