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2017年5月10日水曜日

田舎に移住する方あるいは在住の方におすすめ

5月7日(日)は国立・春野亭で音読カフェをおこないました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

音読カフェは音読療法の音読ケアワークを使って、日頃の心身の健康を促進したり活力を向上させたり、あるいは介護予防をおこなうもので、ワークだけでなくお茶を飲みながら健康や生活の気がかりについて気軽に聞き合うことができる場です。
もっとも、今回参加のみなさんは介護予防というには若い年齢の方ばかりでしたが。

若い方にも音読療法は役に立ちます。
自分自身以外にも、音読療法を使ってほかの人の役に立つこともできます。

参加者のなかに、近々、四国のほうに移住する計画のある知人がいました。
私も北陸の田舎に実家があるのでわかるのですが、地方はどこも急速な高齢化の波にもまれています。
住民の平均年齢があがっていく「だけ」なら問題はないのです。
問題は、高齢化した方々が、要介護者となり、地域の医療や介護の財政をいちじるしく圧迫していることです。

しかし、逆の見方をすれば、ここに仕事や雇用のチャンスが増えているともいえます。
若い人やまだ元気な人が介護職についたり、介護予防の仕事にたずさわったりする余地が急増しているのです。

四国に移住するという知人は、いろいろ調べて、地域おこし協力隊などの人材受け入れ制度があることを知ったといいます。
住まいも驚くほど安く提供されていたり、便宜がはかられているようです。
田舎はとにかく、若い人に移住してもらいたいのです。

もちろん、都市部で大企業の正社員としてもらえるような安定的収入が得られるわけではありません。
しかし、自然いっぱいの環境のなかで、静かに、のんびりと、自分のペースで人間らしい生活を送りたい、あるいは子育てしたい、という人には検討してもいい話ではないでしょうか。

地域おこし協力隊に応募してもいいし、農業や林業に関わってもいいでしょう。
自分で挑戦してみるのもいいでしょう。
元手はほとんどいりません。
そして、介護職や介護予防の仕事に関わるのもいいと思います。
地域への貢献であり、なにより住民に必要とされていることです。
田舎で社会貢献しながら、人々とのおだやかなつながりのなかで野菜を作ったり、ミツバチを飼ったり、山菜を積んだり、ときには都会の友人たちの訪問を受けたり。

介護の資格や、介護予防ワークに使える音読療法の資格(音読トレーナー)を取得するのも、地域の予算措置を利用する手があります。
たとえば、どの自治体にも「ふるさと人材育成事業」があり、人材育成のための予算が確保されていますが、それを利用して資格取得のための講習費、交通費、滞在費をまかなうことができるでしょう。

興味のある方は一度行政に相談してみるといいと思います。
その際、もし必要な書類や実績などの資料があれば、音読療法協会がサポートできます。
こちらにも気軽にご相談ください。

音読トレーナー養成講座合宿(5.26-28)
介護予防に最適な音読療法ワークを指導する「音読トレーナー」の資格を取得する2泊3日の合宿形式の講座を5月26日(金)夜から28日(日)の三日間にわたって、JR国立駅徒歩5分の会場で開催します。