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2017年4月14日金曜日

にぎわった実家音読カフェ

毎月、北陸の実家への帰省時に開催している実家のリビングでの音読カフェを、昨日も開催しました。
毎回参加してくれるリピーターの人と、初参加の人二人、私もいれて七人での開催でした。
昨年末からはじめて、だんだんにぎやかになってくるのがうれしいです。

おおげさかもしれませんが、ちょっとしたコミュニティの感ができはじめています。
多くの地方がそうだと思いますが、私の田舎も高校を卒業した若者はどんどん都会へ出ていき、帰ってきません。
高齢化が進展し、街もさびれ、人口減少に歯止めをかけることができません。
残っている人たちは多かれ少なかれ、寂しさを感じています。

自分たちが集まる場所といえば、行政がやっているカルチャーサービスとか、温泉施設とか、プールとか、ショッピングセンター。
それもどんどん寂れていってしまいます。

私の街には公民館でヨガ教室をやっている若い先生がいます。
そこに参加する人はけっして多くないんですが、地域のなかでもある意味の意識のある人たちのように見えます。
畑を借りて無農薬で野菜を作ったり、山歩きを楽しんだり、お茶を習ったり、と田舎での生活をせいいっぱい楽しもうとしているような人たちです。
そういった人たちが、なにか自分の心身の健康に役立つことをしたいと思ったり、そういう人たち同士でつながって話をしたいと思っても、なかなかそのような場がないようです。

音読カフェはそういった人たちに喜んで受け入れられる、一種のコミュニティの場となるチャンスかもしれません。

呼吸法による心身の調整や健康法からはじまって、文学作品や唱歌の歌詞を音読したり群読で楽しんだりという知的なトレーニングがあったり、共感的コミュニケーションをベースにしたお互いにさまざまな日常の話や悩みを聞き合う時間があったり、ひょっとしていまの田舎や地方都市が必要としているある種のことを提供できる場になっているような気がします。

このような場は、音読療法を学んだ人ならだれでも作れます。
自宅や、実家のリビングを使って、何人か集まればいいのです。
高齢になって、できれば介護予防にいそしんで元気なまま齢を重ねてもらいたい自分の親も巻きこみたいところですが、すぐにはそれが難しくても、
「お茶出してくれない?」
とか、
「近所の知り合いに宣伝してね」
という協力を頼むこともできます。
きっと喜んで協力してくれることでしょう。

昨日参加してくれた人は、全員、
「つぎはいつ?」
と聞いてくれました。
まだ決まっていなかったのでみなさんの都合を聞いて日程を決めました。
全員がまた参加してくれる気まんまんなのがうれしいです。
私もまた次回、みなさんにお会いできるのがとても楽しみです。

ボイスセラピー講座@国立(4.22)
呼吸や声を使って自分自身や身近の人を癒し活力を養うボイスセラピーの概要を学び、身につけるための講座です。この講座の受講修了が音読トレーナーの資格取得講座の受講要件となります。4月22日(土)10時からJR国立駅徒歩5分の会場にて開催。