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2017年7月18日火曜日

オーディオブックを作りましょう(表現作品としての)

現代朗読ゼミでは、朗読表現に関するさまざまな研究やトレーニングをおこなっているが、オーディオブックの収録や製作のことも扱っている。
オーディオブックの収録や製作に興味がある方も、まずは体験参加してみてほしい。

直近でオーディオブック研究におこなうゼミ日程は以下のとおり。

 7月24日(月)19:30~21:00

くにたちの会場に直接来れない方は、このオーディオブックのシリーズのみ、オンライン参加も可能。

オーディオブックとは小説、エッセイ、詩、ビジネス書、童話など、文字に書かれたものを朗読し、それを録音してコンテンツ化したもののことをいう。
一般的にはそれらはCD物販だったり、オーディオデータとしてネットコンテンツとして販売されていたりする。

私・水城はもともとアイ文庫という会社のプロデューサーという立場で数多くのオーディオブックを製作してきた(している)。
その際、一貫して大切にしてきたことは、オーディオブックはたんなる「情報コンテンツ」ではなく、朗読者(製作者)の表現作品という側面があるということだ。

朗読ゼミでオーディオブックをあつかう際も、たんに内容が正しく心地よく伝わるものではなく、読み手の個性・存在がいきいきと伝わる朗読作品をめざすということだ。
そこには「じょうず/へた」や「正しい/正しくない」という評価は介在しない。
あるのはただ、読み手の存在が/読み手の生命活動がいきいきと伝わってくるかどうか、ということだけだ。
そしてもちろんそれは結果的に、作品の内容もいきいきと伝わることにもなるのだが。

いずれにしても、朗読者がいかにいきいきと自分自身につながり、その瞬間瞬間の生命のダイナミズムを表現していけるか、ということにおいて、目の前にライブでオーディエンスがいるのか、あるいはマイクが目の前にあるのかの違いだけで、内容はおなじことなのだ。

もっとも、オーディオブックを作るにあたっては専門知識もある程度必要なので、それは適宜お伝えしていこうと思う。

オーディオブックとはなにか。
ネットコンテンツと(CDなど)物理媒体としてのオーディオブックはどう違うのか。
作品選びはどうすればいいのか。
オーディオブックのための訓練はどのようにすればいいのか。
オーディオブックを自分の表現作品とするための心得は?
必要な機材は?
配信方法は?

まったく経験のない方、そもそも表現をやったことのないような方も大歓迎。
まずはいっしょにチャレンジを楽しみましょう。

7月開催:現代朗読ゼミ(7.24)
いまこの瞬間の自分自身をのびやかに表現することをめざす現代朗読ゼミ、7月の開催は24(月)19時半/27(木)10時半/29(日)10時半、いずれも約2時間。